平成2 5年4月12日(金)・2日目 ≫ 


 
朝、4時過ぎにメール着信の音で目が覚めた。
 女房の携帯に孫のナナセからのメールである。「ばあば、バンソウコウのことを何でリバテープと言うの?」とのことで、女房が「よく覚えていたね、初めて使ったバンソウコウの名前がリバテープだったからね。おかしいね!」と返すと「おかしくないよ!」と返ってきた。孫は醒めている。こちらも目が覚めた。
 朝まで本を読みながら過ごす。

 9時ちょうどにホテル発、これからロスの半日観光に向かう。ここロスには、ハリウッド、ビバリーヒルズ、サンタモニカなどなど聞きなれた町の名前が多い。かってはゴールドラッシュで栄えた町であり、サンタモニカで終わるルート66は当時多くの人が夢見ながら集まってきたルートである。高速道路ができてさびれてしまったが、「ルート66」と聞くと 何故か今でも郷愁を感じる。
 また、ここロスは日本との関係も深く、世界有数の日本企業の進出拠点であり、邦人は4.5万人、日系人は25万人を超えると言われている。 ここリトルトウキョウは全米最大の日本人街を形成している。

 50分ほどでサンタモニカ着、天気がよく海と空の青さが一段と映える。しばらく散策して10時10分発、数々の映画の舞台となったビバリーヒルズを車窓から眺めながら11時5分にチャイニーズシアター着、またここをしばらく散策する。スターの手形のある個所では、マリリンモンローの手形が圧倒的な人気を誇ってい た。

 12時にここ出て中華レストランにて昼食を済ませ、一路ラスベガスを目指す。両サイドの窓外に果てしない荒野が広がる。柱サボテン様のジョシアツリーが目立つ。ユッカの白い花も多い。

 18時40分にラスベガス・ルクソールホテルに着いた。ピラミッド状のホテル部屋ではなく、すぐ横にあるタワー部の部屋に泊まる。部屋に荷物を置いてすぐにカジノの奥にあるレストランにて食事を済ませる。アメリカでは野菜が少ないかと思っていたが、結構生野菜の種類も多く、少しこれが意外であった。野菜がある時は、最初にこの野菜サラダを大量に食べる。
 
 食事を済ませてオプションへ。20時10分発、40分ほどでダウンタウンのフリーモント・ストリート着、ここでアーケードのイルミネーションショーを楽しむ。さすがに見応えがあった。

 次に少し戻って、ストラトスフィアへ。タワーに登り、光り輝くラスベガスの街並みを一望にする。空気が澄み切っているせいか、宝石をちりばめたような光の洪水が目にまぶしいほどの絶景である。

 タワーから降りて、最後にホテルベラッジオ正面にある湖に仕掛けられたハイテク噴水によるショーを見る。かっては7色にライトアップされていたらしいが、今日のライトアップは白一色であった。

 ここからホテルに戻る。23時30分ホテル着。部屋に荷物を置いて、すぐにカジノに出かける。入口付近で福岡から参加の中村夫婦がスロットを楽しまれていた。このマシンは絵柄が多く、あまりなじめない。よって、3列並びのマシンを探して奥に入っていく。

 やっと25セント掛けで、3列並びの見なれたマシンを見つけこれに挑戦する。100ドル札をマシンに入れて始める。ずっと5枚かけ(3列+斜め2列)で通していたが、結構、こまめに当たりが出て、少しずつ数値が増えていく。隣の女房には100ドル札を渡していたのに、手持ちの20ドル札でゲームを 始めていた。

 カクテル・ウエイトレスを呼び、スパークリングワインを2杯頼む。しばらくしてから大きなコップに注がれたワインを2杯持ってきてくれたので、チップ2ドルを渡してこれを受け取る。これで一応一人前のカジノ客になったような感じでワインを飲みながら周りを見渡す。皆楽しんでいるようである。小生は300ドルが予算であるが、一攫千金を狙って いる人もいるのか?

 すこしずつ増え続けていたが、次第に当たりから外れて手持ち数字が減ってきたが、80ドルまで下がったところでフリースピン(Free Gameの絵柄が3枚並ぶ)に当たり、更にこのフリースピン中にまたフリースピンに当たり、自分で勝手にドラムが回っていく。
 最後まで回って、一気に積算され160ドルを越えてきた。ちょうど女房も20ドル3回目で当たりが出て60ドル近くまで取り戻していたことと、既に1時を回っていたので、ここ が止め時と判断して止めることにした。結果、300ドルまで遊ぶつもりが、逆に360ドルまで増えて終わることとになった。

 部屋に戻り、シャワーを浴びて休む。ここラスベガスではもう1泊したかった。

 
  ※ ホテル : ラスベガス・ルクソールホテル