【  矢  筈  岳  】  687m

〜平成20年6月29日〜

 10時00分登山開始。雨降る中を出発する。

 今年、紫尾山に登った時に、雲海に浮き上がる矢筈岳を間近かに見ていたが、その山に登る。

 雨は降るものの雨具で防備しているので特にうっとうしくはない。ガイドブックでは林道を10分 、鞍部(女岳分岐)まで20分、山頂まで20分のコースとあるので、1時間足らずの行程である。

 林道を歩いているうちはよかったが、登山口から本格的な登山道に入ると汗が出てきて少しうっとしくなってきたが、我慢して登り続ける。汗で目がしみる。

 登山道は木立の中でうす暗く、足元がおぼつかないので注意しながら登っていく。 登山道は案内もほとんどないが、踏みしめた後ははっきりしているので雨の中でも迷うことはなさそうである。

 しばらく登っていると、少し開けてきて明るくなってきた。やがて女岳分岐点に出たが、雨が降っているので、女岳には立ち寄らずに山頂を目指す。 

 少し険しくなってきた。山頂が近いのか。鎖場も過ぎて、急な傾斜を登っていくと、風が強くなり、やがて山頂に着いた。山頂は特に雨風が強いので写真のみ撮って直ぐに引き返す。

 木陰で、お茶を飲み、スコーン(お菓子)を食べる。女房も黙って雨に濡れたスコーンを食べている。その顔をみながら、声に出さずに、「雨の中をよく頑張ったね」と声をかけてやる。

 傾斜が急な場所は雨の
せいもあって滑りやすいため、特に歩幅を狭くして、一歩一歩確実に踏みしめながら降りていく。

 下りでは、雨具の前のチャックを開けて、風を受けながら降りていく。

 12時前に無事下山した。雨も小降りになっていた。
 

 登り;55分  下り:35分