〜〜〜  えびの高原へ・ドライブ紀行  〜〜〜 

《 平成25年9月21日〜23日 》 

 

〜9月21日・土曜日〜
 
 カレンダー上は今日から3連休である。これから「O型」山友の会とのキャンプ場でのバーベキューと翌日の韓国岳登山を目的に、えびの高原へのドライブ旅にでかける。

 
新たにハイブリッド車であるプリウスαを入手したので、エンジンの慣らし運転を兼ねて、ハイブリッド機能の調子や、ドライブ用の各種機能を色々と試すこととした。

 9時半に自宅発、都市高速から九州道へ。10時半に広川SA着小休止、11時25分に北熊本SA着、ここでレストランに入って早目の昼食とする。11時55分発、13時ちょうどに山江SA着小休止、13時半にえびのIC 通過、九州道から下りて、一般道へ。

 九州道ではオートクルーズ機能の確認をした。時速95kmでセットすると、そのまま定速走行になる。が、坂道等では±2km程度の調整幅があるようである。
 前走行車との車間距離が狭まってくると、自動的に制動が効いて速度を落とすが、 この車間距離は3段階で調整が可能である。安全のために最も長い車間距離でセットしておいた。車間距離を十分にとっているために、後続車が次々と追い越 していくが、急ぐ旅でもなく、澄み切った秋空の下でドライブを楽しむにはちょうどいい速度である。

 えびの市街地からえびの高原に向けてひた走る。 ライトは「AUTO」にセットしているので、樹間に入りうす暗くなると、自動でライトがついて便利である。高速道でも、八代から人吉の23連トンネルでは重宝した。

 14時ちょうどに目指す「えびの高原キャンプ村」入口にある、道の駅様の「りんどう」着。ここで明日の昼食用のおにぎりを調達してキャンプ村へ。


  既に「O型」山友2名、有働氏と根塚氏も到着されていた。車から必要な荷物を下ろし、リヤカーに積み込んでケビンに運び込む。ケビンは畳が5枚に土間が1畳分、計6畳の広さであり、夜は寝袋で寝ることになる。ケビンは「みやま」といい名前が付いている。

 早速、再会を祝ってビールで乾杯する。今回は女性陣の都合が悪く、男3人だけの山旅になったが、しばらくは山の話で盛り上がる。次回は今年予定していたあけぼのつつじの時期(5月の連休前)の「大崩山」にしようと3人で決定してしまった。

 16
時になって、キャンプ村の温泉に向かう。根塚氏が15時から大丈夫と言っていたが、温泉はまだ4分の1もお湯が入ってなかった。どうやら15時と午後5時と勘違いしていたようである。こういうところが根塚氏らしい!

 しかし、出直すのも面倒なので、入れないこともないかと無理やり入っていると、管理人さんが見えて、「もう入ってますか!」と驚かれていた。お湯が3分の1しかない中に、男3人が立て膝で入っているのだからまさに異様な光景に見えたことだろう。 お互いに苦笑いするしかない。

 外には冷泉がある。ここにしばらく入る。有働氏が少し入ってはあまりの冷たさに飛びだされる。小生はじっと冷たさを味わっていると、段々と身体の回りの水が体温で温まってくるのを感じる。空を見上げると澄み切った青空で、空が一層高く見える。

 冷泉から上がると身体全体がポカポカしてくる。これが冷泉の効果である。

 時間が早いので、カメラを持って野外ステージの場所へ散策に行く。明日登る韓国岳が見事な山容を見せてくれている。秋の気配を感じながら、高原のたそがれ時を楽しむ。最高にリッチな時間 を持ち、心身ともにリラックスさせてくれた。

 ケビンに戻り、バーベキューの準備をする。バーベキュー用のセットから料理の材料まで全て根塚氏が準備された。根塚氏に感謝。

 まずは小生差し入れのスパークリングワインで乾杯する。しばらくすると、近くのケビンの学生風の女の子がやってきて、「着火剤に火が付かないので、どうしたらいいだろうか?」とのこと。根塚氏がハンドバーナーで火をつけてあげると感謝されていた。女の子に3分の1ほど入ったスパークリングワインのボトルを上げると、「一人で飲もうかな!」と言いながら喜んで持ち帰っていた。

 鹿大の学生で、その内に男女学生二人で改めてお礼を言いに来て、チーズケーキを置いていかれた。ただキャンプに来ただけで明日は帰るとのこと。女の子達は深夜遅くまで外でおしゃべりを楽しんでいた。

 次に赤ワインを飲む。野外の木陰で飲むワインは格段においしい。肉もおいしいが、根塚氏が手ごろな大きさに刻まれた野菜も食べ易く、おいしかった。

 ワインから焼酎へ。いつものパターンである。ケビンに戻り、それからは歌三昧で、坊がつる賛歌を何度も歌う。

 21時過ぎに、それぞれの寝袋に入って休む。明日は韓国岳への登山である。 
 

〜9月22日・日曜日〜
 
 5時に起きる。根塚氏の入れてくれたモーニングコーヒーがおいしい。
 
 荷物を整理して、それぞれの車に荷物を積み込み、6時半に根塚氏の車でキャンプ村を出発する。
 今回は大浪池を周回して登る「大浪池登山口」から登る。

 以下、「韓国岳登山」へ。

 下山して、11時30分に再びキャンプ村へ戻ってきた。

 それぞれの車ですぐ横にある温泉に向かう。汗を流し露天風呂でゆっくりとくつろぐ。
 根塚氏には明日、高千穂峰に一緒に登ることにし、高千穂河原に8時に集合することとした。

 皆と別れを告げて、12時に温泉発、えびの高原をドライブしながら、高速バスで来る女房を迎えに小林市へ向かう。地獄周りの韓国岳登山口周辺は車の駐車が多い。生駒高原ではコスモス祭りが始まっている。

 ガソリンの残目盛が2目盛になったので、早めに入れようかと思ったが、ガソリンスタンドがなく、また小林市へ向かう道は下りが大半で、バッテリーが充電され、アクセルを踏んでもこのバッテリーで走行するために、ガソリンがまったく減らない。これもハイブリッド車の 利点である。

 14時に小林市へ入り、ガソリンを満タンにして、時間つぶしにスーパーに入り高速バスからの連絡を待つ。

 15時過ぎに「えびのIC通過!」との女房からのメールがきたので、すぐに小林市のスーパーから小林ICへ向かう。15分にちょうど高速バスがICに着いたところで、 ここで女房を拾い、またえびの高原に戻る。

 途中、15時25分に生駒高原のコスモス祭りに立ち寄る。入園は無料であったが、コスモスの開花がまだ少ないために、サービスで開放しているようだ。明日登る高千穂峰はやはり雲の流れに覆われていた。

 16時10分出発、17時ちょうどに今日泊まる霧島キャッスルホテルに着いた。
 部屋はツインベッドが置かれ、別に6畳ほどの和室の部分がある。

 また、広々とした温泉に入り、部屋食で生ビールを飲む。更にはボトルの冷酒を飲む。ホテルでの部屋食はなんとなくリッチな感じでくつろげる。

 今日は日曜日で、8時からはNHK大河ドラマ、9時からは評判のドラマ「半沢直樹」がある。
 が、酒が効いて、急激に眠気が襲ってきたので9時過ぎにベッドにもぐりこむ。
 共に、録画予約してきていたので、帰ってまたゆっくり見ることにしよう。   

 

〜9月23日・月曜日〜
 
 5時半に起きる。7時からバイキングの食事を済ませて、7時半過ぎにホテルを出発する。

 高千穂河原着8時少し前。根塚氏も既に到着され、準備万端であった。女房を紹介し、準備を整えて8時10分に出発する。

 早朝はいい天気であったが、少々雲が張りつめている。

 9時過ぎにガレ場手前まで来たところで突風に会い、砂利が舞い上げられ、帽子が飛ばされた。周辺を捜してブッシュの根元にあった帽子を何とか見つけ出した。帽子止め用バンドをして再出発する。

 火山岩のガレ場は3歩進んで1歩下がる感じである。

 何とかガレ場を抜けて、岩陰で小休止する。風が強い。

 少し様子を見て出発し、御鉢の半分ほど来たところで、更に風が強くなってきたので、岩陰によける。
 三重から見えた病院関係者の8人グループもここから引き返すこととされたようだ。

 背をかがめながらもう少し進んでみたが、風にあおられて危険そうな状況なので、「名誉ある撤退!」と言いながら戻ることにした。が、何が名誉なのか、もともと名誉などというものがどこにあるのかと考えるとおかしくなる。

 下山途中で、時折雲が切れて明るくなってくると未練が残り、「待てよ!」とふり返るものの、またすぐに厚い雲の流れに覆われてくる。

 まだまだ登って来る人も多いが、天気は昼からは晴れの予報なので、これからのぼる人はちょうどいい状態になるかもしれない。

 10時30分に下山。自販機の缶コーヒーを買って3人で座って飲む。高千穂峰はまだ厚い雲に覆われている。

 根塚氏と別れを告げて、10時55分にえびの高原に向かう。

 途中に、 民営国民宿舎新燃荘の隣にある「新湯」に入ることにした。11時10分着。ここは日本の秘湯番付で西の大関に位置づけられたほどの温泉である。流化水素の濃度が濃いらしい。これがガス化すると大変であるが、お湯に溶け込んでいる範囲では身体にいいらしく、特に皮膚病には効果が絶大であるとのこと。白濁したお湯で、それだけでも身体によさそうな感じではある。

 温泉から上がって、11時50分に出発、12時25分にえびのIC通過、15時30分に無事自宅に着いた。 

 今回は、新車の初長距離ドライブであったが、ドライブ機能は全て順調で、調子はいいようだ。

 来年はこの車で、信州方面へ1週間から10日間程度の登山・ドライブ旅を計画することとしよう。