【 由 布 岳 】  1,583m

 〜5月12日・日曜日〜

  「O型山友会」の例会参加で、16時50分、ホンダ健保組合の湯布院保養所に着いた。
 山旅メンバーの名越さんがホンダ勤務で、そのおかげでこちらに泊まれることになった。なかなかリッチな保養所で、 見晴らすパノラマ景観も素晴らしい。周囲は会社の保養所や別荘地になっている素晴らしいロケーションにある。

 部屋に入ると、先に着かれていた根塚氏は既に風呂上がりでビールから焼酎に切り替えて、一人ご満悦の様子であった。久しぶりの再会の挨拶を交わし、さっそく有働氏と風呂に向かう。露天風呂に入って、久住連山の山並みを眺めながら、ゆったりと温泉に浸かる。至福のひと時である。名越さんに感謝!

 今回の山旅には、名越さんの友人の福満さんが初参加され、計7名となった。福満さんは名前が美幸といい、「福が満ちて、美しく、幸いである。」というなんとも素晴らしい名前を持たれている。本人も明るく名前に負けない性格をされているようである。 以前、屋久島の宮之浦岳に登って、それから山が好きになったとのこと。いきなり宮之浦岳というのも破天荒であるが、聞くと血液型は「O型」とのことで、またO型山友が増えた。

 遅れて到着された上藤さん、秋山さんも食事を終えて、全員でカラオケルームへ。
 
まずはシャンパンで乾杯し、カラオケが始まる。それぞれの持ち歌が次々に披露されていく。更に各人の個性が伺えて楽しい。根塚氏が舞台狭しと踊りまわる。

 続けて、赤ワインを飲む。行きつけのワインショップで血液型ワインというのを見つけ、「O型ワイン」を購入してきたものである。メルロー種のため、カベルネ・ソービニヨン種よりも柔らかく、誰でも飲みやすいワインである。が、カラオケで忙しく、誰も深く味わっている様子はない。無頓着なのもO型の特徴なのか? 一人、「O型」ワインを楽しむ。

 次のお客さんが待
っているとのことで、10時に終了し、部屋に戻って、次回の打ち合わせをする。
 次回は一応、9月末に「韓国岳」か「高千穂峯」のどちらかに決定し、今回中止したバーベキューを次回は是非ともやろうと盛り上がった。
 いつ解散してもおかしくないメンバーで、次回の予定が決定した。

 今回は、当初の予定では大崩山でキャンプであったが、雨天の予報で計画を変更し、明日は由布岳に登ることになったものである。  

 

〜5月12日・日曜日〜
 
 5時に起きる。高原のさわやかな早朝である。
 身支度を整えて同室の男3人で朝の散歩にでかける。今日はいい天気になりそうである。


 近くのゴルフ場の中に入っていく。ゴルフを止めて何年になるのか。50歳を過ぎて、年なりのスイングに改造しようとしたら、ボールの頭ばかりを叩くようになって、スコアがまったくまとまらなくなったので、 ゴルフボールに申し訳ないと一気に止めた。
 ゴルフコンペで、早朝にゴルフ場に行き、緑一色のフェアウエィを眺めながら、今日の 好スコアを期待しながらティーグランドに立った興奮を今でも忘れられない。

 背の高い優勝トロフィは邪魔になるので
捨てたが、レプリカの優勝カップ等は書棚の中にまだ多数飾られている。

  若い頃は、土曜日に車を乗り合わせてゴルフにでかけ、打ち上げの場で盛り上がり、それからゴルフバックを抱えて雀荘に行き、朝までマージャンをやっていた。朝、ゴルフバックを抱えて帰っていると、近所の奥さんから「ゴルフで朝帰りですか?」と冷やかされたものである。


 ロビーで新聞を読む。G7も無事終わって、日本の円安に対する批判も出なかったとのことで、これを好感し、明日の日本市場もまた株高で始まりそうだ。

 部屋に戻り、荷物を整理して車に積み込む。 車の中に女房からのメモがあって、帰りの車で居眠りしないようにと「目覚ましドリンク」を準備してくれていた。女房に感謝!!!

 駐車場に全員が集合し、朝の挨拶を交わして7時過ぎに出発する。

 由布岳は今日が山開きとあって、駐車場は大混雑が予想されたので、帰りに立ち寄る予定の「七色の風」の駐車場に3台車を止め、残りの2台に分乗して由布岳に向かう。
 由布岳駐車場では、空き地を大々的に開放し、広大な駐車場を準備してくれていたので、なんなく駐車することができた。既に相当の車が駐車していた。

 準備を整えて7時50分に
、由布岳登山開始。
 山開きのために、麓は大賑わいである。

 8時半から山開きの記念品配布開始、9時半から神事となっているので、まだ登山をする人は少ない。

 しかしながら、既に降りてくる人が多い。聞くと「山頂での日の出登山」だったとのこと。

 根塚氏が先導されるが、小休止が多い。皆のためよりも本人が休みたいためらしい。少しアルコールが抜けるまではやむなしか。

 9時45分に鞍部のマタエに着く。

 小休止して、まずは東峯に登る。10分少々で山頂へ。ここで集合写真を撮る。
 東峯に登ってくる夫婦連れの会話が聞こえてきた。妻「そこが頂上?」、夫「そこが山頂! この先は登りたくてもないの!」、この夫婦そろそろ倦怠期入りか。まあ、夫婦で登山と言うことで仲よくして欲しいものである。

 マタエに下りて、西峯へは男3人と本格山ガールの秋山さんが挑戦する。鎖場はまさに蟹の横ばい状態で、結構気を使う。が、足掛かりはしっかりしているので危なくはない。

 15分で西峯山頂へ。目の前の東峰へ登る人の群れが見える。

 すぐに下山へ。鎖場では登って来る人のため
にしばらく待つ。

 11時50分にマタエ着。ここに置いておいたリュックをかつぎ、ひたすら下っていく。

 下りながら秋山さんと話をしていると、「緑のカーテン用にひょうたんを栽培します。」との
こと。小生のホームページも見たとのことであるが、参考までにひょうたんの栽培メモを送ってやることにした。小生も帰ってからはひょうたんの苗の栽培・植え付けでまた忙しくなる。

 13時20分、無事下山してきた。
 
 「七色の風」に向かう。ここは宿泊施設であるが、温泉は立ち寄り 用に開放されている。

 露天風呂に入って、目の前に聳える由布岳を眺めながらくつろぐ。また至福の時間がたおやかに過ぎていく。
 上がって、根塚氏とアルコールフリービールを飲み、女性陣は温泉の後の時間が長そうなので、先に失礼することにする。

 14時20分出発、15時21分に山田SAで小休止し、コーヒーを飲み、「目覚ましドリンク」を飲んで出発、16時30分に無事帰宅した。

 今回も楽しい山旅になった。同行メンバーに感謝。

 また、元気に初秋のさわやかな「えびの高原」で再会しましょう。  


 
 


登り;2時間10分 マタエ〜西峯往復;30分 下り;1時間30分