【 大  金  峰 】  1,396m

〜平成19年11月6日〜

 11月16日、五家荘の紅葉が最も見頃と思われる時期に、この山を計画したが、紅葉の鑑賞のために、時間の制限があるため、小金峰はカットせざるを得なかった。

 9時30分登山開始、登山道がないと思って探していたら、登り始めの道が見事に崩れていて、斜面の中腹から先に登山道が確認できた。これでは先が思いやられるが登っていくしかない。
 登り始めてすぐに、女房が早速足を滑らせていた。これも先が思いやられる。

 紅葉はところどころに綺麗なところも残っているが、既に大半が紅葉後の落葉状態で、登山道に赤や黄色の葉がちらばっている。錦の絨毯を敷き詰めたような登山道を秋を感じながらゆっくり登っていく。

 登り始めて10分ほど経った頃、沢を横切る地点に、「危険・マムシに注意」との大きな立て看板があった。この時期になると既に活動も鈍っているものと思うが、一応、念のために、リュックに鈴をぶら下げ、足元に注意しながら登っていく。

 30分程登っていくと、林道みたいなところに出た。両サイドがよく手入れされた杉林の中を歩いていく。ここを抜けると、前方に2峯が見えてきた、登山道はずっと回り込んで、先の方が山頂であった。山頂手前に案内があり、「(左側)大金峰山頂へ200m、(右側)小金峰山頂へ」との案内。

 10時30分、ちょうど1時間で山頂に着いた。見晴らしはきかない。それでも一応座り込んで、りんごを齧り、お茶を飲む。誰もいない。登るとき にも誰にも会わなかった。静かな山の秋を感じる。

 これから、五家荘の紅葉めぐりをする。忙しい1日になりそうである。よって、休憩もほどほどで切り上げて、下山にとりかかる。

 九州百名山では、大金峰と小金峰合わせて1山とされているようだが、小金峰までは高低差はあまりないものの距離があるため、往復2
時間 程度はかかる。この時間が惜しい。よってカットすることにした。

 10時50分下山開始、登って来るときは、足元をしっかり見ながら登ってきたが、下山するときは、目線が上がり、当然ながら景色がよく見える。紅葉もまた違った見え方で、写真撮影が忙しい。

 11時40分、無事下山。今日の登山では最後まで誰にも会わなかった。

 

 登り;1時間  下り:40分