【  市  房  山  】  1,720m

〜平成27年3月29日〜
 

 3月28日土曜日10時15分、「O型山友会」の例会登山のため自宅を出発する。今回は熊本県の市房山登山であるが、この近くにある市房ダムは桜の名所 として有名なため、まずはここを目指す。

  九州道では95kmのオートクルーズで走行するため、眠気防止にSA、PAにチョコチョコと立ち寄り、更に軽めの昼食を済ませ、13時半に人吉ICで高速を降りる。ここから「フルーティロード」をひた走る。立派な広域農道であるが、走っている車は少ない。30分少々走って市房ダムに着いた。さすがに桜の名所で、車と人であふれている。車を降りて、ダムの湖面に映える桜の色合いの妙を写真におさめる。ダムの周囲は相当の数の桜並木で、今が盛りと咲き誇っていた。

  十分に桜を楽しんでダムを出発、14時35分に「湯山温泉・元湯」に着いた。駐車場に車を止めていると、ちょうど今回幹事役の上藤さんと、前回欠席の福満さんが温泉から上がってみえたところであった。挨拶を交わし、温泉に入って追いかける旨伝える。一人のんびりと温泉につかる、露天ぶろは誰もいなかったが、湯がぬるめで、また屋内の温泉に入り直して 温泉から上がった。ここから市房キャンプ場へ。

 今回は8人が泊まれるケビンを幹事さんが借りていた。既に根塚氏は到着されてふとんを干してくれていた。 女性陣は料理作りに、男性陣(有働氏、根塚氏)は早速3人で宴会を始める。
 料理は、カルパッチョにキムチ鍋と酒のつまみに最適である。 山旅の話で盛り上がり、次回は色々と候補には上がったが、福岡、熊本、大分、宮崎、鹿児島から集まりやすいことを理由に「阿蘇・根子岳」(11月の第一週末)に決定した。

 19時頃になってやっと塩月さん、秋山さんが見え、これで全員がそろった。 改めてシャンパンで乾杯し、ワインを楽しむ。その後はお決まりの歌が始まる。適当に歌が始まって、適当に次の歌に代わっていく。
 

〜平成27年3月29日〜

 朝、5時に起きる。細かい雨が降っている。登山開始の時間を少し後へずらすこととした。御飯を2度焚いておにぎりを作る。十分すぎる数のおにぎりができた。

 
7時半過ぎには雨も上がったので、ケビン内を片づけ、ケビン前で記念の集合写真を撮って出発する。
 出発が遅れたので、キャンプ場からの登山予定を変更して、市房神社(4合目)の横にある駐車場まで車で登ることにした。これで30分ほど短縮できることになる。
  
 8時25分登山開始、キャンプ場からの登山道に合流したところから、巨大な杉の樹群が出迎えてくれた。この市房杉は昭和41年3月に完成した皇居新宮殿に、秋田杉、木曽杉、吉野杉とともに造営の用材として使用されている。
 この杉の樹を愛でながら登っていくと45分に神社に着いた。駐車場から20分でここまで登ってきた。

 ここで参拝を済ませて、神社の裏手に回り、急登にとりつく。登山道は石段や丸木段などで整備されてはいるが、結構荒れている。はしごやロープ場も多い。それだけ急 登が続く。

 9時45分、6合目の馬の背通過、7合目、8合目の標識を見過ごしたが、山のガイド本には7合目を過ぎたあたりから勾配が少し緩やかになるとあった。確かにいつの間にか傾斜は緩やかになって、登りやすくなっていた。

 下山してくる団体登山客と出会った。聞くと広島から来たとのこと。逆に「何県からですか?」と聞かれ、「福岡、熊本、大分、宮崎、鹿児島からです。」と応えると、「へぇ〜〜〜 。」とのこと。

 11時ちょうどに9合目通過、下から見ると山頂らしき所を通り過ぎて、25分に山頂に着いた。 駐車場から山頂まで3時間で登ってきたことになる。前日、ビール、冷酒、焼酎、シャンパン、ワイン等々と飲み過ぎた割にはまずは順調な登山であった。

 山頂には団体を含め、60人ほどの登山客がいた。団体は八代の山の会のメンバーで、今回は32名の参加とのこと。西米良村から登ってきたそうで、この登山道は7合目まで車が可能とのこと。メンバーは老若男女といった構成であった。

 山頂で朝作ってきたおにぎりを食べる。おにぎりが大きすぎて1個で十分であった。

 12時ちょうどに下山開始、下りは早い。途中、休憩することもなく、2時間で神社に戻ってきた。
 ここでメンバーと別れ、小生はそのままキャンプ場まで下山することにした。

 途中で、「お先に!」と言いながら、八代組を次々に追い越していく。先頭グループにいた若い女性3人連れと話をする。「どちらからですか?」と聞かれ、「福岡からです。」と応え、今、メンバーと別れきた旨話す。「O型山友会」の出会いの話もする
と感心されていた。

 神社からキャンプ場までの登山道は緩やかで、キャンプ場につながる舗装道路に20分足らずで降りてきた。ここにバスが2台待っていた。運転手さんが、待ち合わせ場所がここでいいのか不
安だったようなので、「八代組は間もなくここに降りてきますよ。」と話すと安心されていた。

 ここから舗装道路を歩き、「祓川橋」を渡って、キャンプ場へ戻る。
 14時25分駐車場着。しばらくするとメンバーも車で無事降りてきた。

 ズボンと上着のみ着替え、靴も履き替えて、皆と再度の別れの挨拶をして14時35分出発、また市房ダムの桜を車のままで楽しみながら、「フルーティロード」を走り、人吉ICから九州道へ。八代トンネル群を抜けて、宮原SAで小休止する。ここでおみやげ を3品購入し、出発。18時20分に無事帰宅した。 

 O型山友会もこれで6回目の例会となった。久住山、由布岳、韓国岳、大崩山、英彦山、市房山と会を重ねたが、半年に1回の例会なので、集まる度に新鮮な懐かしさを感じる。
 この会はいつまで続くのか・・・・。
 

 登り( 神社横・駐車場から);3時間00分  下り(キャンプ場まで): 2時間20分