【   三  俣  山   】   1、 745m

〜平成28年10月29日(土)〜

 
10月も早くも最後の週末となった。久住連山の紅葉もそろそろ見頃から落葉の時期を迎える。

 先週に続いて、今日も久住に向かう。今回は「O型山友会」の例会で、明日、三俣山に登るためである。

 9時50分出発、長者原に着いたのが12時ちょうどであったが、山近くの駐車場は満車状態であったので、そのまま牧ノ戸峠に向かう。しかしながら、ここも満車状態で、登山客の下山もまだまばらな状態であった。 駐車スペースが空きそうもない。
 先週は天気が悪かったので、それなりの車の数であったが、今日は相当の登山者であるようだ。明日も大混雑が予想される。

 少し、やまなみハイウェイをドライブし、登山の行動食で軽く昼食を済ませて、牧ノ戸峠に戻ると、ちょうど1台が出て行った後に駐車することができた。

 トレッキングシューズに履き替えて、早速登り始める。今日は展望台のさらに先の、沓掛山の手前の広場まで登る。展望台からの景色は先週の方が、色鮮やかだった。三俣山は雲に覆われていた。

 沓掛山手前の広場は登山者から小生を含めたブラリ組であふれていた。山斜面の紅葉はまずまずであった。阿蘇五岳も、今日は静かに横たわっていた。噴煙もおとなしい。このままいつまでも平穏な阿蘇山でいて欲しいものである。

 しばらくパノラマ絶景を楽しんで、下山にかかる。展望台でまたしばらく展望を楽しんでいると、三俣山が顔を出してきた。

 展望台から坂道を降りていくと、今月初めの尾瀬旅で同行した女性と偶然にも遭遇した。女性も分かったようで、立ち止まり、尾瀬旅の話になった。改めて名前を確認すると井上という名前であった。井上女史と同行された帆足氏には尾瀬旅ビデオのコピーを送っているので、見せてもらうように勧めておいた。

 14時半に牧ノ戸峠発、長者原に戻ってみた。相変わらず満車状態であったので、道路を隔てた遠くの駐車スペースに駐車し、歩いてビジターセンターへ向かう。
 パンフレットを数種もらい、久住の四季のビデオを見て、その後タデ原湿原を散策する。
 少し冷えてきたので車に戻り、筋湯温泉のホテルに向かう。

 16時過ぎに、「ホテル大高原」に着いた。先週泊まった「ホテル名山」のすぐ近くであった。

 山友会メンバーの有働氏、根塚氏は先に到着され、大宴会の最中であった。

 まずは温泉に入って、ゆっくりとくつろぐ。先週に続けての筋湯温泉である。露天風呂もあったが、大浴場のみで上がり、早速宴会に加わる。

 会の今後の在り方についてかなりな議論(?)となったが、懇親と登山の両輪が会の目的であることに異議なしとのことで落ち着いた。 

 ビールからワインを飲む。白ワインを飲み、赤ワインを飲んでいるところで、夕食タイムとなったので、食事に向かう。有働氏が見つけられたホテルであったが、土曜日に1万円少々の料金であったが、食事は豪華な会食膳で、十分に満足であった。ここでも生ビールからレモンハイを飲む。

 部屋に戻り、またワインに戻り、カラオケが始まる。テレビでは日本シリーズ第6戦があっている。野球を見ながら一方でカラオケである。カラオケは、you‐tubeで歌手名や、歌の題名、それも分からないときは、歌詞の一部で検索し、更にそのカラオケバージョンを見つけ出して 、それを見ながら歌う。

 you‐tubeはなかなかに優れもので、検索して空振りはほとんどなかった。

 日本シリーズは北海道の勢いそのままに日ハムが圧勝で優勝した。今日は広島が勝ち、最終第7戦で、また黒田と大谷の大舞台を期待したフアンも多かったのではないだろうか?


〜平成28年10月30日(日)〜

 6時前に起きる。
 温泉に入って昨日の酒を少しでも醒ます。更に我が家で採れたカキを食べる。カキは滋養成分が多く、二日酔いにもいい。 二日酔いで本人が真っ赤ではさまにならないが、「カキが赤くなれば医者が青くなる。」という。

 7時に朝食、支払いを済ませて45分に出発、長者原に向かう。 

 8時過ぎに着いたが、車が多く、駐車スペースもかなり少なくなっていた。
 準備を整えて、売店で250円のおにぎり弁当を購入する。

 今日は、女性陣は秋山さんだけの参加となった。また、赤城さんという秋山さんの同級生の方 が同行された。
 秋山さんは鹿児島県出水市在住であるが、赤城さんは、その隣の阿久根市の方である。今日は4時半に自宅を出られ、秋山さんと交代で運転してこられた。
 秋山さんは赤城さんから「メンバーはどういう方々なの?」と質問されて応えに困ったという。そういえば、男性陣がどのような仕事をしてきたのか話をしたことがない。まあ山の好きな人間の集まりでいいのでは!

 赤城さんは日頃は鹿児島県内の山々を歩き回っておられるとのこと。また、血液型は「O型」とのことで、また「O型」が増殖してしまった。

 次々に団体や個人グループの登山者が出発していかれるが、我々も8時45分に登山開始する。
 
 舗装された道を歩くのは味気ないが、秋の山の風情に免じて許すこととしよう。

 途中から登山道のショートカットの左手のやぶこぎの山道に入り込み、滑りそうな斜面を登っていく。やがて舗装された道路に出て、ここで一休みする。

 遠くに湧蓋山が見えている。根塚氏が、あれは湧蓋山ではない、湧蓋山はもっと左の方になると説明されていたが、山と渓谷社の地図で確認すると、根塚氏、「あれが湧蓋山か・・・。」 笑うに笑えない!

 1時間半ほどで「スガモリ越え」に着いた。ここではこれまでに見たことがないような数の人々であふれていた。

 小休止して、いよいよ三俣山に取りつく。並んで登っていくような感じである。

 後ろには、久住山から天狗、中岳がそびえ、ここまでこなければ見ることができない見事な景観を見せている。
 また、その左手には紅葉の大船山が華麗なる山姿を楽しませてくれている。

 10時45分、西峰着。
 引き続き、一山越えて、次のピークである本峰に着いたのが11時26分。

 少々風があるので、風をよける場所で昼食にすることとし、風をよける場所を探していたら、11時35分にW峰まで登ってしまった。人も少ないので、ここで昼食とする。長者原の茶店で買ったおにぎり弁当はおにぎり2個につけもの2個のみであったが、おいしかった。

 南峰や北峰から雨ヶ池に降りるルートがあったが、現在では登山禁止ルートになっているようで、来た道を戻ることにする。

 11時55分、下山開始。
 途中、スガモリ越えで小休止しただけで、ほとんど休みらしい休みを取ることもなく、一気に下山、14時25分に長者原登山口に戻ってきた。

 ここで、記念写真を撮って、皆と別れの挨拶を交わし解散する。

 車に戻り、登山装備を解いて、車に乗り込み14時45分に帰路につく。
 帰りは九酔渓を経由して帰ることとしたが、九酔渓の紅葉はまだまだであった。

 九重ICから九州道をひた走り、いつもの山田SAで小休止する。おみやげに「から揚げ」を2パック購入し、リフレッシュして再び九州道を走る。鳥栖IC周辺で渋滞にあったが、16時前に無事帰宅した。

 今回は「O型山友会」の例会登山であったが、昨年春の市房山以来の久しぶりの例会で、前泊での盛り上がりから、さわやかな秋空の下での紅葉登山を満喫できた。

 新メンバーとなられた赤城さんは、初めての参加ではあったが、メンバーに早くも溶け込まれた感じで、これからも楽しみにしていますとのこと。
 「例会は春と秋の2回です。」と言ったら、「もっと多い方がいい!」とのリクエストであったが、九州内の各地から集まるので、年2回が適当である旨伝える。
 
 来年の春登山は、前泊懇親会から大分か熊本の手ごろな山の登山で計画することと決まった。
 幹事役の根塚さん、計画策定からスケジュール調整、宿泊先の手配まで頑張ってください!!!
 根塚さんがいないと「O型山友会」は解散の危機になります!!!


 
「O型山友会」メンバーへ ; 山紀行に「O型山友会」例会の項を設けました。これを見て、これまでの経緯を懐かしく、かつ楽しく思い出してください。
 

 登り(本峰);3時間40分 〜10分〜 下り (W峰):2時間30分