【    油   山 ・ 3  】   597m


〜平成29年11月12日〜
 

 紅葉登山の季節になったので、まずは近場の油山に登ることにした。油山は今年3回目の登山になる。
 登山というよりもハイキングみたいな山ではあるが・・・。

 昨日までの新聞情報では「紅葉見ごろ」となっていたが、今朝は既に「落葉初め」と変わっていた。
 久住山系でも今紅葉見ごろな山が多いのに、何故低山の油山が落葉なのか?
 紅葉の木の種類が違うのか・・・?

 8時半に自宅を出発、今回は別ルートから登ろうと、内野から脇山に出て、通称「九電ルート」と呼ばれる荒平山登山口を目指す。
 脇山のふれあい動物園の先からすぐに左折し、人家の間の狭い道を進んでいく。やがて林道になり、暗い道を登っていく。突き当りに出たがここも暗い。ここが登山口なのか? どうもあまりメジャーな登山道ではないようなので、山には登れても無事ここに戻ってくることが出来るかどうか不安になったので、引き返すことにした。

 また、いつもの油山市民の森管理センターに向かう。

 9時半過ぎに着いた。準備を整え登山開始。今日は好天にも恵まれ登山者も多い。
 30名くらいの団体がちょうどセンターから出発していくところであった。

 初めて登った時のBコース(吊り橋コース)で登っていく。
 登り始めの周辺は既に落葉していた。
 吊り橋に着いたが、ここから見た紅葉も落葉が目立つ。

 今日は本当に登山者が多く、子供連れの家族も目立った。
 中には赤ちゃんをだっこして登られている若いお母さんもおられた。

 まだ幼稚園生くらいの小さな男の子と女の子が走って追いついてきた。
 山道を走って登ってくる子供を見ていると、何とも頼もしくなる。

 子供の方から「こんにちは!」と声をかけてくる子もいる。何ともすがすがしい。

 道しるべ番号85番にあるあずま屋で一休みする。
 登り始めはかなり冷え込んでいたが、登り始めると汗ばむ陽気となった。
 一度登ったコースなので、ここまでは前よりは楽に感じた。

 これから少し急登の箇所もある。

 この辺からは少し紅葉が綺麗な木も散見された。

 無事、尾根筋に出て、緩やかな傾斜を山頂に向けて登っていく。
 ほぼ1時間半で山頂に着いた。
 20人ほどの人が山頂からの景色を楽しまれていた。

 秋は空が澄みきっているので、福岡市がすっきりと見えている。
 座り込んで、コンビニで買ってきたおにぎり弁当を食べる。
 汗ばむ陽気であったが、さすがにじっと休んでいると汗が冷えてきて肌寒く感じるようになる。
 秋独特のスジ雲が何本も走っていた。

 女房も腰が痛そうであるが、よくここまで登ってきたものだと感心する。
 山の装備は、結構女房からのプレゼントが多い。感謝!感謝!
 時々、女房の横顔を見ながら思うことがある。女房は小生と人生を共にしてこれまで幸せだったのだろうかと・・・。

 コーヒーを飲んで、しばらく至福の時間を満喫する。

 支度を整えて下山開始、来たコースを戻っていく。
 
 若い学生風の若者達に「こんにちは!」と挨拶を交わしたが、よく見るとアジア系の若者たちであった。留学生なのか?
 ここ福岡市でも、街中を自転車で走る外国人を普通にみかけるが、違和感なく街に溶け込んでいるのが嬉しくなる。

 下りはまた見える景色も変わって見え、楽しめる。
 1時間足らずで管理センターに戻ってきた。

 12時半前であったが、この時間だとNHKの囲碁トーナメント対局に間に合うので、急いで帰宅することとした。
 13時前に無事帰宅してきた。

 今回は紅葉はほどほどであったので、次週は紅葉情報を確認して山を決めることとした。

 なお、26日には「O型山友会」の例会で、国東半島の「中山仙境」を予定しているが、更に、神や仏の郷である国東半島を紅葉の時期に散策するのが楽しみである。ご朱印帳も持っていくこととしよう。
 

 登り  : 1時間30分  下り : 50分