〜〜〜  さ つ ま 市 1 泊 の 旅 〜〜〜 

《 平成20年3月15日〜16日 》 


〜3月15日・土曜日〜

 2月は何かと用事が多く、結局、霧氷の山には登らないままで3月を迎えた。従って、3月には2山踏破するために1泊での計画を立て、 鹿児島県串木野市まで足を伸ばすことにした。
 串木野には徐福伝説で有名な「冠岳」があり、近くのさつま町には「紫尾山」がある。このさつま町は、かっての「宮之城町」、「鶴田町」、「薩摩町」の3町が平成17年3月に合併して誕生した町である。新たな町となって、観光にも力を入れているようだ。

 5時半過ぎに自宅を出発、40分に愛宕ICから都市高速へ、6時54分益城熊本空港IC(119km)で乗り換え(1,350円)、更に8時21分にえびのICでも乗り換え(1,350円)て、今回は2回フルに通勤割引を効かす。(途中、えびのPAにて15分休憩)
 8時50分に加治木ICで高速を降りて、一般道を走る。県道42号線、同39号線を走り、市比野温泉を横目に見ながら進むと、やがて冠岳方向へ右折の案内があったので、それに従って右折 し、ふれあい林道を走っていく。冠嶽園、冠岳神社の横を走り、しばらく林道を登っていくと右手に駐車スペースがあり、3台の車が止まっていた。ここが登山口になるが、先に展望公園にある 徐福像を見に行く。10時ちょうどに展望公園に着いた。

 冠岳を背景に徐福像を写真に収める。泰の始皇帝の命により、不老不死の薬草を求めてはるばる日本まで来て探し回ったのか、日本各地に除福伝説が残されている。ここ冠岳は、この徐福さんが自分がかぶっていた冠を山にかぶせたということでこの山の名前がついたとのこと。

 10時14分に登山口まで戻り、準備を整えて10時25分に登山開始。以下、
冠岳登山紀行へ。

 12時29分に下山、山の支度を解き、軽装になって35分に出発、43分に林道入り口にある「冠嶽園」の駐車場に車を止めた。
 ここ「冠嶽園」は、中国風に仕立てられた独特の風情を持つ庭園である。 中でも高台にある「望嶽亭」は、中国で製作した製品を中国人の技術者がここで組み立てたものであり、文化交流のシンボルとされている。春を感じさせられる陽だまりの中をゆっくりと散策を楽しむ。

 13時13分に出発、旅館に入るにはまだ時間が早いので、地図をにらんでいると旧樋脇町(現薩摩川内市)に「焼酎資料館」というのがあるのが目についたので、ここに向かう。 
 13時32分着、日本初の焼酎資料館とのことであるが、ここは田苑酒造の蔵元であった。旧酒蔵を資料館にしているために独特のふんいきをかもし だしている。一方の片隅には 「田苑酒蔵サロンコンサート」との看板も下がっていた。
 販売コーナーには各種の商品が並べられているが、本日販売の焼酎でこの資料館とネットでの販売限定という「薩摩焼酎・島津藩」を1本購入する。

 13時53分出発、すぐ近くに「樋脇・道の駅」があったので立ち寄る。鉢植えの植物もあったので、これを3鉢購入する。 4つ葉の小さなクローバも購入した。

 14時13分出発、まだ時間があるので、宮之城にある「伝統工芸センター」に立ち寄る。ここは入場は無料で、主に竹細工の製品が数多く展示されている。 見事な製品もあり、十分に楽しめる。

 15時08分出発、15時を過ぎたので、これから旅館に向かう。30分に「旅館しび荘」に着いた。
 この紫尾温泉では最も古い旅館とのこと。 旅行を計画する時に、紫尾温泉か宮之城で宿泊しようと、インターネットで旅行社の宿泊案内を探してみると既に満室状態、よって、旅行社契約以外の宿を探すために旅行案内本を見ていると、この旅館が紹介されていたので、直接電話で予約した。
 旅館に入ると、美人のおかみさんが出迎えてくれた。(写真掲載了解済み)

 早速浴衣に着替えて露天風呂に入る。入浴中との表示をしていると貸切状態になる。 まだ日が高いために、たっぷりと楽しめる。風呂から上がって、旅館のすぐ前にある紫尾神社に参拝にいく。

 夕食は、かなり豪華で、料金(1泊2食で8,600円也)からは思いもよらない料理の内容であった、シシ鍋があり、モミジ刺しがあり・・・。デザートに干し柿が出されたが、これが一口も入らないほどの満腹感であった。 


〜3月16日・日曜日〜

 朝、カーテンを開けて外を見ると霧が一面にかかっている。地面が濡れているようなので、天気がよくなるのかどうかがわからない。 そういえば、ここ紫尾という名前は、紫の瑞雲が麓まで尾を引いていたことからの命名であり、よく霧がかかる土地柄なのか。

 朝食を済ませて、8時40分に出発、美人のおかみさんが表まで出てきて見送られていた。車の中で頭を下げて、これから紫尾山登山口に向かう。

 まだ視界が極端に悪い。霧の中、328号線を走っていると、登尾で「紫尾山登山口」との案内が左手にあったので、案内に従って左折していく。またしばらく走っていくと、「千尋の滝入口」との案内が 目に付いたので、右折していく。9時ちょうどに「紫尾山ふれあいの森」登山口に着いた。ここには登山口との案内表示はないが、山のガイドブックで見た「山ヒルに注意」との看板があった。

 1台鹿児島ナンバーの車が止まっているのみである。支度を整えて登山開始。以下
紫尾山 登山紀行へ。 
 
 13時25分に下山。軽装になって35分に出発。ナビをセットし、これから「曽木の滝」に向かう。14時24分に滝に着いた。
 食事をとらないままでここまで来たので、おみやげ店の一番奥にある食事所に入り、そばを食べる。外には次から次に観光バスが来ている。

 滝を見に行く。昔、出張の際に立ち寄って以来のため、数十年ぶりになるが、女房は始めてとのことで東洋のナイアガラに感激していた。

 滝を見て、かっての発電所の水路を利用した、「洞窟きのこ園」に寄っていく。入園料は300円也。昔、水力発電所の水路の点検のため、狭くて暗い中を延々と歩きまわったのが懐かしく思い出される。きのこ狩りコーナーでしいたけを10個程度もぎとり、出口で200円を支払う。

 15時40分出発、これから一路帰路につく。268号線を走って、えびのICから高速に入る。16時35分えびのIC通過、17時50分に益城熊本空港IC通過、19時4分に大宰府ICを通過、25分に愛宕ICから降りて30分に自宅に着いた。


 


【 タイムスケジュール 】 

《1日目》  05:35自宅発〜06:45益城IC通過(119km)〜えびのPA・小休止〜08:21えびのIC(220km)〜08:50加治木IC(256km)〜市比野温泉〜10:00冠岳展望公園着〜10:14冠岳登山口着〜 登山開始〜12: 29下山〜12:35発〜12:43冠嶽園(316km)〜13:13発〜13:32田苑「焼酎資料館」見学〜13:53発〜「道の駅・ 樋脇」着(330km)〜14:13発〜宮之城「伝統工芸センター」立ち寄り〜15:30「旅館しび荘」着(360km)
 
《2日目》  08:40旅館発〜328号線〜09:00「紫尾山ふれあいの森」登山口着(373km)〜09:10登山開始〜13:25下山〜13:35出発〜14:24「曽木の滝」着(410km)〜15:40発〜268号線〜16:35えびのIC通過(448km)〜17:50益城IC通過(547km)〜19:04大宰府IC通過(646km)19:30自宅着(668km)