〜平成21年10月16日〜
10時40分、登山開始。
「峠」となっているが、れっきとした一等三角点の山である。
ガイドブックでは、林道の途中にチェーンがかけられているため、そこに車を駐車させて、林道を歩くとあったが、今回はそのチェーンもなく、しかも登山口との案内の先まで来ている。
この新たに開発中の林道途中から登山を開始したので、登山口から登り50分というのはかなり短縮されそうである。
結構な勾配はあるが、樹林帯の中を登っていくので、あまり汗をかくこともない。
見晴らしもきかないために、ただ黙々と登っていく。一部には「やぶこぎ」の道もある。
やがて、「牛ノ峠論所跡」と「従是東飫肥領」との標識のある場所に出た。
ここは、かっての境界線争いの後で、飫肥藩が飫肥杉を死守するために薩摩藩と48年間にわたって争ったという。その争いの跡が「論所」という形でここに残されている。
この標識のある所からゆるいカーブを10歩ほど戻り、標識に向かって右手の登山道を登っていく。
ここの道が少し分かりにくかったので、分かるように3本の木に赤テープでマーキングをしておいた。
すぐに山頂に着いた。
山頂の標識以外は何も見るものがない。見晴らしも全くきかない。
何故、この山が「九州百名山」に名を連ねているのか不思議な感じである。
そのまま、すぐに下山に向い、12時ちょうどに無事下山した。
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