【  英 彦 山  】  1,199m

〜 平成25年7月15日 〜
 

 我が家の「ひょうたん」はすくすくと伸び、日除け棚もその機能を十分に発揮し、また植え木にはわせたツルも伸び放題となって、既にひょうたんが50個以上結果している。

 また、晩夏から秋にかけての収穫の時期に、そのひょうたんの加工で多忙になりそうであるが、これから秋にかけては、槍ヶ岳登山、奥穂高岳登山、涸沢紅葉登山、利尻島・礼文島:大雪山ツアー、クロアチア・スロベニアツアー、恒例の京都紅葉散策旅等々と登山・旅行の計画が目白押し状態で、超多忙になりそうである。

 連日35℃に達するような、夏真っ盛りであるが、久しぶりに登山に向かうことにした。

 今回は、女房の希望で添田町にある英彦山にした。
 英彦山へは平成18年(平成18年11月10日) の単独登山以来の登山になる。

 6時45分自宅を出発、「海の日」の祝日であり3連休の最終日なので、九州道も大混雑かと思っていたが、全く混雑もなく、 山田SAに50分(いつもはほぼ1時間かかる)で着いた。ここでサンドイッチとホットコーヒーをゲットし、備え付けのテーブルで朝食とする。
 ここのサービスエリアは長い間工事中であったが、売店からトイレまで最新の設備に変身していた。SAで会う人々は皆楽しそうな顔をされている。これからのレジャーに胸を膨らませておられるのであろう。小生もドライブ旅ではSAに立ち寄ること自体が一つの目的にもなっているようだ。

 杷木ICで高速を降り、一般道をひた走り、英彦山スロープカー乗り場の駐車場に車を止める。8時45分着、ここまでの走行距離は96.4kmであった。

 身支度を整えて、9時に登山開始、国指定の重要文化財である「銅の鳥居」の手前で深々と頭を下げ、表参道であるここから登り始める。登りつめたところが英彦山神社の奉幣殿である。

 登っている途中で、ホラ貝の滔々たる音が流れてきた。耳に心地よく、心癒される音である。この山は日本の3大修験道の山の一つとしても有名で、近くには「英彦山修験道館」もある。

 20分ほどで奉幣殿に着いた。参拝を済ませて小休止する。

 今日は薄曇りであり、風がひんやりとしていて気持ちがいい。真夏の登山としては最高の登山日和である。 

 しかし、近くのベンチに座られていた一人登山の80歳くらいの方が「私の顔色はどうですか?」とのこと。なんでも、今日はやたらと汗が出て体調がすぐれないらしい。これまでにこのようなことはなかったとのこと。見た感じは顔色は悪くはないようであったが、今日はさわやかでそれほど汗が噴き出すような日和でもないので、「顔色は悪くはないですよ。寝不足とかでお疲れではないですか? 水分を十分に補給し、少し休まれて、それでも汗がひかないようであればあまり無理をされない方がいいでしょうね!」と伝えてまた登り始める。

 山頂近くになると、庭園のような景観が広がっている。

 10時50分、山頂着。

 山頂神社は相変わらず締めきったままで、鍵がかかっていたので、そのまま表から参拝のみする。

 裏手に回って、少し下りた広場で昼食にする。今日は山頂も賑わっていた。ベンチにはそれぞれグル―プがつかれて、奥のベンチが一つ空いているのみであった。ここに荷物をおろして座 る。SAで仕入れたおにぎりと揚げ天がおいしい。

 食後、小休止して、11時30分に出発する。
 そのまま来た道を戻るか、鬼杉を見に回り道をしていくか女房に聞くと、せっかくだから鬼杉を見ていきたいとのこと。よって山頂から回り道コースで鬼杉 を目指す。

 けっこうな岩場、鎖場があって、変化があって楽しいが、女房は大変そうである。

 材木岩で、自称「フウタロウ」氏と一緒になった。彼は東京在住で、日本百名山は既に踏破し、現在日本300名山の内275山を踏破してきたとのこと。移動は夜行バスがメインで、航空機は使わないとのことであった。移動が結構大変であろう。

 鬼杉着12時50分、フウタロウ氏と鬼杉で分かれて、また我々は奉幣殿への道に戻る。

 後は、たんたんとただ歩くのみである。途中で飲み物が切れてしまって、飲み物がないとなると、更に喉が乾いてくる感じがする。

 14時にスロープカー乗り場の下をくぐり、奉幣殿に向かう階段の途中に着いた。

 奉幣殿まで上がり、飲み物を2本仕入れて戻り、小休止する。それぞれ1本を飲みきってしまった。

 階段を降り、14時40分に駐車場に着いた。身軽になって出発、しゃくなげ荘に向かう。5分で着いた。

 しゃくなげ荘で600円支払って立ち寄り湯に入る。しばらく露天風呂に入ってくつろいでいたが、あまりに日差しが強いので、早々に屋内風呂に戻る。 登山の後の温泉で汗を流すのは至福の時間である。

 15時40分、しゃくなげ荘出発、来た道を戻り、17時30分に無事帰宅した。

 久しぶりの登山であったが、朝の内は薄曇りのおかげで、最高に快適な登山となった。

 さて、いよいよ今月末は待望の槍ヶ岳である。そろそろその準備にとりかかるとしよう。
 


登り;1時間55分  下り;3時間20分(鬼杉経由)