【 小  岱  山 】  501m

〜平成19年10月20日〜

 10月中旬の土曜日、先週は北海道まで足を延ばし、紅葉のニセコアンヌプリ登山を楽しんできたが、九州では紅葉はまだまだの状況である。

 夕方までしか時間がないので遠方には行けない。よって、近場の熊本県荒尾市にある「小岱山」に登ることにした。この山は、501mと高度はないものの、「市民の山 」的な地元の方々に愛される山であり、ハイキングコースみたいな楽しみ方をされている山である。

 少し遅めの7時半に出発、大宰府ICから高速を走り、8時半に南関IC(78km)通過、ナビの目的地を小岱山に最も近づいている道のポイントにしていたために、目指す丸山キャンプ場ではなく、荒尾中央登山口に着いた。8時58分、96km。

 路上の広いスペースに車を止めて、これから山に登られる準備をされている夫婦連れの登山者に道を確認する。「山に慣れた方なら40分もかからないでしょう。」とのこと。身支度を 終えて、9時20分に登山開始。

 20分ほど登ると広場があり、頭の上の木に「 筒ケ岳山頂886m」その下に「中央登山口790m」との表示がぶら下がっていた。登り続けると9時40分で分岐点に出た。まずは右側の「観音岳」を目指すことにする。

 9時55分に見晴らしのいい「荒尾展望台」に着いた。一人の男性が絵を描かれていた。邪魔しては悪いと思い、「お先に」と声をかけて観音岳を目指す。 10時に分岐点に出て、筒ケ岳0.8km、観音岳0.4kmとの表示があった。そのまま観音岳方向に進むと、すぐに「七峰台」との案内板があり「小岱山一見晴らしがいいところ」とのこと。確かに見晴らしがいい。

 休まずに進むと15分足らずで観音岳に着いた。ここは広場になっていて見晴らし もいい。3人組みの地元の男性が、 この階段の下に「唐渡岩」があるからそこも行った方がいい」とのこと。片道200mとの表示がある。結構階段がきついらしいが、時間はあるので足を延ばす ことにするが、まずは、ここで小休止する。インスタントではあるがコーンスープがおいしい。

 結構な勾配がある階段を降りていくと、すぐに平坦な道になり、そのまま進むと目指す大きな岩が見えてきた。岩に登るとその先は断崖になっており、足がすくむ。それでも岩に登って写真を撮る。唐渡岩往復で20分であった。 

 観音岳に戻ってから、 そのまま小岱山を目指す。しばらくは来た道を戻り、荒尾展望台から来た分岐点に出て、そこから右に曲がっていく。急な勾配を降りていくために、また急な道を登ることが予想されたが、案の定、V字谷みたいなところを降りて登ることになった。

 急傾斜を上り詰めて、しばらく行くと、城跡に出た。ここが目指す山頂であった。 観音岳からちょうど30分ほどかかった。シートを敷いて座り込み、靴を脱いでくつろぐ。香り高いコーヒーがおいしい。

 この山は、市民の山だけに登山者も多い。一人で登ってくる人、夫婦ずれ、男性二人連れ、この男性二人連れの方は、「写真をとって欲しい。女房に男性と山に行ったという証拠写真がいるので・・・」とのことでシャッターを押してやる。 他に団体登山者も多い。中には手ぶらに近い人も登ってくる。さすがに市民の山である。このような軽装の人をみるとこちらがいかにも重装備に見えてくる。

 12時ちょうどに下山開始、下山は、「府本バス停・4km」との表示がある方向へ降りていく。山頂で地元らしき女性に確認したら、 「中央から登ってきたのであれば、登って来るときにあった観音岳との分岐点に出るので、そこから中央登山口へ降りていけばいい」との確認をとったので、間違いない。

 12時30分、無事下山。ほぼ予定した時間で降りてきた。
 これから帰宅して、鉢植えの冬型植物の植え替えと、植木の刈り込みをしなければならない。

 12時40分、出発、13時15分南関ICから高速へ、13時30分、広川SA(135km)で休憩し、軽く軽食をとる。

 13時47分、広川SA出発、14時30分に帰宅(191km)した。
  さあこれから一仕事だ!
 

 登り(観音岳);1時間 〜 筒ヶ岳;30分  〜 下り;30分