〜〜〜  対馬 ・ 洲藻白嶽登山旅  〜〜〜 
≪ 平成30年4月20日(金)〜22日(日) ≫


 
≪ 4月20日(金) ≫
 

 未だサボテン多肉の植え替えが終わっていないが、作業を中断して山旅に向かう。


 参考までに、多肉の寄せ植えが1年でどうなったかを見比べてみたが、戸外での雨ざらし栽培のために、結構元気よく育ち過ぎたようだ。


 夕方17時前に自宅を出発、女房の運転で博多ふ頭・ベイサイドへ向かう。
 今回は、新たに発足した「O型山旅会」の記念すべき第1回目の例会山旅となる。

 既に、ベイサイドに山友の根塚氏が到着され、ここで待っているとの催促の電話があった。
 相変わらず、行動が早いお方である。

 17時20分着、無事根塚氏と合流する。まずは明日の釣り餌を確保し、ぶらぶら歩いて中州へ向かう。
 おみやげのお菓子を探すも中州にはお菓子屋が見当たらない。川端商店街まで行き、やっと「博多通りもん」を確保し、また中州へ戻る。外国の観光客も増えている中で、福岡一の歓楽街である中州にはお土産店の一つもないとは 今更驚きであった。

 時間はまだ18時半である。今日は深夜0時5分発の夜行フェリーで対馬に向かうので、乗船前に中州で前夜祭となったが、これが20時からのセットである。よって、あまり腰を据えて飲み始めると、飲み放題の後が怖くなる。

 軽く焼き鳥でビールを飲むかと店を探すも適当な店がない。よって、宴会の場である「さかな市場」のカウンターで飲もうとなったが、そのカウンターが満席で空いていないという。しかしながら予約している宴会の席は確保されているとのことで、ここで飲むこととした。宴会とは別会計で生ビールに焼き鳥の盛り合わせを注文する。

 生ビールは間もなく空いた。ここで悪知恵を働かせることとした。
 飲み放題は3時間となっているので、19時から始めても22時まで飲めることになる。よって、係りの女性と交渉し、料理は20時からで、飲み放題のみ19時からカウンター開始ということで、ここからは宴会の内ということで 了解をとり、早速赤ワインを頼む。

 その内に、有働氏、秋山さん、上藤さん、名越さんと全員がそろっての大宴会となった。
 ワインは既にデカンタに変わっている。そのデカンタのおかわりが忙しい。

 盛り上がると時間が経つのもあっという間で、早くも22時になって、お開きとなった。

 屋台を物色するも、屋台の数が減っているようで、6人が座れる店がない。よって、屋台は諦め、博多出会い橋周辺をぶらぶらしてタクシーでベイサイドへ向かう。

 乗船手続きを済ませて乗船、2等船室へ、お客さんは少なく広々としている。毛布を2枚調達し、寝床を確保して早々に休む。


 

 
≪ 4月21日(土) ≫


 4時45分、定刻に対馬着。
 朝が早いので、7時までは船内で休めることになっている。

 6時に起き、洗面を済ませて、昨夜、コンビニで調達してきたサンドイッチを食べる。
 7時になって下船、ここで対馬・地元の中村ご夫婦の出迎えを受ける。 この中村さんは、尾瀬の山旅で知り合った仲で、娘さんが結婚されて我が家の近くにおられる。今回の山旅はこの中村さんと打ち合わせの上で実現したものである。
 
 お互いに自己紹介をして、車2台へ分乗し、まずは中村邸へ。
 中村家は豪邸で、木の香りがただようようなログハウス調の家となっている。
 庭にはバーベキュのコンロもあって、何とも楽しめる生活空間を作り出している。

 奥さんは体調がすぐれないとのことで、山は7人で登ることになった。
 白嶽登山口へ。

 7時50分登山口着、準備を整えて登山開始。
 川沿いの樹林帯を快適に登っていく。

 やがて鳥居があって、そこをくぐると少々急登になってくる。山頂近くになると岩場が増えてくる。小生が体調を崩して段々と遅れてくる。このため、皆に迷惑をかけてしまった。

 山頂は360度のパノラマ展望で、岩場に寝転んで絶景を堪能する。

 目の前には女岳が聳えている。澄みきった青空と海の青さのコントラストがいい!
 絶景を眺めながら、中村奥さん差し入れのリンゴがおいしい! 

 山頂で小休止した後、登ってきた登山道を戻る。11時25分に無事下山、途中で中村奥さんを拾って昼食の店に向かう。
 昼食は奥さんが地元の名産を紹介したいのとことで、お薦めの対馬ソバの昼食となったが、全て奥さんのおごりとなった。人数が多いので丁重にお断りしたが、結局ビールも含めておごっていただくことになった。中村 ご夫婦に感謝!

 食後、民宿へ向かう。
 13時に民宿くろいわ荘に着いた。既にチェックインOKとのことで、部屋に上がり込み、荷物を整理して、根塚氏と小生は魚釣りに、他の4人は観光に向かう。

 民宿前の海を覗きこむと、まあまあの型の魚が泳いでいるのが見える。早速、フカセ釣りで探っていると、フグが釣れた。今度は振り込みで探っていると、またフグが釣れたので、ここでの釣りは止めた。

 少し右手の方に移動する。ここで振り込むと、すぐに小型の真ハギが釣れた。次には片手より大きなベラが釣れた。しばらくはベラが大中小取り交ぜて釣れた。

 釣りをやっているすぐ後ろの民家のご主人がやってきて、「対岸に行くとクロが釣れるよ。」とのこと。しかしながら対岸に行くには大移動となるので、ここで釣り続ける。このご主人が畑仕事を始められると、奥さんが出てきて麦わら帽子をご主人 の頭にかぶせられていたが、ご主人は「いらない、おれはいらないんだよ!」とのつれない対応。奥さんが寂しそうに家に引き上げられた。こちらまでなんだか寂し気な気分にさせられた。

 その内に奥さんがご主人の汗拭き用のタオルを持ってまた出てこられた。どこまでも優しい奥さんである。その奥さんに「この魚はいりませんか? もらっていただくと助かります。」と言うと、恐縮されながらも喜びながらもらっていかれた。 魚のお礼にとジュースとお菓子をもってこられたが、「却ってご迷惑をかけてしまったようですね。」と言いながら有り難くよく冷えたジュースをいただく。
 差し上げた魚で、夕食はご主人と楽しんでもらえればいいがとふと思う。

 15時過ぎに潮どまりになると魚の当たりもなくなってしまった。魚の食事の時間が終わったようだ。

 民宿に戻り、風呂で汗を流して、またビールを飲み始める。
 昨日は少々飲み過ぎたので、今日は極控えめに飲むことにする。

 観光組が戻ってきて、18時半から宴会開始。
 ご招待していた中村ご夫婦を主賓席に、8人での宴会が始まる。

 魚料理が次々に出てくるが、別途、宴会用に鉢盛を2皿頼んでいたが、これが出てこない。確認すると電話を受けた女性がメモを忘れていたとのことで、お詫びにと焼酎4合瓶の差し入れがあった。有り難くいただく。
 秋山さんがこっそりとワインの持ち込みを・・・。

 飲み過ぎないように抑えながら、いつの間にかワインは空いていた。
 焼酎の2本目も来たが、さすがに根塚さんもあまり進まない様だった。

 あまった焼酎は隣のテーブルの釣り客に差し入れして、宴会はお開きとなった。 

 中村さんから全員に乾燥しいたけのおみやげをいただいた。昼食をごちそうになり、またおみやげまでいただいてしまった。
 
 中村ご夫婦をお見送りして、部屋に戻り、メモの整理をして休む。

 
 ≪ 4月22日(日) ≫

 6時に起きる。根塚氏は厳原港7時発のジェットフォイルに乗るために既に出発されていた。

 民宿の前の海を見に行く。潮の流れが早く、絶好の釣りタイムであるが餌がない。
 ぶらぶら散歩をしていると、秋山さんも散歩中であった。
 上藤さんと秋山さんは、レンタカーを借りて、もう少し島内を観光して2便のフェリーで帰るとのこと。

 朝食を済ませ、チェックアウトも済ませて、荷物を整理して玄関に出ると、すでに中村さんが迎えに来てくれていた。
 迎えの車に乗りこみフェリーターミナルへ。
 中村さんと別れの挨拶を済ませて、フェリーに乗りこみ、デッキの椅子に座って対馬との別れの挨拶をする。
 今日もいい天気で、青い海原に白波が映えている。

 今回の「O型山旅会」メンバーと中村ご夫婦とは、共に山で知り合った仲であるが、たまたまの出会いから新たな人とのつきあいが始まるとは人生とは何とも奇なるものであるとしみじみ思う。ちなみに中村奥さんも「O型」という奇遇である。

 来月には、南米旅行で知り合った、埼玉在住の染谷ご夫婦が来福されることになっている。出来るだけのおもてなしをすることとしよう!!!
    
 島影が見えなくなると、変化が全く無くなったので船室に戻る。
 
 横になって、眠るわけではないが、うつらうつら状態で時間が過ぎていく。

 壱岐の島に着いたので、また看板に出て、ビデオを撮る。
 壱岐の島には何度来たのか? 仕事で何回も来ているし、慰安旅行や家族旅行、釣り仲間とも何度も来ている。
 最近は20年以上も来ていないので、近くて遠い島となってしまったようだ。

 13時半、定刻に博多港着、皆と別れの挨拶をして、迎えの女房の車に乗りこみ、15時前に無事自宅に帰り着いた。

 今回は「O型山旅会」の記念すべき第1回目の例会となったが、解散した女性陣が、対馬なら是非とも行きたいとなって、結果、6名での山旅になったが、奇しくもこのメンバーは「O型山友会」第1回目のメンバーであった。

 さて、次回は秋の紅葉登山ということで、四国の石鎚山に決定した。初日に石鎚山登山口にある土小屋宿泊、二日目は道後温泉がいいか・・・と、これからゆっくり詰めていくことになる。中村ご夫婦も同行したいとのことであった。
 楽しい山旅計画が待っていると、日々の生活が充実してくるようだ。

 なお、今年の日本アルプスは、クラブツーリズムのツアーが既に登った山ばかりで、新たな企画が少ないために、日本百名山である「八甲田山、岩木山」の登山旅に申し込んだ。これも楽しみである。

 


登り  ; 1時間30分    下り : 1時間00分