≪ 平成25年11月5日(火)・3日目 ≫ 


 6時に起きる。

 ネットで確認すると、楽天が優勝していた。星野監督も男冥利につきるといったところか。これで東北の方々も益々元気づけられたことであろう。 我が国のためには巨人よりも楽天が優勝してよかった。

 ロビーで同じトラピックスのバッジの方がおられたので聞くと、関東から来たとのこと。ルフトハンザ航空利用で、昨日深夜にやっとついたとのこと。コースはほぼ同じようなものであった。このコースも人気のツアーコースであるようだ。

 朝食を済ませてホテル近くのブレッド湖畔を散策する。リスも朝の食事中であった。
 白鳥が「お前、何しに来たんだ?」と睨んでいる。

 この湖はユリアンアルプスの氷河によってできた湖で、ハプスブルク家にもこよなく愛された湖である。

 バスに荷物を積み込み、9時にホテルを出発、近いので歩いて湖に出て、ボートに乗ってブレッド島に渡る。
 ここには聖母被昇天教会があり、ここの鐘を鳴らすと願いがかなうという。皆、交代で鐘をついていた。
 女房は「お父さんがまた楽しい旅に連れて行ってくれますように!」とでもお願いしたのか?

 ボートにて戻り、しばしのフリータイム、少しショッピングをしてホテルに戻り、11時15分バスにてポストイナへ向かう。

 12時25分にポストイナ着、レストランにて昼食、かなり大きな鱒1匹の塩焼きがメインで、ワインがうまい。
 
 13時40分出発、すぐにポストイナ鍾乳洞に着いた。少しフリータイムがあって、15時からトロッコ列車に乗って鍾乳洞に入って行く。

 この鍾乳洞は、ユーゴスラビア時代のチトー大統領が自慢の観光地だったそうで、かってのハプスブルク家のヨーゼフ・エリザベート夫婦も2回も来たという。

 トロッコで中に入って行くが、その導入路も見事なもので、それだけでもかなりな規模であることがうかがわれる。まさに驚異の地底探検でインディ・ジョーンズの世界である。20分かけて3kmほど進んだところでトロッコを降りて、更に歩いて奥に入って行く。 (撮影は禁止されている。)

 これでも世界第2位の鍾乳洞ということで驚く。
 ちなみに、世界第1位はアメリカ・ニューメキシコ州にあるカールスバッド鍾乳洞であるが、美しさではここが世界一と言われている。

 我が国にある鍾乳洞とはケタ違いの規模で、赤い石筍の横に真白い石筍が並んでいたり、天井からぶら下がる無数の鍾乳石も見応え十分で、コンサート広場のような規模の広大な空間もあ った。
 
 ここを見れただけでもはるばるスロヴェニアに来た甲斐があったようだ。

 16時45分に出発、これで「ヨーロッパの隠れた宝石」と称されるスロヴェニアの観光は終わりで、ここからまたクロアチアに戻る。国境では、係官がバスに乗り込んできてチェックしていった。17時40分国境通過、18時30分にホテルに着いた。  

 4星ホテルとあって、ホテルも豪華であったが、夕食も豪華で、チーズにワインがうまい。
 名古屋から参加の友人との二人連れの女性と同席し、旅の話で盛り上がった。
 

  ※ ホテル : クロアチア・オパティア ・ ホテルアドミラル