〜〜〜   可  也  山    〜〜〜 
≪ 令和3年12月15日 (水) ≫


 
≪ 12月15日(水) ≫

 今年最後となる登山は、地元で「糸島富士」や「小富士」と呼ばれている可也山にした。

 この山は、標高が365mと、1年365日の締めの山として最適な山である。
 かつ、この山は標高0mから登るので正味の高さが楽しめる。

 膝の炎症はおさまったものの、膝を曲げる時等に痛みがでるので、病院にて湿布薬をもらいにいく。薬代は7枚1袋の湿布薬を4袋で170円であった。ジェネリックであることと、保健にて1割負担の有難さである。

 このため出発が9時半過ぎと遅くなってしまった。

 10時過ぎに可也山の麓にある師吉公民館の駐車場に着いたが、既に車が20台以上駐車しており、満車であった。団体の登山客が駐車場を占領していたようだ。

 止む無く、周辺の空き地を探しに行く。少し先に雲乗寺というお寺があったので、覗くとちょうどご住職がおられた。

 事情を話し、「500円で車を止めさせてもらえないだろうか?」とお願いすると、納骨堂の回りが広いのでどこでもとめていいですよとのこと。しかもお金は不要と有り難い回答があった。

 よってここに駐車させていただく。   

 10時半に登山開始、今日は天気もいいので、登山客が多いようだ。

 師吉集落を抜けると、いよいよ本格的な登山道になる。

 低山ではあるものの、急傾斜もあってなかなかに楽しめる山である。

 途中、見晴らしがいい場所にはベンチが設置されている。今日は天気も良く快適な登山日和であり、見下ろす景観も素晴らしい。

 登山口から1850mとあったが、1000mまでは急な登山道が続く。

 途中に石切り場跡の標識があった。
 改めて説明を読むと、この可也山は万葉集でも 「 草枕 旅を苦しみ 恋おれば 可也の山辺に さ雄鹿鳴くも 」 と詠われているとのこと。

 また、山は良質の花崗岩からなるため、日光東照宮や江戸城紅葉山の石鳥居にも利用され、中でも日光東照宮には60トンを超える巨石がここから運ばれていったと「黒田家譜」に記載されているとのこと。いったいどうやってそんな巨石をここから運び出せたのであろうか?

 残り800mとの表示を過ぎると、尾根筋の道になり、気楽な散歩道となる。

 途中の高木にブランコが設置されていた。せっかく設置されているので少し遊んでみる。
 ロープが長いだけに揺れも大きく結構楽しめるブランコであった。
 
 可也神社を過ぎると、間もなく山頂に着いた。見晴らしが悪いが一応ここが山頂である。

 記念の写真を撮って、そのまま展望台に向かう。

 展望所には20名を超える登山者がいた。麓の駐車場を占有していた団体か?

 ベンチに座って、軽めの食事とする。食後のコーヒーを楽しむ。

 360°のパノラマ景観で、青空に青い海が映える。

 小休止して下山にかかる。
  
 途中で休憩することもなく一気に下山してきた。

 そのまま帰路に着き、14時に無事帰宅した。

 これで今年の登山も終わりである。

 今年は月一登山を計画していたが、諸事情によって登れない月もあったが、結果的には12山を踏破した。踏破したというほどの山でもないかもしれないが、久しぶりの久住山はミヤマキリシマも満開で感動の山旅になった。
  
 新年も登山は続けることとしよう!!!
 

 


登り  ; 1時間       下り : 45分