【  俵    山  】  1,095m

〜平成19年4月7日〜

 今回は阿蘇外輪山の一角をなす俵山に登ることにした。鞍岳についで2つ目の外輪山になる。

 天気がいい。週間天気予報では土曜日は曇りとのことで、一度はあきらめていたが、金曜日の朝の天気予報で土曜日の予報が晴れに変わっていた。よって急遽山に行くことにした次第である。

 カーナビを俵山にセットし、7時10分過ぎに自宅を出発する。北熊本SAにてガソリンを給油し、8時40分にここを出発する。8時47分に益城熊本空港IC通過(120km)、カーナビの指示するとおりに走っていると山の中の狭い道に向かいだしたので、 ナビは無視して、28号線に戻り走っていると右手に案内板があった。ここは目指す峠の登山口ではなく、かなり標高も低い。山のガイド本では峠は700mくらいの位置になるが、ここは300m程度の標高である。ここで 改めてナビを俵山峠にセットし直す。 しばらく登っていくと、カーナビの指示どおりに俵山は右方向との表示があり、ここを登っていく。目の前に大きな風力発電設備が見えだした。少し登っていくと、やがて広い峠の駐車場に着いた。 9時38分、走行距離は148kmになっていた。

 ここで車を降り、登山靴に履き替えて9時50分に登山開始。

 すぐに展望台に出る。阿蘇5岳が目の前にそびえる。この方向からは5岳を縦に見ることになるので、最も奥にある根子岳は見えず、当然ながら全体も涅槃像には見えないが、高岳や烏帽子岳、杵島岳が高さを競い合っている。そのすぐ左手には綺麗な山容の米塚も見えている。その更に左手は阿蘇外輪山が囲いをなし、前に上った鞍岳も見える。

 絶景を堪能することができる展望台であるが、それにしては観光客は少ないようである。

 登り始めてしばらく行くと、山頂まで80分との表示があった。目の前のピークを上りつめたところで、暑くなってきたので、上着を脱ぐ。振り返って阿蘇5岳をまた楽しむ。 高度が上がると奥にある根子岳の天狗峰も見え出した。

 しばらく行くと広場みたいな草原に出て、ここから山頂まで1時間との表示があった。10時27分になっていた。広い道をハイキングみたいな感じで歩いていくと、10分ほどで、やっと登山道みたいな道になってきた。分岐点 では、左手が丸木の一般コース、右手は迂回路になるがらくらくコースとある。丸木を見るとかなり乱れているようなので、右のらくらくコースを登っていく。

 10時51分に合流点に出る。また外輪山の外壁をなすハイキングコースを進む。目の前にそびえる最後の急登の道を見上げながら少し休むことにして、八朔(蜜柑)を食べる。山で食べると少しすっぱくてもおいしく感じる。

 最後の急登にとりつき一気に登り詰めて、山頂に着いたのが11時40分、絶景の阿蘇5岳を眺めながら、また花の写真を撮りながらゆっくり登ってきたので、1時間50分かかったが、普通に登ってくれば休憩時間も含めて1時間30分見ていれば十分である。

 山頂の風が当たらない場所に座り込み、靴を脱いでくつろぐ。全体で5グループが同じようにくつろいでおられる。味噌汁を入れて、手作りのおにぎりを食べる。女房が「今日 これまでは高速料金以外は出費0円だね。」としきりに言っている。

 雲も晴れて、阿蘇5岳もよく見えている。食事後にコーヒーを入れて飲む。なんともリッチな時間を過ごす。

 12時40分出発、ちょうど1時間休んでいた。13時11分に分岐点へ、ここからはまたらくらくコースを降りていく。13時17分で合流点へ、この部分は、登りは20分ほどかかったが、下りは6分で降りてきた。

 13時29分に広場に出る。ここからは左手にある潅木林コースで降りることにする。すぐ左手には大きな風車が回っている。登る時は道がぬかるんでいて少しすべりながら登ってきたが、こちらのコースはらくな道である。13時46分に駐車場着、17分で広場から降りてきた。

 13時55分出発、帰りに西原村にある俵山温泉「泉力の湯」によっていく。14時5分に温泉着。入浴料金は大人で500円。ここにはジェット風呂、露天風呂、五右衛門風呂、サウナまであり、これで500円とは安い。地元だからこんなものかと思う。福岡都心部にも「○○湯」というのがあるが、それが温泉になると一気に高くなる。

 風呂から上がって大広間でくつろぐ。ちょうど ゴルフ4月恒例の「マスターズ・トーナメント」があっていて、片山が6オーバーで頑張っている。今回はタイガーウッズは調子が出ないようだ。ゲーリープレーヤーやトムワトソン等招待選手の顔ぶれも 見れてなつかしい。

 15時35分に出発、「高速のSAで馬刺しを買って帰るかな。」と話をしていたら、走り出してすぐに左手に大きな市場があった。「ふるさと市場」とのことで、表の駐車場は満車状態であったが、裏にも駐車場があるとの表示を見て裏手に回り車を止める。市場内には裏から入ることができる。

 馬刺しもあったのでここで購入、ついでに鳥刺しや山堀り状態のゆでていない竹の子も購入、計で3千円ほどになったが、これらはちょうど高速料金の朝・夕の割引き分でまかなえた。

 16時20分に益城熊本空港IC通過、172km、18時ちょうどに帰宅した。総走行距離は291kmになっていた。
 

 登り;1時間30分  下り:1時間10分