NO.3  ≪ 平成26年10月27日(月) ≫ 
 

  
≪ 平成26年10月27日(月) ≫ 

 5時に起きる。旅先では特に朝早く目が覚める。
 今日は早くもパリに戻る。

 朝食後に写真撮影に展望デッキに出る。うすい朝もやの中で、朝日に輝くモンサンミッシェルが神々しく見える。

 8時過ぎに出発、トイレ休憩1回で12時過ぎにジベルニ―に着いた。
 ここにはモネの家があり、ここを見て回る。

 ジベルニ―の美しさの前ではあらゆる表現が無意味に見えてくる。「モネの家」を訪れた者が一様に茫然自失の心境に陥る・・・と言われている。

 が、モネの庭園は既に花時は終わったようで、残念ながらそれほど感動するほどのものでもなかった。

 画家モネはジベルニ―の自然を強烈に愛し、数々の大作をここで仕上げている。
 道路を隔てた一角に池を作り、そこに太鼓橋を設け、「ル・ポン・ジャポネ」(日本橋)と名付けている。太鼓橋は朱色に仕上げた方が日本橋ぽく見えると思われるが 、モネは朱色は自然になじまないと緑色にしたのだろうか?
 ちょうど、パリで万国博覧会が開催されていたので、日本に関心を持ったらしいが、家の中には収集した多数の浮世絵が飾られていた。

 13時に歩いてレストランへ。相変わらずワインを飲む。
 初めにスープが出てきたが、どんぶりのような器にたっぷりと出てきた。味が薄く、少々塩を振りかけて食べるとまあまあの味になった。骨付きのチキンも巨大であったが、おかげでワインが美味しかった。
   
 14時40分に出発、ここからパリに向かい、15時50分にルーブル美術館に着いた。
 これから感動の体験をすることになる。

 バスの駐車場は何百台いるのかというくらいに広い駐車場がバスで一杯である。
 現地ガイドさんが2名付く。2班に分かれて見て回る。全て見て回ると総延長13.5kmになるとのことで、展示作品が7万点の中の代表的な数点を見て回ることになる。
 ガイドさんが慌ただしく歩きながら説明をされる。人を掻き分けながらの見物で、スリにも気をつけながら進んでいく。

 見た作品 ・・・ ルーブルの3大貴婦人≪「サモトラケのニケ」、「ミロのヴィーナス」、「モナリザ」≫、ダヴイッドの「ナポレオン1世の戴冠式」、ミケランジェロの「瀕死の奴隷と抵抗する奴隷」 、アングルの「グランド・オダリスク(裸婦)」、ジェリコーの「メデューズ号の筏」 、ドラクロアの「民衆を導く自由の女神」、ヴェロネーゼの「カナの婚礼」、ラファエロの「聖母子と幼児ヨハネ」、           ダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」 等々。   

 ルーブル美術館を出ると、何だかホッとした感覚に捉われた。歴史と文化の重みから解放されたせいなのかと思う。

 17時30分出発、バスに乗ってレストランに向かう。
 18時ちょうどにレストラン着、ブフブルギニヨン(牛肉の赤ワイン煮)をつまみにまた赤ワインを楽しむ。

 19時出発、20時ちょうどに初日に泊まったホテルに戻ってきた。

   ※ ホテル : BEST WESTERN ODG AIRPORT