【 鞍 岳 (&ツームシ山) 】  1,119m

〜平成27年4月26日〜

 新緑の綺麗な季節になったので、山に行くことにした。
 
 今回は女房の妹のヨッちゃんを誘って阿蘇へ行く。阿蘇・中岳の噴火は継続中であるが、風向きは北の風で風速は5mとの予報。よって、杵島岳と烏帽子岳は立ち入り規制もなく問題ないかと、この二つの山の様子を見に行く。

 ヨッちゃんに我が家まで来てもらい、車に荷物を積み込んで7時に出発、一路阿蘇を目指す。

 SAに2回立ち寄り、8時40分に熊本IC通過、9時40分に草千里展望台に着いた。
 中岳の噴煙は静かではあるが、この展望台でも結構灰が舞い落ちてくる。口の中がいがらっぽくなるほどで、ここでの登山は諦め、しばらくは阿蘇の景観を楽しむこととした。それにしても御嶽山の突然の噴火や、チリ・カルブコ火山の50年ぶりの大噴火など、火山の驚異を改めて思い出させてくれた。中岳のたなびく噴煙は何も語らないが、今はじっと力を溜めている状況なのか? そのまま静かに、貯めた力は地下に逃がすように頼んでここを離れる。

 今回は外輪山の一角である鞍岳登山に変更する。9時55分出発、前回は阿蘇牧場方面から山頂駐車場を目指したが、今回は麓にある四季の里「旭志温泉」の場所を確認して山頂駐車場を目指すこととした。よって一旦大津まで戻って、道の駅大津に立ち寄り、旭志から山頂駐車場を目指したが、結局、温泉施設は不明のままで11時30分に山頂駐車場へ着いた。

 山登りの身支度を整えて、11時40分登山開始、尾根筋に出て左が女岳、右が鞍岳と案内がある。そのまま右手の鞍岳に向かう。12時過ぎに山頂着。あまりにあっけないので、そのままツームシ山を目指す。  
 今回は周回コースを歩くこととし、少し傾斜がきつい登山道を降りていき、パノラマラインに出る。名前のとおりに見事な景観が広がっている。

 下り降りて突きあたりを右手に向かい、しばらく歩くと林道に出た。ここに案内板があり、鞍岳まで40分(林道終点)とのこと。そのまま林道を歩いていく。すると関係者以外立ち入り禁止との標識があり、ロープも張ってあったが、その先にまだ林道を続いているので、ロープを乗り越えて進んでいく。

 最後に急登があって、そこを登りつめると山頂であった。13時30分着。鞍岳山頂から1時間25分ほどで着いたことになる。結構な周回コースであった。

 木陰に座り込み、女房手作りのおにぎり弁当を食べる。おにぎりは4個あったが、多すぎるので2個はヨッちゃんにあげた。ヨッちゃんは弁当を開けると「わー、おかずも入っている!」と感嘆の言葉。かと思ったら、おかずの分、おにぎりが小さいとの驚きの言葉であったようだ。

 缶ビールからワインを飲む。携帯コンロ等とコーヒーも持ってきていたが、回りに枯れ草があるので、火の使用は止めることにした。コンロはただ持ってきただけになってしまった。

 遠くに中岳の噴煙が静かにたなびいている。ワインを飲みながらその阿蘇の景観を十分に楽しむ。既に春の風から初夏の風の雰囲気がただよう。すぐ近くで数羽の鶯がその華麗な鳴き声を競いあっていた。

 1時間ほどのんびりと時間の経過を楽しんで、14時25分に出発、鞍岳を経由して駐車場に戻ってきたのが15時10分、山の身支度を解いて出発する。

 まずは大津に出て、17時ちょうどに、九州道に入る前の左手にある「つる乃湯」に立ち寄る。
 ここは石鹸等は自前のために入浴料は400円と安かった。ここでやっと登山の汗を流して17時50分出発、19時ちょうどに大宰府IC通過、19時20分に無事帰宅した。

 今回はツームシ山までの周回コースのおかげでいい山歩きになった。

 

 登り;30分 鞍岳〜ツームシ山;1時間20分 下り (鞍岳経由);50分