ホテルを8時過ぎに出発、バスに乗り込みメコンデルタの町ミトーを目指す。
バスの車窓から見るベトナムの光景も楽しい。植生も南国を強く感じさせられる。
2時間足らずでミトーに着く。ここからメコンデルタクルーズへ。松田聖子をおばさんにしたようなガイドさんが船に乗り込み、案内をしてくれる。時々顔をしかめるのはくせなのか。
タイソン島に渡り、下船してここを散策する。道のそばにある売店で、女の子が「6個千円」と言ってバッグをかかえている。確かに安いようであるが誰も買わない。蜂蜜店でローヤルゼリーを購入、10個で1万円とのことで、これに2個サービスで追加、更に蜂蜜を2本もくれた。別のところでは
ヤシの実を煮詰めて作ったキャラメルも10箱千円で購入する。日本円を使えるのはいい。既に持ってきたスポーツバッグはお菓子で一杯であるが、更に増えていく。
果物店でカットフルーツを試食。カットフルーツも用心した方がいいとあったが、さすがにここで食べないわけにはいかない。少しだけ試食する。トロピカルではあるが、あまりおいしいという果物はない。
食べている時に、後ろで演奏とともに歌が始まった。日本の歌もあり、終わるとチップを要求してきた。手持ちの5千ドンをカゴに入れてあげる。
次に、小舟に乗り込んでのジャングルクルーズである。川が混み合って船どおしがきしんでいる。両岸におい茂っているニッパ・ヤシが迫ってきて、結構楽しめるクルーズである。
船着き場に着くと船頭さんが笑いかけてくる。これを合図に船頭さんに1ドルを渡さなければならない。
小舟を降りて、大きな船に乗り換えてミトーの船着き場に戻り、ミトー郊外のレストランに向かう。川べりのレストランで風情はあるものの、川面には色々なものが浮いて流れてきて、あまり綺麗な感じではない。
昼食のメニューのメインは、ミトー料理として有名な「エレファントフイッシュ」のから揚げである。これを女性が魚の身をほぐして野菜と一緒に生春巻き風に仕上げてくれる。ここでは「333ビール」が2ドルであった。昨日は同じビールが4ドルであったので、店によってかなりな差があるようだ。
庭の飾りにアデニウム属オべスム、和名「砂漠のバラ」が見事に咲き誇っていた。手持ちのものは冬越しがうまくできるかどうか心配しているが、さすがに南国である。
バスに乗り込み空港へ向かう。
16時30分発でカンボジアのシェムリアップの空港へ。短い飛行時間なのに軽食が出た。空港に着いてまたすぐに夕食になるので、半分ほど食べて後は残す。
1時間ほどで着いた。ちょうど日暮れ真近で夕焼けが綺麗であった。
デラックスバスに乗り込み、ホテルに向かう。ここのホテルもデラックスホテルでリッチな感じである。チェックインして部屋に荷物を置き、ホテルレストランで夕食になる。料理の味に抵抗はなく、ここでは生ビールに赤ワインを飲む。
ホテルが立派なので、カンボジアに来たという実感はまだない。
シェムリアップでの現地ガイドさんはPさんで、Pさんは福岡での旅行説明会の際に見えていた方であった。小生も説明会に出ていた旨を話し、再会の握手を交わす。
明日はいよいよアンコールワットの観光である。改めてアンコールワット遺跡群の説明書を読んで休む。
※ ホテル : シェムリアップ ・ EMPRESS ANGKOR HOTEL
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