〜〜〜  東京 ・ 2泊3日ブラリ旅  〜〜〜 

《 平成25年5月19日〜21日 》 

 
〜5月19日・日曜日〜
 
 今日から3日間、東京ブラリ旅に出かける。

 最近は、旅に出かける初日に雨が降ることが多いが、旅立ち前の植物への水やりが楽になって有難い。

 今回の旅は、JTBの「憧れの帝国ホテル東京スペシャル」というツアーで、往復の航空券と帝国ホテル宿泊2泊分(朝食付き)で39,900円という格安のツアーになっている。 しかも、あとは全てフリーと自由もきく。

 9時ちょうどに福岡空港発のANAにて東京へ。 羽田空港からリムジンバスで町田まで向かう。町田に着いて娘婿の陽一君の車で県立相模原公園へ。今日はここでイベントがあっており、娘達がビーズ飾りの販売をしている。
 広場にはいくつものテントが張られ、そこで色々なものが販売されている。ビーズ飾りもほどほど売れているようであった。

 この公園の隣には市立相模原麻溝公園が隣接しており、二つ合わせて広大な公園となっており、県民・市民の憩いの場となっている。
 しばらく孫たちとたわむれ、その後、園内にある植物園に向かう。「サカタのタネ・グリーンハウス」との名称の立派なガラス温室で、内部は4つのブロックに分けられ 、熱帯観葉植物、熱帯花木、国内園芸品種、果樹園のゾーンとなっている。サボテンも色々な品種があって十分に楽しめた。

 ちょうど、マンスリーコンサートの時間となって、ソロマリンバ・パフォーマンスをライフワークとされている松本律子さんの「マリンバコンサート」が上演されていた。中に入ってコンサートを観賞する。松本さんは表情も豊かに身体全体でマリンバを演奏される。素晴らしく見事な演奏である。時々はドラムや和太鼓も間で演奏され、そのマリンバとの取り合わせもまた見事であった。一芸に秀でた人は魅力にあふれ、光り輝いているように見える。深い感動を与えてくれた松本律子さんに感謝! 今後のご活躍を祈念しています。

 演奏が終わって、温室内の喫茶コーナーでコーヒーを飲む。まだマリンバの余韻が残っており、コーヒーを味わいながらその余韻を楽しむ。

 温室を出て、孫たちのところに戻り、16時にイベントも無事終わって、引き上げる。

 娘宅のベランダをチェックしていると、孫の七星が出てきて、「これがピーマンだよ。じいじ、植えるなら種をあげるよ。」とのことで、ピーマンの種を数粒貰った。孫とこのような会話ができるとは、 と感動する。 

 一同連れだって食事に向かう。近くのイタリアレストランへ。一通りの料理を頼み、グラスワインを飲む。

 会話がはずんでいたが、その内に七星の新体操の話になって、七星が「きついから新体操止める。」と言いだした。一同で続けるように説得するものの、ますます追い込むようなことになってはいけないので話を打ち切る。
 後日、娘にどうなったか聞くと、七星が学校で「きついから新体操を止める。」という話を友達にすると、友達が皆で「七星ちゃんができると思うから先生が厳しくされているんだよ!」と励まされ、また続けるようになったとのこと。何とも友達とは有難いものである、七星もいい友達を持って幸せである。その友達をいつまでも大事にして欲しい!

 食事を終えて孫たちと別れ、東京帝国ホテルに向かう。21時20分にホテルに着いた。

 帝国ホテル本館のフロントでチェックインする。さすがに立派なホテルである。他のホテルとはその造りが違う。重厚感があふれ、 圧倒されるような貫禄を感じさせられる。

 ベルマンに案内され、部屋に入り、荷物を整理して明日に備える。

 明日は、スカイツリーに登り、その後、南米旅行で一緒になった埼玉の染谷氏ご夫婦と一年ぶりの再会をすることにしている。


〜5月20日・月曜日〜

 5時半に起きる。今日は一日曇りの予報である。

 7時に朝食へ。帝国ホテルレストランの朝食! 何ともリッチである。サービスでなければ絶対にここでは食事しないだろう。インペリアルバイキング サールへ。

 野菜サラダを山盛り食べる。これで結構満腹感がでる。が、メニューが豊富なために、少しずつ食べても結構な量になる。最後はコーヒーで締める。明日 の朝食はバイキングを止めて「東京なだ万」の和食にしよう。

 9時15分に出発。ホテル売店でおみやげ用のチョコ等を購入し、地下鉄日比谷駅の事務室で「東京メトロ2日券」を受け取り、地下鉄で10時20分に押上スカイツリー駅へ。

 スカイツリー下では曇りにも係らず長蛇の列ができている。11時からの入場でネット予約しているので、並ばずに横で時間まで待つ。11時前にチェックインを済ませる。係の女性の方が、「今日は曇りでこのような状況ですが、よろしいですか?」とモニター画面を示される。了解して入場する。

 フロア350の展望デッキへ。エレベーターは全く揺れもなく高速で一気に上がっていった。

 全体は雲の中といった感じであるが、下の方は雲が切れて幻想的な都会が広がる。このような風景も一興であろうと自己満足する。

 更にフロア445の天望回廊へ上がる。人も少なく、快適な回廊である。ぐるりと回ってソラカラポイントで写真をとり、フロア345へ下る。カフェに入りコーヒーを飲む。今日も相当の人出で、相変わらずの人気である。後で、今日、オープンしてから634万人目の入場記念があったとのニュースが流れていた。

 ソラマチで食事にする。つけ麺の「六厘舎」に向かったが長蛇の列ができていたのでこれを諦め、客回転が早そうなそばの店「小松庵総本家」に並び、ざるそばを食べる。

 食事を終えて、14時23分発の東部スカイツリーラインで「せんげん台」に向かう。
 これから、昨年春の「南米旅行」時に一緒になった染谷夫婦に会いに行く。一年ぶりの再会である。

 染谷氏からは、手紙で丁寧な道案内をいただいていた。乗って少しうつらうつらしたものの、走り過ぎる風景を楽しんでいたら、既に「せんげん台」を通り越していた。慌てて次の停車駅で下りて染谷氏に電話する。あまりにおそまつなので 会わせる顔がないが、会わないわけにはいかない。

 乗り換えて戻り、16時半過ぎにやっと迎えに見えた染谷氏に再会することができた。握手して再会を祝す。

 染谷氏の車で自宅に向かう。グーグルアースで染谷氏の自宅を確認していたので、見なれた風景に 懐かしさを憶える。それにしてもグーグルアースは優れ物であると今さらながら感心する。

 染谷氏の自宅は大邸宅で、庭には鳥居から祭壇まである。家の内部も豪邸で、柱や梁の構成部材の素晴らしさに驚かされる。何という家柄なのか!!!

 和室に案内されて宴会が始まる。染谷さんが仕入れられた刺身や、奥さん手造りの料理が豪華に並ぶ。久保田万寿で乾杯する。久保田の最高峯銘柄である。次にワインを飲む。次に持参したトカイワインを飲む。素晴らしい料理と楽しい会話におのずと酒が進む。

 染谷氏もかなりな酒豪のようで、クィッとグラスが空く。時々は涙ぐんで再会を喜ばれる。涙もろく、人情に厚い人柄で、まことに愛すべき人物である。

 愛といえば、お孫さんが「愛ちゃん」といいなんとも愛くるしいお孫さんである。お受験の準備中とかで大変らしいが、その愛ちゃんをつかまえてカメラを渡して4人の写真を撮ってもらう。

 「ホテルに連れて帰ろうかな?」と言うと「ママに聞いてくる。」と言って出ていった。悪いことをした。愛ちゃん御免なさい。

 時間が立つのは早いもので、ここに来る前は、「迷惑をかけないように、早々に引き揚げようね。」と女房と話をしていたのに、既に9時を過ぎていた。引き揚げようとすると、まだ食事を出していないからと、豪華な 「ひつまぶし」が出てきた。二人で1つをいただき、お開きとする。

 娘さんに駅まで送っていただき、スカイツリーラインで北千住に向かい、ここから日比谷線で日比谷へ。無事ホテルに戻る。23時少し前であった。

 スカイツリーでは曇りであったが、染谷氏宅では本当に楽しい夢のようなひと時を過ごさせていただいた。染谷さんご夫婦、娘さん、愛ちゃん、雄大君に感謝!

 ちなみに染谷氏からいただいたおみやげ一覧;「久保田碧寿」、「大吟醸・初日の出」、「九谷焼・盃」、「備前焼・馬上
杯」、「栗原はるみのペアマグカップ」、「コーヒー」、「メイプルワッフル」、「草加煎餅」、「生菓子」・・・恐縮です。
 

〜5月21日・火曜日〜
 
 今日は「東京なだ万」で朝食。

 食事を済ませて、ホテルをチェックアウトし、地下鉄日比谷駅のコインロッカーに荷物を預ける。これから皇居を散策する。

 皇居周辺は結構外国人旅行者が目立つ。

 二重橋からお濠をぐるりと回って、大手門から皇居の中に入っていく。入場は無料で、入口で整理券をもらうだけである。

 大きくて立派な石垣が目立つ。ガイドブックにも石垣の説明はないが、これも大きな見どころであろう。

 クスコのインカ帝国時代に築かれた剃刀も通さない石積みにも驚かされたが、ここの石垣もどうやって積み上げたのかと思われるくらいに不可思議な景観を 醸している。

 天守台に登って、ベンチで一休みする。外国人旅行者がひっきりなしに登ってこられる。持っているデジカメは日本製が多いようだ。

 絵模様が描かれた見事な建物があったが、説明によると昭和天皇の皇后さまの還暦を祝して建設された音楽堂である「桃華楽堂」であった。

 皇居を出て、日比谷線で築地市場へ向かう。市場内食堂で海鮮丼を食べる。人気の店は相変わらず行列ができている。

 場外市場をブラブラして、築地KYビルにあるサイゼリアに入りアイスコーヒーを飲む。 サイゼリアはグラスワインが100円である。一度、ワインを飲みに来てみたいと思っているが、なかなかその機会がない。

 これで、今回の旅で予定した行動は全て終わった。これから空港に向かう。

 日比谷駅に戻り、コインロッカーから荷物を取り出して新橋へ出て、ここから京急線で羽田空港へ向かう。
 JTBの受付で航空券を受け取り、セキュリティチェックを受け中に入る。

 搭乗待合室には、寿司屋とそば屋があって、生ビールはあるがつまみがない。他の店をブラブラしているとすぐ食べられるしゅうまいがあったので、これをつまみに生ビールを飲むことにする。

 女房と乾杯し、今回の旅の余韻を楽しむ。

 18時ちょうど発のANAにて福岡へ。20時前に福岡空港着。地下鉄バスを乗り継いで21時前に無事帰宅した。

 夜遅くで恐縮であったが、今回の旅で大変お世話になった染谷氏に電話で無事帰宅した旨を報告する。

 染谷氏ご夫婦には是非とも福岡に来ていただき、また酒を飲みながら歓談したいものである。