【  久  住  山  】  1,787m

〜 平成26年5月30日(金) 〜

  毎年6月の第一日曜日は久住山の山開き(今年は大船山)の日であるが、女房の仕事の関係(土曜日が夜勤)で無理なので、その前日に登ることにし、今日から久住高原へドライブに出かける。

 久住山へは学生時代から登っているので、今回で何回目の登山になるのか? 同じ年に、春と秋とで登ったこともあることから、20数回目といったところか。

 午前中のデイトレを済ませ、鉢植えへの水やりも済ませて、昼前に出かける。
 来週からは6月相場になるが、そろそろ日本市場も底打ちを終えて上昇気運が高まってきたようだが・・・。

 天気はすこぶるいいが、大分道の山田SAで降りた時は、ムッとするような熱気を感じた。
 そういえば、中国では40℃を超えたとかのニュースが流れていたが、まだ5月なのに異常な気象である。確実に地球の気候が変わってきているようだ。 日本も原子力発電の運転再開が異常に遅れ、大量のCO₂を排出しているが、このままエネルギーを大量に使用し続けていていいのかどうか? (とは言うものの、小生もドライブを楽しませてもらっているので、あまりかっこうつけたことは言えないが・・・。)

 時間があるので、いつもの九重ICではなく、一つ手前の久住ICで降りて高原のドライブを楽しむ。
 長者原で少し散策し、更に明日の登山口である牧の戸峠まで足を延ばす。相変わらず車が多いが、停車する場所は十分にあった。

 登山者が次々に下山してくる。こちらのコースはミヤマキリシマはあまり楽しめないが、それでも少々の群生個所はある。聞くと開花状態はまだ2〜3分といったところらしい。

 売店で山積みされていた「日本山岳誌」を一冊購入して、少し早いが久住観光ホテルに向かい、16時過ぎにチェックインする。
 ここは以前、おにぎり弁当と温泉入浴券が付いて1万円というサービス メニューで泊まったことがあるが、今回は女房がいるので、通常のメニュ-(ネット予約で1割引き)料金で申し込んだ。

 早速、ゆかたに着替えて温泉に向かい、露天風呂に入って三俣山を仰ぐ。露天風呂というのはいつも気分をリッチにしてくれる。高原のさわやかな風が気持がいい。

 女房が部屋の電話で馬刺しの追加料理を頼んでいたが、料理に付いているとのことであった。
 料理は豪華で、魚の刺身に加えて、別皿で馬刺し、豊後牛ステーキ鉄板焼き、鮎の塩焼き、串揚げ等々で、生ビールから焼酎、冷酒と飲みすすむ。前回はワインが合ったが、今回はまさに和食膳で冷酒が美味しかった。

〜 平成26年5月31日(土) 〜

 5時半に起きて、朝日に映える三俣山を仰ぎ見ながら昨日買ってきた「日本山岳誌」を読む。
 登山ブーム時代の蟹族の紹介もされていた。 小生も学生時代によく登山もしたが、九州、四国、山陰、北海道等へリュックをかついでよく旅行していたものだ。アルバイトをして金が貯まっては旅行していた。

 7時前に朝食を済ませ、別途頼んでいた弁当を受け取り、牧の戸峠に向かう。
 峠の駐車場はまだ5〜6台程度の空きがあったのでラッキーであった。

 準備を整え、定番の登山口での写真を撮って7時20分に登山開始。
 コンクリで固めた坂道を登っていく。この登山コースでは、この沓掛山までの登り始め部分と久住分かれからの山頂までのガレ場が少々厳しい。しばらくゆっくりと登り続けて、女房に「ここで息切れしないようにゆっくり登っていくのが、このコースの登山のコツだよ!」と話しかけると、「既に息切れしている!」との答えが返ってきた。

 更に歩幅を狭めて登っていく。

 雲ひとつない青空の下で、さわやかな朝の清風にさらされながら、山歩きを楽しむ。

 今年は8月に北岳と白馬岳に登る予定であり、これも楽しみである。70歳になる前に日本アルプスの魅力ある山には登っておきたいと思っている。

 ミヤマキリシマはつぼみのうちに虫に食われているものも多く、また、開花までに至っていないものが多かった。来週末当たりが見ごろとなるようだ。
 それでも久住分かれから遠くに見える平治岳は山全体がピンク色に染まっていた。

 久住分かれからガレ場を登って行き、9時40分、峠から2時間20分で山頂に着いた。ゆっくり登ってきたようであるが、いつもと比べてもそれほど時間はかかっていないようだ。

 山頂で写真を撮り、九州の山々のパノラマ景観を眺めながら感動にふける。何度登っても、新たな感動が湧きあがってくるものだ。これだから山登りは止められない!!!

 小休止後、久住分かれまで戻り、岩場を登ったところで少し早いが昼食タイムとする。
 女房がアルコールフリーの缶ビールを準備していた。ペットボトルの冷凍のお茶がまだ冷たいままで、冷えた缶ビールは美味しかった。

 ホテルで別注したおにぎり弁当は海老フライや串揚げまで付いていて豪華であった。日差しは強いが、さわやかな風がそれを和らげてくれている。

 食事を終えて11時ちょうどに下山開始、12時半に無事峠へ戻ってきた。

 山支度を解いて軽装になり、一路福岡へ向かう。
 15時過ぎに無事帰宅した。

 次は日本アルプス前の足の訓練も兼ねて、市房山辺りを候補にするか?

 

 登り;2時間20分  下り:2時間00分