【  根 子 岳  】      1,408m

〜平成20年11月22日〜


 
九州百名山踏破を目指し、今年の干支「子(ネズミ)」年の締めくくりに「ネコ岳」に登ることにした。
 12月は台湾旅行を計画しているために、登山は小休止するためである。
 
 「根子岳」は阿蘇5岳の一角をなす魅力ある山形の山である。この山には紅葉の最も綺麗な時期(今回は2週間ほど遅い)に登りたかったが、タイミングが合わなかったのでこの日になった。
 その最高峰の「天狗峰」は上級者向けの危険な登山になるので、今回は東峰のみの登山にする。これで今年12山踏破を果たし、目標の月一ペースを維持することになる。

 朝7時過ぎに自宅を出発、天気はいい。 今週半ばに寒波が襲ってきたが、その寒さも和らぎ、今日は小春日和になった。空が青く澄み渡り、冬登山にしては最高の陽気である。

 8時半過ぎに熊本IC(114km)から高速を降りて、いつものとおり大津街道から阿蘇に向かう。それほど混雑もしていない。9時20分に阿蘇大橋通過(138km)、325号線から265号線に左折し、しばらく走っているとやがて根子岳登山口への案内が左手に見えた。そこから左折していき、10時5分に根子岳東峰登山口駐車場(161km)に着いた。車が8台、中型バスが1台 で満車状態、その奥に進むと左手に駐車スペースがあったので、そこに駐車する。すぐ横に滋賀ナンバーの車で3世代一族6人が来られたので「山登りに滋賀から見えたのですか?」と聞くと、「転勤でこちらに来 ています。」とのこと。

 10時15分登山開始、牧場への柵をくぐって農道を歩いていく。しばらく行くと右手に案内があり、登山届出箱があったので、ここで入山を記帳する。牛がのんびりと座り込んで 、のどかな風景が展開している。しかしながら足下は牛糞だらけのため、気をつけながら進む。すぐに牧場出口に着き、ここでまた柵をくぐって、これからいよいよ本格的な登山道に入る。最初から結構な傾斜で、一歩一歩踏みしめながら登っていく。   

 紅葉は既に終わっていた。その名残を何となく感じられるが、やはり紅葉のベストな時期に来てみたい山である。左手に天狗峰の山容が青空に映えている。 今日は空の色が一段と青く見える。
 やがて、中型バスで来た団体に追いついた。「特急が行きます。」とのリーダーの声かけに、皆さんから道を譲っていただくことになった。

 1時間15分ほど登ったところで岩場があり、梯子とロープで登って行く。根子岳で険しいのはこの場所だけである。

 1時間50分ほどで山頂に着いた。 天狗峰の奥に高岳がそびえている。以前登った高岳の尾根筋がくっきりと見えている。中岳は相変わらず噴煙を上げている。山頂では団体の方々も記念写真撮影に忙しい。デジカメのバッテリーが切れかかったので、 こちらも頼んで1枚のみ写真をとってもらう。山頂の少し奥の平坦な場所に座り込み、ここで昼食にする。今回は全くの手抜きで、コンビニ弁当のみの昼食になったが、絶景を眺めながらの山での食事は何を食べてもおいしい。コーヒーがないのが残念である。 山頂でしばらくのどかな秋日和模様を楽しむ。

 12時50分下山開始、 登りも少し傾斜が感じられたが、降りるときは更に厳しく、結構な勾配である。少し小走りになりそうな所もあり、滑ったりしては大変である。よって注意しながら降りていく。それでも1時間5分で下山してしまった。

 13時55分に無事下山、軽装になって14時5分に出発する。

 当初は内牧温泉で汗を流し、肥後牛での早めの夕食を済ませて帰る予定を立てていたが、少し時間が早いので、大観望から阿蘇を眺め、そこから菊池渓谷 で紅葉を楽しみ、菊池で温泉に入り、そこで食事もとることにした。

 15時ちょうどに大観望(197km)に着いたが、駐車場は満車状態で、大混雑していたので、手前の駐車スペースに車を止めて阿蘇5岳の勇姿を眺めて、そのまま直ぐに菊池に向かう。
 菊池スカイラインは「やまなみハイウエィ」と同様に雄大な高原の大パノラマを展開してくれる。最高に気持ちがいいドライブ道路である。

 大観望から30分ほどで菊池渓谷に着いたが、既に落葉が激しく紅葉の見頃は終わっていた。それでも駐車場は満車状態で、車が並んで空くのを待っている。従って、ここも素通りすることにし、そのまま菊池温泉に向かう。

 しばらく走っていると、左手に「水の駅温泉館・菊池渓谷温泉」との案内があったので、ここに立ち寄ることにする(220km)。温泉は入浴料300円、それなりの温泉で、ただ温泉に入るだけという造りであった。露天風呂もあったが空であった。それでも汗を流してすっきりする。

 16時半に出発、風呂から上がるとビールでも飲みたい気分になったので、このまま帰って食事することにし、そのまま帰路に着く。

 17時15分に植木IC通過(244km)、しばらく走っていると、道路情報にまた事故情報の掲示があり、久留米から筑紫野間で7kmの渋滞とのこと。先週も大分の帰りに事故があっていたが、よく事故が発生しているものである。

 17時47分広川SA着(288km)、どうせ渋滞に巻き込まれるのであれば、ここで時間調整し、食事を兼ねて休憩しようということで立ち寄ることにした。

 食事を済ませて、18時半に出発、未だ渋滞は解消されておらず、更に渋滞が10kmにのびていた。中央走行車線を走っていたが、右手追い越し車線や左手の走行車線の方が進行が早いのは何故なのか?  やがてスムースに走り出した。

 20時少し前に太宰府IC通過、20時23分に無事自宅に着いた。
 総走行距離は334km
になっていた
   
 

 登り;1時間50分  下り:1時間05分