【 大 崩 山 】  1,643m


〜 平成26年4月26日 〜

 2年前に木曽駒ケ岳に登った際の同行メンバーで意気投合し、その後、「O型山友の会」として春と秋の山旅が継続しているが、今年の春は、「大崩山の岩峰と アケボノツツジを観賞する山旅」の会となった。
 登山の前日に、宮崎県の祝子川温泉「美人の湯」に17時に集合し、祝子川キャンプ場のコテージ(1棟で5,000円と格安を2 棟確保)に泊まり、バーベキューでの夕食で、これも楽
しみである。

 26日、8時半に自宅を出発、福岡から延岡に行くルートはいくつもあるが、今回は大分経由で行くこととし、大分道をひた走る。玖珠SAで小休止していると、見なれた顔のお方がニコニコ笑いながら近づいてこられた。元の職場の部下であった武石広報グループ長であった。今は事業所長で頑張っているとのこと。久しぶりに 現場の話を聞き、懐かしく
かっての職場を思い出す。組織は公益財団法人から一般財団法人に変わったものの、皆頑張っているとのこと。

 大分米良ICから高速を降りて、一般道へ。道の駅「みえ」で軽く食事をとり、236号線を走り、道の駅「宇目」でまた小休止、道の駅にはそれぞれの顔があって、ここに立ち寄るのもドライブの楽 しみの一つである。ここには瓢箪があった。ただ着色しただけのもので
あるが100円と格安であった。小生も瓢箪の加工をやっているので、作った方の御苦労に敬意を表して2個購入した。

 一旦、延岡市に出て、コンビニに立ち寄り、明日の朝食用のパンと牛乳、山での昼食用のお握り等を購入し、祝子川温泉に向かう。道路が狭く、何度か離合停車を繰り返して、15時40分に「美人の湯」に着いた。(287km)
 露天風呂で新緑の山々を眺めながら至福の時間を過ごし、汗を流して車に戻りキャンプ場へ移動する。

 キャン
プ場には佐伯市からの参加で毎回幹事役を努められている根塚氏とその山友である塩月さんが初参加で見えていた。小生を加えての3人で懇親会が始まり、早速盛り上がってきたところに、熊本市から参加の有働氏、その後同じく熊本からの上藤さん、日向市からの福満さんが次々に見え、ビールからスパークリングワイン、白ワイン、赤ワイン、焼酎と飲み進む。

 出水市から参加の秋山さんで全員がそろい、改めて乾杯する。前回は男3人での山旅であったが、今回は女性が4人と賑やかな山旅になった。秋山さんが持ち込まれた伏見の生酒が最高に美味であった。
 
初参加の塩月さんに、念のために血液型を聞くと「O型です!」とのこと。また福満さんに次いで、「O型」の山友が増えた。そもそも「O型」とはどんな人間なのかでまた話が盛り上がるが、塩月さんは昔からのメンバーであったように皆になじんでおられた。
 その内に、早くも横になる人、歌を歌う人、話がますます盛り上がる人で、最高潮の内にお開きとなった。
 

〜 平成26年4月27日 〜

 5時過ぎに起きる。準備を整えて朝食タイム、根塚氏が入れてくれたコーヒーがうまい。6時を過ぎても女性陣は誰も起きてこない。今日は6時半に出発の予定であったが無理であった。昨晩の宴会が盛り上がり過ぎたようだ。

 少し遅れて6時50分にやっと出発する。車2台で大崩山登山口に向かう。登山口周辺は既に多くの車で、手前の道路際に駐車するしかない。

 7時20分に登山開始、地図を見ると湧塚分岐までは等高線に沿っているようなので、比較的平坦な道かと思っていたら、結構な傾斜の山道であった。大崩山荘で小休止、ここでトイレを済ませる。
 湧塚分岐から祝子川を岩を伝って対岸に渡り、梯子やロープ場をこなしていく。

 登るに連れて、満開のアケボノツツジが次々と出迎えてくれる。アケボノツツジの淡いピンクの大きな花ビラはいつ見ても感動させられる花様であった。
 尾根筋に出てもかなりな急登で、しばらく登りつめると、そこが袖ダキ展望所で、9時50分、登山口から2時間30分の所要であった。

 大きな岩の先に袖ダキが見事な景観を見せていた。かっての九州百名山の本の表紙を飾っていた岩峰がまさに眼前に聳えている。手前のアケボノツツジが更に装いに彩りを 添えてくれている。
 少し冷たい風が吹いているが、さすがの景観に写真撮影が忙しい。全員での記念撮影も済ませて、10時20分に下山開始、少し降りたところで昼食とする。アケボノツツジを見ながらのリッチなおにぎりタイムで、皆も満足の様子であった。登山開始時は 昨日の酒のせいで少しお疲れの方もおられたが、全員が無事に袖ダキ展望所まで登れてよかった!

 30分ほど休んで出発、13時20分に無事下山してきた。

 次回は、今年の秋11月に「英彦山」に決定したので、また秋の再会を約して解散する。

 いつ解散してもおかしくないような山友会が更にメンバーが増えてきて、益々その活動が活発化してきている。屋久島に行こうとか、四国はどうか、大 山もいいなと話が盛り上がっていたが、女性陣が全員まだ現役の方々なので、日程や行程的に無理であろうとなって、近場の「英彦山」に決定したものである。しかしながら「O型」が更に集まって来て、人の縁の不思議さに驚かされるばかりである。

 

(大崩山登山口 〜 袖ダキ展望所)
登り;2時間30分 下り;2時間30分