【  六  甲  山  】  931m

〜 平成25年11月29日 〜

 
 
8時50分、芦屋川駅前の階段を上り、芦屋川堤防沿いに左に歩いていく。

 しばらく歩くと、「高座の滝&ロックガーデン」への案内標があった。案内に従って歩いていく。
 斜面に建った立派なマンション風の建物と周辺の緑との見事なマッチングに見とれながら歩いていると、行きどまりになってしまった。どうやら案内標識を見過ごしたらしい。分岐点まで戻る。

 分岐は左へ左へといった感じである。
 住宅街のゆるやかな坂を登りながら、登山口までの結構な距離を歩いていく。

 住宅街を抜けてもしばらくは舗装道路が続く。茶屋があって、ここにトイレもある。両側に建物がせりだしたような不思議な領域を抜けて、いよいよ登山道といった感じになってきた。
 9時20分、高座の滝に到着する。透き通るような青空の下で、汗ばむ陽気となり、防寒対策が不要になった。ダウンを脱ぎ、セーターも脱ぎ、ザックにしまいこむ。

 9時25分出発、ここから大きな岩がごろごろした登り道で、一気に急登になった。ロッククライミングみたいな個所も多い。ロックガーデンとの表示があったが、これらの岩場のことをガーデンと称しているとのこと。

 10時ちょうどに風吹岩に着いた。
 足元の低い木立の中から猫が一匹顔を出してきた。手招きすると寄ってきて、頭を足元に摺り寄せ甘えてきた。どうやら飼い猫らしい。つまみのイリコを取り出してやっていると他に3匹も出てきた。皆毛並みは綺麗にしているので、飼い主に可愛がられているようである。

 長めの休憩を終えて、10時10分に出発する。ゆるやかな道が続く。
 途中で3人の山ガールに出会った。話を聞くと、山は始めたばかりとのこと。奈良在住の大学4年生で既に就職も決まったので、余裕があるらしい。3人とも看護婦さんに決まったとのことで、お祝いの言葉をかける。
 福岡にも行ったことがあり、今年も大宰府天満宮に行ったとのこと。「就職祈願に?」と聞くと、看護婦の国家試験の合格祈願であった。

 10時30分にゴルフ場のカート道を横切っていく。

 10時50分に雨ケ峠に着いた。ベンチがあったのでこれに座り小休止する。先に休まれていた関西地元のお二人と談笑する。小生と同じく、有馬温泉に抜けるとのこと。

 11時出発、少し登って、しばらく下っていき、また登っていく。途中に遺跡がり、その右側の階段を登り、突きあたりを左へ進む。
 案内表示に早くも有馬温泉が出てきた。

 かなりな高度になって、さわやかな風が気持がいい。

 一軒茶屋に着いた。ここに広い車道があり、車道を横切って、少し右手に向かうと、左手に山頂までの広いゆるやかな登り道が待っている。300mとのことだが。このゆるやかな坂道が結構きつい。

 12時ちょうどに山頂に着いた。山頂には色々な施設があるのかと思っていたら、テレビ塔があるだけで他には何もなかった。

 少し下界の景色を楽しみ、一応、登頂記念の写真を撮って、休んでいると、夫婦連れのお二人が見えた。聞くと、有馬温泉に2泊しているとのこと。なかなか品のいい夫婦である。小生にはとても無理であるが、この ような品格はどこから醸し出されるのか。

 12時15分に出発する。有馬温泉へ。
 登ってきた300mの道を降りて、車道の左手にある登山道(遊歩道?)を歩いて降りていく。

 木陰で水が凍りついた個所もあった。ただ黙々と下っていく。

 降りていくにしたがって、樹間から有馬温泉が見えだした。

 13時15分に有馬温泉の車道に出た。

 地元の方に「金の湯」への道を確認して、車道を右手に歩いていき、やがて左手に下がる道を下っていく。道の途中に金の湯と銀の湯への道標があった。

 道は狭いが、それなりに風情のある温泉町を歩いていく。

 13時25分に金の湯に着いた。

  以下、関西紅葉旅紀行 へ   
 


登り;3時間10分 山頂〜有馬温泉;1時間10分