〜〜〜  指 宿 ・ え び の 高 原 の 旅 〜〜〜 

《 平成20年10月11日〜12日 》 


〜10月11日・土曜日〜

 今年の秋の3連休は台湾旅行に行こうかと計画していたが、台湾は台風の直撃を受けることが多いので、秋台風の季節である時期は止めて12月に行くことにした。
 このため、真夏は小休止していた九州百名山登山に切り替えることにし、1泊で行くならば遠方にということで薩摩3山を踏破することとした。指宿へは平成14年ドライブ旅行以来6年ぶりになる。

 5時5分に自宅を出る。まだ暗い。

 先日、ブラリと下関にふぐを食べに行こうと高速で行った時に、高速料金は「割引」との表示がされていた。このため、インターネットで調べると、現在、ETCによる高速料金は朝夕の通勤割引以外に、休日昼間も100km以内は半額に割引され、しかも1日2回まで可能で、このサービスは9月20日から始まり、緊急総合対策導入時までの適用とのこと。
 このため、太宰府ICから鹿児島ICまで直行した場合と割引適用との高速料金を比較してみると、直行ケースで5,850円、太宰府ICから100km以内の益城熊本空港IC、更にえびのICで乗り換えた場合、総計で3,700円となり、2,000円以上も差があることがわかった。このためフルに適用を受けるように2回乗り換えることにした。

 また、今回の旅行に当たって、インターネットで旅行代理店サイトに入りこみ確認するも、3連休のため空室がない。このため、観光協会サイトに入り、旅行代理店がからんでいない民宿サイトを確認する。砂むし会館「沙楽」の目の前にある民宿「せきちょう」にまず電話をいれてみると宿泊OKとのこと。1泊2食で6,450円也。これに追加料理として「黒豚しゃぶ」を頼む。これが1,500円也。今回は砂むし会館での砂湯を計画していたので、最も便利な宿が確保できた。

 九州道を2回乗り換えて、桜島SAに着いた時には9時少し過ぎていた。ここで小休止する。「こんがりコロコロ」という鹿児島黒地鶏を田舎味噌と黒酒に漬けたやきとりがいい匂いを振りまいていたため、これを1パック500円で購入する。味にこくがあり、身も柔らかく、おいしい焼きとりである。ビールが飲みたくなるが我慢する。

 9時24分に鹿児島ICを通過し、指宿スカイラインへ。料金所で310円払って、谷山ICで降り、県道20号線で一路金峰町へ向かう。立派な2000年橋を渡り、狭い林道を登って行き、10時過ぎに目指す駐車場に着く。車が多数止まっており、双眼鏡をかかえた人が大勢おられた。何をされているのかと聞くと渡り鳥を観察しているとのこと。

 準備をして金峰山登山を開始する。以下「金峰山登山紀行」へ。

 下山して、11時10分に林道を戻り、笠沙町にある野間岳を目指す。カーナビが何故か黒瀬経由で案内したため回り道をしたようである。それでも無事、12時34分に野間神社駐車場に着いた。 先客は1台のみであった。ここで準備して、登山を開始する。以下「野間岳登山紀行」へ。

 14時10分に下山し、これから指宿に向かうが、途中にある「杜氏の里」に立ち寄ることにする。ここは有名な黒瀬杜氏に関する展示館である。14時50分着、入館料300円を支払って入館する。ここ黒瀬では明治時代に焼酎づくりが始まり、その後九州一円の酒造場へ黒瀬杜氏として焼酎造りに活躍してきたとのこと。会館内は独特のにおいが立ちこめていた。
 即売コーナーもあったので、「黒瀬杜氏」というそのままの名前の焼酎4号瓶を1,400円で購入する。

 15時17分出発、一路指宿を目指す。16時52分、指宿「砂むし会館」前に着いた。民宿を探すと、少し戻ったところに目指す民宿の看板があった。一応部屋に落ち着いて、直ぐに 目の前にある砂湯に行くことにする。風呂上がりはやはり浴衣がけがいいので、民宿のおかみさんに「砂むし会館」へは民宿の浴衣を着て行ってもいいかと聞くとOKとのこと。早速浴衣に着替えて砂むし会館に向かう。料金は 900円也。ここで浴衣を貸してくれて、この浴衣のみに着替える。ちなみにタオルは別料金のようで、記念タオルというのが100円で販売されている。

 海岸への階段を降りて、砂湯に入る。身体の上にかけられた砂が重く感じる。十分に汗もかいたが、いつまでも声がかからないので、そろそろ出るかと女房と打ち合わせて出て、時間を確認すると25分も経っていた。入り口には20名程度の待ち行列ができていた。

 お風呂で砂と汗を流して、また民宿の浴衣に着替えて、ロビーで待つ。売店を覗いてみると、山川漬けの漬けものセットがあったので女房の知り合いのおみやげに購入してやる。ついでに 「規格外のため格安にしています。」との表示があって、マンゴーが2個で1,500円であったので、これも購入する。やがて女房が上がってきたので、連れだって民宿に戻る。

 夕食は民宿の食事といった感じで特に豪華さはなかったが、黒豚しゃぶを追加していたので、これが豪華であった。しゃぶ用の肉の量も多く、ポン酢味のみでは寂しいのでごまだれでも味わう。肉のうまみが口一杯に広がる。よって焼酎がすすむ。


〜10月12日・日曜日〜

 
今日は開聞岳に登るので朝が早いため、朝食 に替えて山頂で食べるおにぎりを頼んでいたら、朝食料金はとらず、おにぎり代として1個100円、4個で400円いただくとのこと。何とも良心的な女将さんである。少しチップとして余計に支払う。

 しかしながら、朝食を食べないままというのも元気がでないので、途中コンビニに立ち寄り、小振りの弁当を2個購入する。結局、この弁当を山頂で食べることにし、おにぎりは登山前に 食べることにした。

 7時47分に開聞岳山麓駐車場に着いた。ここで準備を整え、開聞岳を見上げながらおにぎりを食べる。朝のすがすがしい空気の中で格別おいしく感じる。8時ちょうどに登山開始、以下「開聞岳登山紀行」へ。

 下山してきたのは13時50分、汗で濡れたシャツを脱いで軽装になって、出発する。

 池田湖で小休止、ここから見る開聞岳もいい。少し周辺を車で回って、指宿スカイラインへ。一路帰路につく。 ちなみに指宿スカイラインの料金表を確認してみると、鹿児島ICから山田ICまでは310円也、山田ICから谷山ICまでは無料、谷山から頴娃ICまでは620円となっていた。

 また桜島SAに立ち寄り、ここでも「こんがりコロコロ」の焼き鳥を食べ、ガソリンも補給する。

 昨日と同じように2回高速を乗り換えて、18時17分、北熊本SAに到着。ここで夕食をとることにする。駐車場も売店内も人が多い。さすがに秋の行楽シーズンである。二人で軽めの夕食を済ます。

 18時40分出発、道路案内によると鳥栖ジャンクション周辺が混雑しているようだ。確かにジャンクション手前でノロノロ運転になった、事故車がいるようだ。しばらくはこの状態が続いていたが、事故現場を過ぎると一気に流れ出し 、20時16分に無事帰宅した。総走行距離は830kmになっていた。

 


【 タイムスケジュール 】 

《1日目》  0 5:50自宅発〜07:15益城熊本空港IC通過(119km)〜08:30えびのIC通過(220km)〜09:03 桜島SA着・小休止(270km)〜09:15発〜09:24鹿児島IC通過(284km)〜09: 38谷山IC通過(301km)〜10:09金峰山山頂駐車場着(320km)〜金峰山登山〜11: 07発〜12:34野間神社駐車場着(368km)〜野間岳登山〜14:10発〜14:50黒瀬・杜氏の里着(381km)〜15:17発〜1 6:52指宿民宿着(449km)〜砂湯会館「沙楽」・砂湯〜民宿泊
 
《2日目》  07:20民宿発〜07: 47 開聞岳駐車場着(464km)〜開聞岳登山〜14:07発〜14:20池田湖着・小休止〜15:01頴娃IC通過(503km)〜15:32谷山料金所通過(530km)〜 15:57桜島SA着(562km)〜16:53えびのIC通過(612km)〜18:02益城熊本空港IC通過(711km)〜18:1 7北熊本SA着・夕食休憩(725km)〜18:40発〜19:53太宰府IC通過(808km)〜20:16自宅着(830km)