【   黒    岳   】   1、587m

〜平成28年10月22日〜
 

 23日、日曜日は山の会で三俣山に登る予定であったが、雨で延期となった。
 小生は前日に九重に入り、黒岳登山を予定していたので、22日に予定通り九重に向かった。
 
 ピンポイントで最新の九重の天気を確認すると、土曜日よりも日曜日の方が曇りとなっているので、黒岳には明日登ることにし、今日は「やまなみハイウェイ」のドライブを楽しむことにした。

 ドライブ旅にしたので、朝、遅めの10時前に出発、九州道の山田SAで小休止する。ここは人気のSAで雨にも係わらず、いつものように人が多い。
 長者原に着いたのは12時を少し過ぎていた。ここの駐車場も相変わらず車が多い。早くも下山して来られた登山者もおられた。

 ここで昼食タイムとし、大分名物の「鶏天定食」にする。待つ間、ポケモンGOをしていると、新規のポケモンを2匹ゲットできた。

 食事を済ませて、雨が上がっていたので、少し周辺を散策する。
 「山の日」 の制定を記念して「坊がづる賛歌」の歌碑が2015年8月11日に設置されていた。(宿で確認すると、You−Tubeに芹洋子さんがこのセレモニーに参加され、坊がづる賛歌と四季の歌を歌われている動画がアップされていた。)

 時折ガスが晴れて、三俣山が姿を見せる。次の機会に「山の会」で登る旨挨拶をしておいた。

 13時半に出発、牧ノ戸峠に向かう。途中の紅葉が綺麗であった。この峠には何回来たのだろうか。学生時代は春と秋の2回、久住山に登っていたので、ドライブ旅もあって、1年に1回としても50回以上になる。

 現職時代に、当時の局長とイタリアのモルティニ教授を案内して、ここの展望台まで登ったのを思い出す。今日もまた登ってみる。

 登山道は既に紅葉の絨毯であったが、展望台からは周辺の綺麗な紅葉を見渡すことができた。
 ベンチに座って、しばらく休息する。由布岳から鶴見岳も姿を見せている。

 下に降りて、瀬の本高原にある「久住高原ロードパーク」に向かう。しかし、ここは先の熊本地震で道路が一部崩壊したとのことで閉鎖されていた。
 入り口から覗くも紅葉はしていないようだ。ここは紅葉の適期には入り口から目を見張るような紅葉が楽しめる場所である。

 そのまま三愛レストランに降りていく。コーヒーを飲みながら久住連山を眺める。山のゆるやかな時間が静かに流れていく。

 15時半になったので、少し早いが宿に向かう。VIP会員になっているサイトで見つけた宿である。16時前に筋湯温泉の「旅館名山」に着いた。まさに山小屋のような簡素な宿である。
 早速、露天風呂に入る。2ヵ所あるが、入り口に札があって、使用中と表示すれば貸し切り状態となる。時間が早いので、周辺の山々を眺めながら長めの入浴となってしまった。

 夕食は部屋食とのこと。これは有り難い。食事が運ばれる前に電話が掛かってきて、飲み物のサービスがあるとことで、ビールを頼むと大びんが出てきた。これも有り難い。そういえば、頼んだ時に「紅葉プラント」となっていたので、このサービスのようだ。馬刺しまで付いてきたので食事も十分に楽しめた。

 食後に日本シリーズの熱戦を見ながら、YouーTubeで山の歌を聴いていると、芹洋子さんがセレモニーに参加されたときの動画が出てきた。さわやかな歌声に改めて魅了される。
 日本シリーズは広島が勝った。日ハムとしては大谷で負けてしまって大誤算であったろう。明日からの試合も楽しみになった。


〜平成28年10月23日〜

 6時前に起き、7時に大広間で朝食、朝食は7時半からとのことだったが、山に登るので早くしたいと要望していたら7時でOKとなったものである。
 食事を終えたころにコーヒーが出てきた。簡素な宿とはいうものの、なかなかサービスはいい。部屋は6畳一間で、トイレに洗面所がついているのみである。
 料金は7,510円であった。何とも格安な温泉旅館である。土日・平日でも同料金とのこと。「また、いつかお世話になります。」と挨拶をして7時半に出発する。

 早朝の高原は車がほとんど走っていない。快適なドライブで、由布市庄内町の男池園地に着いたのは8時過ぎであった。広い駐車場に車が10台ほど止まっていた。準備を済ませて、8時20分に出発、園地入り口で「黒岳男池周辺清掃協力金」として100円を払 い、登山届を出して園地に入っていく。
 湧き水の澄みきったブルーに魅了される。

 ここは2度目の登山になる。ソババッケまでは1時間足らずである。曇りではあるが雨は降っていない。園地で少し散策したので、9時20分、ちょうど1時間でソババッケに着いた。ここで小休止する。残念ながら 前回、絶景が堪能できた平治岳はガスに覆われている。
  
  5分ほど休んで出発、最初は比較的に平坦な道であるが、その内に大きな岩がゴロゴロしてくる。滑らないように慎重に岩場を進んでいく。岩場を歩くときは何も考えていない。ただ 集中して歩を進めるだけである。
 1時間で次の休憩場所である風穴に着いた。ほぼ予定どおりの行程である。

 10時半出発、ここからがいよいよ本格的な黒岳登山となる。5歩歩くとほぼ1m登るくらいの傾斜である。振り返ると、平治岳は見えないが手前の山の紅葉が見事である。少し登っては振り返ってその紅葉を楽しむ。

 山頂着11時半過ぎ、ここまでもほぼ1時間の行程である。残念ながらガスに覆われ、見晴らしは全く効かない。夫婦連れの方に写真を撮ってもらい、行動食のみで下山にとりかかる。

 11時45分下山開始、下りは早い。13時20分、一気にソババッケまで降りてきた。ここでおにぎりを1個食べる。
 男性が一人降りてこられた。黒岳では見かけなかったので、「平治岳ですか?」と聞くと、大船山から平治岳まで登って降りてきたとのこと。7時半に登山開始とのことだから、相当な健脚の方である。しばらく山の話で盛り上がる。

 13時40分出発、14時15分に登山口に戻ってきた。

 登山口の売店で地元のおばさんがお菓子を売っていた。お客さんもなく、寂しそうだったので、話しかけて、おみやげに饅頭とせんべいを買ってあげた。小生はどうも情にもろいところがある。 

 14時半過ぎに出発、九重ICから九州道を走り、16時過ぎに山田SA着、いつものように、ここで小休止する。
 女房が準備してくれた眠気覚ましのドリンクを飲んで出発、17時過ぎに無事自宅に戻って来た。

 今回は天気が悪い中でのドライブ旅になったが、やまなみハイウェイは快適であるし、紅葉もそれなりに楽しめた。
 黒岳登山は、前回とほぼ同様の行程で登ることができ、まだまだ体力が衰えていないことが確認できた。

 そろそろ来年の日本アルプスの山の検討に入ることとしよう!

 

 登り;3時間10分  下り:2時間30分