【  英 彦 山  】  1,188m

〜平成28年11月6日〜
 

 我が家のアリオカルプス属の「花牡丹」の花が咲いた。これもサボテン科に属する。
 この花が咲くと間もなく秋も終わり、やがて本格的な冬の到来となり、「花牡丹」は休眠に入る。

 しかしながらまだ世の中は秋模様で、紅葉のニュースが飛び込んでくる。
 紅葉登山はどの山にしようかと思っていたら、紅葉が見頃とのニュースを見た女房が「英彦山」がいいとのことで、またまた英彦山に登ることにした。

 これで3週連続の紅葉登山となる。

 7時40分自宅発、都市高速から九州道を経由し、杷木ICで高速を降りて、英彦山のスロープカー花駅着が9時40分、花駅駐車場の手前の道路沿いに車を止める。

 準備を整えて50分に登山開始。
 澄みきった秋空の下での登山となり、足取りも軽い。
 花公園の中の紅葉は見ごろであった。写真を撮るだけで中には入らない。

 長い石段を登り切り、奉幣殿着に10時過ぎに着いた。
 拝殿で今日の安全登山を祈願し、登り始める。

 紅葉の適期ということで観光客も多い。登山者もまあまあである。

 女性3人連れの方が休んでおられた。「下りですか?」と聞くと、「下りだといいんだけど!」とのことで、ゆっくり登山の方であった。その後、交互に「お先に!」と言いながら登ることになった。

 石段状の登りを過ぎると、結構傾斜が急な鎖場もあるが、この後は平坦な場所もあって登りやすい山である。

 11時10分に中津宮通過、これを過ぎるとそろそろ周辺の山々の紅葉が綺麗に見えだした。

 また、枯山水ではないが、日本庭園のような絵模様が疲れを吹き飛ばしてくれる。
 小生は、これも英彦山の魅力の一つと感動している。

 12時過ぎに山頂にある上宮に着いた。
 引き戸を開けて参拝を済ませ、少し下に降りて昼食場所を探す。ベンチは全て使用中であったので、広場にビニールシートを敷き、靴を脱いで座り込む。

 この広場だけで、50人程の登山客がくつろいでおられた。

 携帯コンロでお湯を沸かし、お吸い物を作って女房手作りのおにぎり弁当を食べる。日差しも柔らかく、最高の登山日和である。

 食事を終えて、またお湯を沸かし、山用にストックしていた賞味期限切れのココアを飲む。幸いに味は全く落ちていなかった!

 最後にミカンを食べてリッチなくつろぎの食事を終了する。

 13時に下山開始、下りは早い。登りとは異なる景色に感動しながら降りていく。

 男性二人連れの方が登ってこられ、奉幣殿から1200m地点で、「後、山頂までどのくらいありますか?」との質問。「奉幣殿からだと、ここで半分少々ですね。」と答えると、少し遅れて登ってこられたお連れの方に1200mの表示部分を隠して「ここが山頂だよ。」と笑いながら話しておられた。この方はこれまでも相当に 心豊かな人生を歩いてこられたことが伺われる。ほのぼのとする出会いであった。

 14時40分に無事下山してきた。
 スロープカー花駅の駐車場は満車で、近くの道路沿いにも多数の車が駐車していた。  
 
 車に乗り込んで、しゃくなげ荘の前を通り、 英彦山大権現社に行くも、土砂崩れのためか、車両侵入禁止となっていたので、諦めて帰路につく。途中、道の駅に立ち寄り、九州道、都市高速を経由して17時前に無事帰宅した。

 紅葉登山もそろそろ終わりとなるが、平地ではこれからが紅葉の見ごろとなる。
 昨年の京都の紅葉は全く駄目であったが、今年はどうなのか?
 ネットで情報を確認して、今年の京都行きをどうするか決定することとしよう!
 
 

 登り;2時間00分  下り:1時間40分