【 立  花  山 】  367m

〜平成27年2月8日〜
 

 今年はまだ山旅に出かけていなかったが、女房の妹君のヨッチャンから山登りのお誘いがあった。

 本人は今年は富士山に登るとのことで、その足慣らしに近くの山に登っているとのこと。

 天気は曇りではあるが、雨は降らないようなので、日曜日に福岡市と久山町との境界上にある立花山に登ることになった。

 朝、9時過ぎに家を出発、都市高速経由で30分足らずで立花山への登山口がある梅岳寺の駐車場に着いた。ここで山登りの身支度を整えてヨッチャンを待つ。ここには駐車場からトイレまで整備されていた。間もなくやってきたヨッチャンと挨拶を交わして10時に登山開始。

 367mの手頃過ぎる山であるが、福岡市が一望に出来て山頂の展望が素晴らしい山である。

 中腹まで登って来て、ここからクスノキの巨樹(推定樹齢300年以上、樹高30m、幹回り7.85m)を見に寄り道する。わが国の自生地北限に当たる立花山のクスノキは国の 特別天然記念物に指定され、この巨樹は「日本の巨樹100撰」にも選ばれている。
 クスノキは神社の御神木として植えられ、本州にも多く存在するが、自生種は珍しいものである。人の手が入らないまま自由に伸びているので、形が乱れてはいるがそれだけ奔放で雄大な姿を見せている。

 他にもすぐ近くに巨樹があったが、この樹は根元よりも立ち上がりから上の方がしっかりしている。女房が「この樹はズンドウだね!」と言うと、ヨッチャンが「あんたに言われたくないよ!と樹が言っているよ 。」と返していた。

 ここから三日月山を目指す。

 結構、すれ違う登山者も多い。途中で風の通り道なのか、強くて冷たい風が襲ってくる。ふるえそうな寒さに、耳まで防寒する。

 三日月山の山頂に近付くと、山火事の消防訓練があっていて、大勢の消防士の方々が挨拶を交わされてくる。「御苦労さまです。」と挨拶しながら登って行く。11時30分に三日月山山頂に着いた。

 福岡市が眼下に広がる。

 しばらくその景観を楽しんで出発、消防訓練の邪魔にならないように消防ホースを避けながら歩いていると、道を間違えていた。来た道を引き返す。30分程のロスタイム。

 正規の縦走路に戻り、12時40分に立花山山頂着、10数名の若い青年の団体がいた。風が強く、汗ばんだ身体が冷える。ここでも福岡市の展望を楽しんで早々に出発、13時30分に無事下山してきた。

 山の装備を解き、身軽になって近くのレストランに向かう。
 登山道の途中に案内があったものであるが、おまかせランチが800円で、豪華な料理にコーヒーまで付いているとのヨッチャンの説明でこの店に向かう。

 店は「ウエルネス花立花」と称される高級住宅街にある。元々の地名は立花であるが、住民の夢を咲かせたいとの思いで「花立花」としたとのこと。戸建住宅はすべて芝生によるオープン外溝として整備され、住宅の家並みを見て回るだけでも楽しくなる。その高級住宅街の奥に天井も高く立派なレストラン「Cafe 花音」があった。

 20名限定のランチがまだあったのでこれを頼む。多数の小鉢に盛られた料理が楽しめる。メインはシャケ料理であった。料理を食べ終わる頃にコーヒーが運ばれてきた。コーヒーカップにもこだわりがあるようだ。

 リッチな食事を済ませ、また、どっかの山に一緒に登ろうと約して、ヨッチャンと別れ帰路につく。

 帰りに100円ショップに立ち寄り、16時に無事帰宅した。 
 
 今年初めての軽い山歩き旅であった。
 

 登り(クスノキ、三日月山経由);2時間00分  下り: 45分