〜平成29年11月19日〜
今日の紅葉登山は、福岡では紅葉の名所として名を馳せる古処山に登ることにした。
8時に自宅発、大分道の甘木ICで高速を降りて、筑前の小京都・秋月に入る。
少々回り道をして9時25分に秋月キャンプ場の手前にある古処山登山口駐車場に着いた。
駐車場には既に15台ほどの車が駐車していた。さすがに秋の人気の山のようだ。
山の装備を整えて、9時50分に登山開始、野鳥川沿いに登っていく。しばらくは民家もあって舗装道が続くが、やがて山道となる。
駐車場周辺の紅葉がまずまずであったが、この辺りまでくると落葉が目立つようになった。
秋月の紅葉情報は「色づき始め」とあったので期待していたが、やはり山部となると状況は異なるようだ。
先週に続いて、紅葉のベストタイミングを外しての登山となった。
それでも、さわやかな森林浴となり、快適な登山である。
渓流に沿って登ってきて、ちょうど1時間ほどで古処林道の終点駐車場に着いた。
前回はここから登ったが、少々物足りなかったので、今回はメインの登山道から登ってきた。
ここにも車が8台駐車していた。
ここからは沢から外れて、本格的な山道となる。
途中、数年前の降雨で登山道が流され、荒れた道の部分があった。
ここは、結構な急こう配である。登山道が流された後の登山者が、最短で山頂を目指したようだ。
しばらくすると、また整備された登山道に戻った。
山城の水場であった水船に出て、ここからは左手の古処山に向かう。
山頂近くは石灰岩が露出しているため、特有の植生となっているが、この辺りに群生するオオヒメツゲは国指定の天然記念物となっている。樹齢1000年を超える古木もあるとのこと。そのオオヒメツゲの群生の間を登っていく。
12時10分、無事山頂に着いた。
駐車場の車の割には、山頂の人は1組の夫婦のみと極端に少ない。
やがて別の夫婦の方が登って来られ、更に男女3人組の登山者が山頂にみえた。
この3人組は、荷物の中から保温パックみたいなものを取り出し、それに水をそそぐと湯気が出てきた。
「何ができるのですか?」と聞くと、「カレーです!」とのこと。山頂でカレーとはなかなかしゃれている!
12時45分に下山開始、登ってきた道を戻る。
樹木の年輪のような模様が明確についた岩があった。
「樹木の化石かな?」と言うと、女房が「石じゃない?」と返してきた。
化石は石ではないのか??? ・・・夫婦のたわいもない会話であった。
下りは早い、13時半に林道駐車場へ、14時05分、山頂から1時間20分で駐車場へ戻ってきた。
山の装備を解いて、身軽になって車に乗りこみ出発、大分道から福岡都市高速を通り、ついでに買い物を済ませて、16時に無事帰宅した。
今回も紅葉は少々しか楽しめなかったが、快適な山旅であった。
さて、来週はいよいよ国東半島の「中山仙境」であるが、ここも紅葉の見ごろは終わっているのか???
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