【 涌 蓋 山 】  1,5 00m

〜 平成25年12月15日 〜

 
 
久しぶりに冬山へ出かける。
 
 目指すは大分・久住山系にある涌蓋山である。この山頂からの景観が素晴らしいので期待して行く。

 女房が夜勤明けで帰ってきてからの出発となったので、9時過ぎの遅めの出発となった。

 九州道をひた走り、筋湯温泉へ。11時40分に涌蓋山登山口がある目的の「ひぜん湯」に着いた。   
 民家の空き地に車を止める。前回来た時は水害で流されていたが、その後に立派な家が建っていた。家の中から子犬がワンワンと吠えると、ご老人がカーテンを開けて出て見えたので300円を支払う。犬が番犬をしていた。

 前回、平成18年2月に来た時は水害の後で、ここに「告!  山頂までの往復は6時間以上を要し・・・。」とあったので、見合わせて別の「地蔵原登山口」から登ったが、今回はここから登る。告の看板はあったが、6時間は4時間と、おそらく登山者であろうが、正確な時間に修正されていた。

 準備を整えて11時50分に登山開始。舗装道路に出たのでそこを歩いていると、段々と下りだしたので来た道を戻ってみると、やはり登山道への案内を見過ごしていた。20分のロスタイム。

 舗装道路を横切って、正規の登山道に戻り、テープ等を目印しに登っていく。

 やがて左手に一目山やスキー場が見えてきた。

 ゆるやかなカヤの台地を登っていくと、小高い丘に出て、涌蓋山と女岳が見えてきた。
 ここでちょうど下山して来た7〜8人のグループに出会った。

 牧場の柵の横を通り、途中から牧場の中に入ってのんびりと牧場内を歩いていく。
 女岳の取り付きに出て、木立の中を雪を踏みしめながら登っていくと、14時過ぎに女岳に着いた。

 女岳の周辺は、樹氷ではないが、樹木に雪が張り付いて、見事な景観を見せていた。今日は雲が多く、時折の日差しが気持がいい。

 小休止して、女岳から山頂を目指す。女岳から20分で14時8分に涌蓋山・山頂に着いた。
 風はなく、穏やかな日和である。が、足元は雪ばかりのため、ここで座り込むのは止めて下山に向かう。
 
 14時58分に女岳に戻ってきて、ここで絶景を眺めながら の遅めの昼食とし、立ったままで買ってきたおにぎり弁当を食べる。なんともさわやかな冬山登山である。

 16時15分に下山してきて、登山靴を脱ぎ、軽装になって、筋湯温泉の「名水の宿 宝珠屋」へ向かう。
 ここには湯量日本一のうたせ湯がある。

 早目の到着だったので、家族風呂も全て空いているとのことで、個室の岩風呂に入り、その後、日本一の打たせ湯に向かう。
 打たせ湯の中は湯気が充満し、1〜2メートル先もかすんでいる。足元を確認しながら、うたせ湯にたどりつき、しばらく肩から背中をマッサージしてもらう。

 温泉から上がって、「蟹、馬刺し、アワビ、豊後牛」の部屋食である。
 ビールから焼酎を飲む。女房も満足の様子である。

 温泉を楽しみ、美味しいビールを飲むために山に登っていることを改めて実感する。

 翌日は、やまなみハイウェイを走り、阿蘇に回って帰宅した。
 

登り;2時間20分  下り;1時間40分