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≪ 10月25日(金) ≫
大船山にはこれまでに3度登っているが、シャトルバスを利用した登山は保留となっていた。よって、今回はこのシャトルバスを利用した紅葉山旅とした。
シャトルバスは竹田市から出ている。少々家から距離があるので、9時半発(最終)のバスを予約しておいた。
家を6時前に出発、ネット情報では玖珠ICから国道387号線から同442号線で竹田に向かうルートで福岡空港から2時間半と紹介されていたが、ナビは九重ICを指示している。所要は2時間50分(家と空港の距離の差がある)とされていたが、このナビに従うこととした。
ナビが学習機能を発揮して、相変わらず山田SAへ左折を誘導する。このSAは我が家からちょうど1時間の距離にあるために、休憩に都合がよく、今回もいつものように立ち寄る。指示どおりとなってナビも喜んでいるようだ。
小休止後に出発、九重ICから筋湯温泉経由で瀬の本高原から竹田市方面へ。
8時半に目指「パルクラブ」に着いた。ナビの予定よりも20分も早く着いた。
昼食は竹田で調達しようと思ってここまで一途に走って来たが、近くにはコンビニはともかく店のようなものがない。
やむなく、またここを出て来た道を戻ると「まんじゅう」との暖簾が下がった店があった。が、店はまだ開いていない様子。電気がついていたので中を覗き込むと、おばあさんが一人で何か作業をされていた。目が合ったので、中に入れないかと指でコツコツとガラスを叩くと、ドアを開けてくれた。おかげで出来立ての酒まんじゅう等を買うことができ、昼食の
調達ができた。おばあさんに感謝!
パルクラブに戻り、山の準備を整えてシャトルバス乗り場へ。自販機にて往復2,000円のチケットを購入する。お二人の女性がおられたので、声をかけると福岡から来たとのことで、昨夜はリッチに黒川温泉に泊まられたとのこと。山旅の楽しみが倍増していいものである。
バスに乗りこみ9時半に出発、途中でゲートをくぐり、めったにお目にかかれない(運転手さんの談:猪と鹿にはよく出会う)キジのつがいにも出会い、20分ほどで登山口
へ。
シャトルバスのパンフではここから山頂まで2時間とあったが、バスの運転手さんは2時間半はかかるとのこと。我々はゆっくり登山なので3時間コースとなるか?
10時に登山開始、雨上がりで登山道が滑りやすくなっている。慎重に歩を進めていく。紅葉の素晴らしい山容が垣間見えるが、結構ガスがかかっていて、全容が見にくくなっている。
登山道も緋色の絨毯を敷いたような、見事な散り紅葉を楽しめる。
1時間半ほど登って、しばらくすると岩場となり、この岩が結構大きく足場が少ない。よって、小生が先に登り、女房を引き上げてやる。これに結構時間がかかった。
結局2時間40分で山頂へ。
ガスがかかっており、残念ながら見晴らしは効かない。御池も見下ろせない。帰りのバスは4時である。したがってあまりゆっくりもできないので、少し降りたところで風を避けて座り込み、昼食タイムとする。
疲れた体に甘いものは美味しい。またまたおばあさんに感謝して饅頭を食する。
女房も厳しい岩場を乗り越え、よくここまで登ってきたものである。晴れ男を自称する小生としては、ガスがかかって少々申し訳ない気分になり、残念ながら感動もほどほどであ
ったろうと思われるが、大船山に登ったという達成感は大きなものがあるものと思われるし、この達成感は何物にも代えがたいものがある。
女房は黙々と美味しそうに饅頭を食している。
1時半過ぎに下山開始、帰りはさすがに順調である。岩場もなんとか手を借りずに軽やかに飛び降りていく。
3時半前に無事バス停に降りてきた。が、迎えのバスはまだ来ていない。
間もなく、福岡から見えた二人の女性組も降りてこられた。
話をしていると、若い女性は4年前から山登りを始めたとのこと。またもう一人の女性はかってはかなり登られたらしいが、最近また登り始めて、今回が英彦山に続いて2山目とのこと。
若い女性には、これからまだまだ山を堪能される機会が多くなるものと思われるので、「機会があれば日本アルプスもお薦めですよ、九州の山々では味わえない大きな感動が味わえます。」と紹介しておいた。
バスに乗りこみパルクラブへ。
山の支度を解いて車に乗りこみ、出発する。出来れば日があるうちに高速に乗りたい。
来た道を戻る。筋湯温泉の道は車も少なく走りやすい。温泉近くで目の前を猪が道を横切っていった。車に当たらずによかった。
無事、薄暮の5時半前に九州道へ。
玖珠SAにて夕食タイムとする。だご汁セットにラーメンで空腹を満たす。
我が家のラーメンは、喜多方ラーメンの通販に、市内にある麺専門店(ラーメン店も買いに来るという)から購入した麺とスープで作るので、ラーメン店と変わらないような味が楽しめているが、それでも外に出るとラーメンを食べたくなるから不思議である。
しばらく走るとまたカーナビが山田SAに誘導する。女房がカーナビの顔を立ててあげようと、ここでもSAに立ち寄り、コーヒーを調達する。
すぐに出発、鳥栖JC近くから大渋滞になり、のろのろ運転となった。それでも一般道に出るよりはいいようで、途中からはスムーズな走りになり、19時40分に無事自宅に帰り着いた。
今回は絶景の紅葉登山を期待したが、残念ながら山頂はガスで感動は得られなかったが、さわやかな秋の登山を満喫できた。
来月は、「O型山旅会」で田原山(鋸山)登山に耶馬渓の紅葉を楽しむ予定である。
また来月下旬には関西へ紅葉ドライブ旅に出かけることとしている。
これからも、短い秋の快適な季節を最大限に満喫したいものである。
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