≪ 平成26年10月26日(日) ≫
5時半に起きる。ホテルの外はすっかり秋模様であった。
今日から夏時間が終わり通常の時間に戻るために、更に1時間戻す。
フランスでは3月の最終日曜日から10月の最終土曜日までが夏時間である。
8時にホテルを出発、これから神秘と奇跡の巡礼地モンサンミッシェルに向かう。モンサンミッシェルに近づくと、丘にそびえたつ見事な修道院が垣間見えだした。
途中、トイレ休憩2回で12時15分にモンサンミッシェルに着いた。
まずは馬車に乗って島を目指す。馬車は3台に分乗して出発する。馬の力強さに驚かされるが、のどかな日和の中を、カッポカッポとヒズメの音を立てながら馬車はゆったりと進んでいく。
12時55分に馬車を降りて、シャトルバスに乗り込み島へ渡る。
ここで解散となってそれぞれが昼食をとることになる。解散後にフリータイムであればいいが、また集合しての見学になるので、このような場合は昼食もツアーに組み込んでいて欲しいものである。
添乗員の清水さんと他計9人でラム肉の昼食とする。ここでも赤ワインが合う! 海水をかぶった牧草を食べて育ったここだけのラム肉ということで味わい深い。
ここで小生の旅行の楽しみ方を披露する。旅行の前の下調べもさることながら、帰ってからはホームページの更新や写真の整理、ビデオ編集で超多忙と話すと、皆一様に驚かれていた。
昼食後に修道院前を散策する。汗ばむような陽気で上着を脱いで手に持つ。地元のフランス人は半袖の人も多い。海を見下ろすと、ちょうど引き潮で、そこを団体で歩いて渡ってくる人々が見える。
15時20分に修道院入り口に集合し、現地ガイドさんとともに修道院の中に入っていく。
この修道院は、8世紀初めに、司教オベールが大天使ミカエル(フランス読みではミッシェル、ちなみに3大天使とはミカエル、ガブリエル、ラファエルのことでラファエルは旅の守護天使でもある。)のお告げによって建てたところ、岩山の周囲が海になったという。
海面から山頂まで152m、島の周囲は900m、14世紀の英仏百年戦争の戦火に巻き込まれないように城壁を築いたもので、18世紀のフランス革命時は監獄として使用された。現在は国立博物館となっている。
モンサンミッシェル湾の砂は定期的に掘り出されている。また島に戻すために、現在橋の建設中であり、この橋もほぼ出来上がっているが、堤防の撤去はいつになるのか?
16時過ぎにフリータイムとなって、海岸に降りてみる。砂は固く締まっている。海から見る修道院は威圧されそうなくらいに神々しい。
17時半に集合してシャトルバスで戻り、歩いてすぐ近くのホテルへ。
部屋の窓からモンサンミッシェルが見える。展望デッキに出て、日が暮れてライトアップされたモンサンミッシェルをビデオとカメラにおさめる。
夕食はここの名物のオムレツであるが、泡だてた卵の上に普通の卵焼きを乗せたもので、前菜として出された。
今日のホテルはシャワーのみでバスタブがない部屋があり、事前の案内と違ったので、クラブツーリズムから1ドリンクサービスするとのことで一同盛り上がる!
ホテルレストランでの食事なので、久しぶりにビールを飲むことにする。他のテーブルで、アップルワインを頼んだらボトルごと出てきたとのことで、そのボトルが回ってきた。喜んでおすそ分けをいただく。
明日は、朝日に輝くモンサンミッシェルが楽しみである。
※ ホテル : DIGUE
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