【 越   敷   岳 】  1,061m

〜平成21年6月17日〜


 
5時22分に自宅を出発、今回は日帰りで祖母山近くの「越敷岳」踏破を目指す。

 6時53分、熊本IC通過、阿蘇山を左手に見ながら高千穂方面へ向かう。五カ所高原を過ぎて8号線に入ると、分岐点に右は「越敷岳登山口」との古い案内板があった。山のガイドブックによる登山口とは異なるようだが、その案内に従って右の道に入っていく。

 
また分岐点に、左手が「越敷岳登山口」、右は「登山道」と新しい案内板がある。登山口からこの道を登っていくものだと勝手に判断し右手の道を進み、車を止める場所を探す。しばらく走ると右手に空き地があったのでここに車を止め、登山の身支度をする。(8時40分、187km)

 8時50分登山開始、しばらくは広い車が通れ
る道を登っていく。やがて山道に入っていくが、まだ広い登山道であり、道の途中には「登山道」との案内板が出ている。その内に、左手は「祖母山」との案内があったが、右手には木に赤いテープが巻いてあるのが確認されたので、そのまま右手に登っていく

 赤テープが確認できたところまで急斜面を登っていくと、そこで道らしい道がとぎれ、その先のテープの確認ができない。少し登ってみるも、後はやぶこぎになるので、先には進めそうにない。ここで、携帯電話のGPS機能で現在地の確認をすると、すぐ近くに「筒が岳」との表示があった。どうやら越敷岳ではない山に登ってきていたようだ。「登山道」との案内を頼りに登ってきたが、よく分からない案内板であった。その案内板には「高森町」と記載されていたが、山の名前は記載されていない。何とも不親切な案内板である。

 
後日、高森町観光課に電話で確認すると、「案内板は夏に向けて整備をしているところ」との回答があったが、小生が誤解したことを説明し、「立派な案内板があるのに、登山道が途中でなくなるのは困る。また、登山道という表示のみではなく、山の名前も明記された方が登山者の誤解がなくなる。」と伝えておいた。

 やむなく引き返し、11時前に下山、身軽になって車で来た道を戻り、途中で確認していた、「越敷岳登山口」方向へ進んでみる。と、目の前に越敷岳が見え、そこに広場があった。ここが登山口らしい。ここからだと、30分程度で山頂までいけそうである。どうやら最短の登山口に来たようだ。

 11時10分、再び登山開始、明らかな登山道を登っていくと、山頂下の岩場に出て、これを左に回り込み、すぐに山頂に着いた。25分ほどで登ってきたことになる。

 祖母山、阿蘇の山々等々、絶景のパノラマ風景を楽しみ、写真を撮っていると、女房が「ここは小越敷岳だって」と言う。「何?」という感じである。見渡しても他にピークらしきものはない。明らかに越敷岳登山口から登ってきたので今度は間違えるはずがない。どうなっているのか?

 不思議な思いで下山にかかる。小高いところを数歩降りると、正面に道がある。登る時は岩場を左回りで来たのでそのまま左回りに登って来たが、山頂下のすぐ左手に山頂への道があった! 数歩登ると、そこが山頂であった。改めて山頂の写真を撮る。見晴らしは小越敷岳の方が抜群によかった。

 わずか20分足らずで下山、あっけない登山であった。

 12時20分、ここから阿蘇に向かう。12時30分に8号線に出て、13時5分(216km)に根子岳を望む場所にある「たかもり花高原」に着いた。ここで昼食にする。地元ならではの「肥後牛」と「たかなめしとだご汁」の定食セット 各1500円をそれぞれ頼む。

 13時52分出発、すぐ近くにある「月廻温泉」へ向かう。入浴料500円(脱衣場ではロッカー代が別途100円必要)払って入る。ここは湯船につかると根子岳が目の前に広がる。室内からではもったいないので、外に出て露天風呂につかる。温泉に入って根子岳をみるのは初めてである。ここは、熊本日日新聞社主催の「21世紀に残したいふるさと百景」で堂々の1位とのことである。確かにここから見る根子岳は一段と素晴らしい。

 14時42分出発、15時48分熊本IC通過(258km)、16時28分玉名SAで小休止(287km)、17時19分太宰府IC通過(349km)、料金は都市高速代込みで1850円也。

 西公園ICで降りて、赤坂に向かう。今日も前の職場の有志との飲み会が入っているためである。赤坂で下ろしてもらい、女房はそのまま自宅へ帰る。18時19分自宅着。総走行距離は375kmとなっていた。
 

 登り;0時間25分  下り:0時間20分