〜平成19年11月4日〜
11月4日の日曜日、8時25分、これから行縢山に登る。登山口は
俗称「上の駐車場」からである。
今日はペットボトルのお茶を仕入れるのを忘れてきた。よって、3時間ほどの水分補給無しの山旅になるのを覚悟して登っていく。
8時40分、滝見橋に着く。日本の滝百選に名を連ねる「行縢の滝」である。滝を見上げるも水量は少ないようである。
更に登っていく。やがて左手に行くと滝との案内があったので、案内に従い左手にまわりこんでいくと、滝が目の前にあった。9時ちょうどに滝に着く。
切り立つ岩を見上げると、天上から水しぶきが落ちてくる。実に素晴らしい
景観である。
9時25分に「県民の森」との分岐点を通過する。川を渡ってしばらく行くと、9時47分、木の枝に柄杓がぶら下げてあり、下にはパイプが設置してあるのを発見
した。表面水ではあったが、少し口に含んでみて問題がないようなので、一気に飲みこむ。乾いたのどに冷たい水が心地いい。
今日は水無しの3時間山旅を覚悟していたので、女房が「捨てる神あれば、拾う神ありだね」と言う。「ペットボトルを仕入れるのを忘れたのは自分の責任で、別に神のせいではないよ。」と答える。自分の責任を棚に上げて、こんなことで神のせいにされては神様がかわいそうだ。
それにしても天然の冷水はおいしい。空のペットボトル2本にも汲んでいく。
10時16分、あっけなく山頂に着いた。ちょうど夫婦連れが下山されるところだった。他に山頂には誰もいない。写真を撮って、しばらくくつろいでいると、元気のいい女性が一人で登ってこられた。
話をしていると、かなりこの山に詳しい方のようだ。
すぐ下に岩場があるので、そこに下りてみようということになり、一緒に降りていく。岩の上に腹ばいになって下を覗き込む。絶景であった。女性の名前は「新名」
さんといい、少し険しい岩山みたいなところの方が面白いという方で、元気が身体中にみなぎっている魅力ある方である。
山頂に戻る。11時になって、一緒に県民の森コースを歩いて下山しようということになった。途中、赤松展望台に立ち寄ろうということになって、横道に入っていく。新名さんは相当に詳しいようである。
案内の表示もなく、山の本にも記載がないので、一人ではとてもいけないところである。
かなり険しいところもあったが、そこからの展望も素晴らしかった。
元の道に戻って、県民の森コースを歩いていくと、小高いところに「北岳・836m」との表示があった。836mだと、行縢山よりも高くなる。最近になって誰かがつけたのだろうとの新名さんのコメント。
傾斜も適当で歩きやすい落ち葉の自然道を下り、川のせせらぎを聞きながら沢道を歩き、快適な散歩道を進んでいくと、12時12分、県民の森と山頂・神社への分岐点についた。
ここからは朝登ってきた道を戻ることになる。上の駐車場と神社との分岐点で新名さんと挨拶をして別れる。12時53分、無事下山した。
登り;1時間50分 下り
(県民の森コース);1時間50分 |
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