【   開  聞  岳   】    924m

〜平成20年10月12日〜

 独身の頃に出張で指宿に来た時に、たまたま週末であったため、翌日開聞岳に登った。
 早いもので、あれから30数年が経過した。従って、懐かしい気持ちで再度の登山に挑む。

 天気はいい。昨日は山頂に帽子をかぶったように雲が覆っていたが、今日は雲一つなく、山頂も綺麗に見えている。開聞岳は九州百名山の一つというだけでなく、日本百名山にも名を連ねる名山であり、その山容は素晴らしい。

 8時10分にイベント広場を抜けて、舗装された道路を登っていくと10分ほどで2合目登山口に着いた。ここからが本格的な登山道になる。しかも有名な山にしては珍しく 、登山道はここからの1本しかない。
 登り口に成人は登りは150分、下りは90分とある。子供や老人は180分とのこと。久々の本格登山になるので、180分コースで登ることにする。

 8時36分3合目、8時50分4合目、9時7分5合目、ここまで駐車場から約1時間かかっている。5合目まではほぼ真っ直ぐに登ってきたが、これからは山に沿って右らせんで登っていくことになる。

 ここまで、鹿屋からきた4人の家族連れ(子供は小学校2年生の双子)と3人連れ(母親と娘さん2人)と抜きつ抜かれつしながら、合目の表示があるところで合流して小休止するという山登りになった。子供が最も元気がいい。

 5合目を9時12分出発、9時27分6合目、9時49分7合目、10時7分8合目、10時30分9合目、10時55分に山頂に着いた。 各合目の表示があるところで2〜3分づつお茶を飲みながら休憩してきたので、結局2時間45分かかった。

 山頂で写真を数枚撮って、岩の上に座り込み、さわやかな風にさらされながら、更に景色を楽しむ。眼下に池田湖が大きく横たわり、右手には長崎鼻から、指宿 温泉が広がり、左手には頴娃町の綺麗な海岸線が大きな弧を描いている。この景色を愛でながらリッチな食事にする。

 11時35分に下山開始、 まだまだ相当の人が登ってきている、さすがに日本百名山の山である。登る人に道をあけるために団体の場合は相当に待つことになる。登山者の中には外人もいたが、結構、普段着ぽいかっこうで登って来る人もいる。足が疲れるだろうと余計な気遣いをする。

 13時50分に無事下山してきた。2時間15分ほどかかったことになる。途中登ってくる人へ相当の時間譲ったことと、降りはじめの岩場が濡れていたため、すべらないように特に気をつけて降りてきたのでこれにも時間がかかったので、通常であれば2時間かからない程度であろう。  
 

 登り;2時間45分  下り:2時間15分