〜〜〜  雲仙・普賢岳  〜〜〜 
≪ 令和元年5月19日(日)〜20日(月) ≫


 
≪ 5月19日(日) ≫
 

 8時に自宅を出発、地下鉄にて博多駅へ向かい、新幹線に乗りこんで熊本へ。

 今回は「O型山旅会」の例会で、雲仙にての「かに三昧の山旅」となる。
 「かに三昧」とは雲仙みかどホテルのバイキング料理のことである。このホテルではタラバガニの太い爪足が提供されるので、大満足の食事となる。このホテルには、旧 「O型山友会」時代から話題に上っていたが、休前日と平日では料金が各段に異なる。よって泊まるならば休前日以外でということで、日曜日の宿泊にしたものである。

 博多駅でネットで予約していた早割りチケットを受け取り、久しぶりに新幹線に乗りこみ、コーヒーを飲みながら車窓を走りゆく風景を楽しむ。

 当初は、車で三瀬峠越えから佐賀大和ICから諫早ICまで高速で、その後一般道にて仁田峠に向かう予定であったが、山友有働氏の誘いもあって、熊本からの船旅に切り替えることとした。

 熊本駅からは予約していたフェリー会社のシャトルバスに乗りこむ。ここでシャトルバス利用札をいただく。これで船にそのまま乗りこんで、船の売店にてチケットが購入できる。

 チケットを往復で購入したので帰りは割引料金(870円⇒610円)であった。
 船のフロント部分はサロンのような作りになっていて、クマモンがお出迎えしてくれていた。

 有働氏、根塚氏も船に乗りこまれ、お互いに元気な状態での半年ぶりの感動の再会を祝す。

 船で1時間で島原港へ。船から見上げる普賢岳は山頂部分に雲がかかっていた。

 港近くのコンビニ店に立ち寄って軽く昼食を済ませた後、57号線を走って仁田峠へ向かう。

 仁田峠は満車状態であったが、見渡すツツジ群(ミヤマキリシマも)は見事であった。先週、雲仙のミヤマキリシマが満開とのニュースが流れていたので、1週間後の今日は少し散りが目立つかなと思っていたが、最高に見ごろな状態であった。

 神社での参拝を済ませて、樹林帯の登山道を登っていく。下山してくる方々と挨拶を交わしながら登っていく。
 ほぼ1時間で山頂へ、山頂は相変わらず雲が厚く風も強いので、早々に引き返す。

 帰りは国見岳方面分岐から、国見岳方面へ。

 分岐点まではかなりな登りであったが、その後は尾根筋の登山道となり、登山道の両サイドに見事なツツジ並木が出迎えてくれていた。
 今回は山頂の景観は駄目であったが、ツツジは最高の感動ものであった。
 特に、峠の駐車場が見える頃になると、まさに桃源郷の世界が広がったような絶景であった。

 山から下りたとたんに雨が降り出したので、急ぎ車に戻り、ホテルに向かう。
 ちょうど16時にホテルに着いたが、雨はすっかり上がっていた。

 ホテルフロントには30人程の人がチェックインに並んでいた。
 待っている間に、鹿児島大隅半島からみえた旅行者(男女5名)との会話がはずんだ。

 部屋に落ち着いて、早速温泉へ!
 露天風呂から見下ろす有明海の景観も見事であった。

 食事は19時半からとなっているので、それまで部屋で飲みながら、次回の山旅の打ち合わせをする。
 山陰の大山、阿蘇根子岳、杉乃井ホテルを利用した別府の鶴見岳、シャトルバスを利用した再度の大船山、九州の比叡山、鹿児島の開聞岳、遠方では韓国本土の紅葉登山や済州島のハイキング等々と、その候補には話題が尽きないが、今年の秋の山旅は、先の国東半島での紅葉山旅が結構楽しめたので、もう一度大分辺りの紅葉を楽しむこととしようということで、鋸山に登り、翌日耶馬渓の紅葉巡り旅と決定した。

 なお、来年の春山旅は、たまには大洋フェリーを利用しての山旅がいいかと、吉野の千本桜の見ごろな頃に桜を楽しみ、金剛山に登る山旅で一応の案とした。これはこれからまた検討を進めていく予定である。

 今日は、飲み放題の夕食となっているので、部屋ではおさえることとしようと言いながら飲み進み、ビールから缶酎ハイといつものように飲んでしまった。

 夕食の時間となって、フロント横の食事処へ。
 早速、カニから食事を始める。まずは黙々とカニを食べる。カニを食べている時はどうしても無口になるようだ。
 
 生ビールから赤ワインへ。やっと一息ついた。
 焼き肉を始める。これに赤ワインがよく合う。

 先ほどの次回の山旅の打ち合わせでは、いつまで会を存続するかということまで話題が広がったが、メンバーの誰かが体調不良等で参加できなくなるまでは存続しようとなった。
 まだまだ、しばらくは人と人との出会いの妙を楽しむこととしよう!!!

 食事の最後は「長崎皿うどん」で締めた。

 食事を終えて、宴劇場に立ち寄り、大衆演芸を覗く。このような大衆演芸は年寄りが楽しむものと思っていたが、既に小生もその年寄りの仲間入りをしている。しかしながら、まだまだ 全く興味がわかない!

 部屋に戻り、カラオケルームは予約で一杯とのことで、いつものようにスマホの「You−tube」でカラオケを検索して、しばらくはカラオケ三昧となった。その内に一人がダウンしたので、これでお開きとした。既に22時を回っていた。

 最近は寝るのが早くなった、21時半から22時頃には布団に潜り込み、音楽を聴きながら30分程度の読書タイムである。

 よって、朝は5時過ぎには目が覚めるようになった。
 まあ、これもある意味健康な生活パターンといえるのか・・・。

   
 

 
≪ 5月20日(月) ≫


 ・・・ということで、今日も5時に目が覚めた。
 既にご両名も目覚めておられた。

 3人でまた5時から開いている温泉へ。露天風呂から見下ろす朝もやに煙る有明海は絶妙の景観を呈していた。

 身支度を整えて、朝の散歩にでかける。ホテルへのアプローチはなかなか楽しめる。巨大な銘木や、彫刻品が多数鎮座しており、見飽きることはない。

 7時から朝食を済ませて部屋に戻り、NHKの朝ドラを見ながら、5分スクワットの2セットで身体の調子を整える。

 8時15分出発、ホテルの支払いは一人10,700円であった。

 「道の駅 みずなし本陣ふかえ」へ。
 ここには雲仙岳(普賢岳を含めた山々の総称)の大噴火によって、土石流の被害にあった家屋等がそのまま保存されている。
 火砕流の被害の後で、その後の降雨によって引き起こされた土石流のすさまじさは驚愕ものであった。
 
 道の駅を出てすぐ近くにある「がまだすドーム」へ。
 シニア割で入場する。まだ人も少なく、係員の方々が暇そうであった。
 火砕流の状況や、その被害の状況等を確認し、シアターで大噴火の映像を見て、ドームを出る。

 ここから島原城へ向かう。
 途中、鯉の泳ぐ町に立ち寄り町を散策 する。昔懐かしい人面魚が確認できた。
 散策後、島原城へ10時半に着いた。
 安土桃山時代の築城方式で建てられた端正なお城である。
 
 天守閣へ登ると、島原市が海沿いに発展してきた町であることがよく分かる。
 
 フェリーの時間が迫ってきたので、急ぎ車に戻り、島原港へ。

 ここで食事をしようと食堂を探すも、周辺にも適当な店がない。
 ターミナル内には、立ち食いのうどん店と喫茶店のみである。

 よって、朝の食事を満喫してきたために、あまり空腹感がないので昼食はカットすることとした。

 12時過ぎにフェリーに乗りこむ。
 ご両名とも休憩中である。根塚氏は、熊本港から佐伯までの長距離ドライブとなるので、今が休憩のチャンスである。

 小生は今回の旅の記録をメモにしていく。
 今回は「かに三昧」も予定通り満喫し、絶景登山も十分に楽しめた。

 次に再会するのは秋である。また秋の紅葉山旅を楽しむこととしよう!

 熊本港に着いて、根塚氏と別れ、熊本駅へ。ここで有働氏と別れて駅構内へ。
 予約の新幹線まで時間があるので、駅構内のフリーエリアにてくつろぐ。

 新幹線に乗り込み、40分で博多駅へ。地下鉄に乗り継ぎ、女房の迎えの車にて無事帰宅した。

 今回はビデオ撮影の尺が長いので、この編集には時間がかかりそうだ。

 


普賢岳  登り  ; 1時間10分    下り : 1時間 (国見岳分岐経由)