【 八  郎  岳 】  590m

〜平成19年9月8日〜

  八郎岳は標高は590mしかない。インターネットで調べると、標準コースは、平山から八郎岳、小八郎岳を経由し、乙女峠にまわって平山に下山してくるコースである。
 一つ問題があるのは、小八郎岳へのアプローチは夏場はやぶこぎになるらしいことである。よって、今回は八郎岳のみの往復とする。

 墓場のすぐ横の階段道を登っていく。左横には立派なサイクリング道路があるので、この道と間違えていく人も多いらしい。

 久しぶりの登山になるので、足を慣らしながらゆっくり登っていく。立派な竹林を見ながら、その後、自然林の中を登っていく。直射日光が当たらないのがいい。

 しばらく登っていくと、少し右手が開けだした。ここで水分を補給することにした。以下、休憩時の会話を紹介!

 T「山に登っているときは、時間的な感覚が少し薄れてくる感じがするねー。」
 S「ほんとだねー。」
 T「20分くらいかな?」
 S「山頂まで?」
 T「登ってきた時間が! 山頂までは後1時間以上かかる!」
 S「・・・」

 結構、風があって涼しく感じるが、汗はたっぷりかいている。
 間もなく分岐点に達した。右手に道が続いているが、左手の道にテープが巻いてあり、少し先にもテープが確認できる。
 自然な道ならば右手だが、テープのマークがあるので左手を進んでいくことにした。しかしながら高度は上がらずに、周りを回っている感じである。やはり道を間違えたようだ。
 一声大きく鳴き声が聞こえて、見ると鹿が下に駆け下りていくところであった。ここでは運がよければ野生の鹿が見れるとあったが、道を間違えたおかげで鹿に出会えたようだ。

 やがてテープのマークがなくなったので、戻ることにした。少し戻っていくと、斜面登りに道がある。先の方を見ると、倒木にテープが巻いてあるのが確認できたので、ここから登っていくことにした。
 最後は完全なやぶこぎになったが、無事山頂に着いた。山頂は広々としているが、山頂との表示はない。九州百名山に名を連ね、長崎市民のハイキングコースの山であるにもかかわらず、標識もないのは寂しい。

 10時25分登山開始し、12時40分山頂へ着いた。よって所要時間は2時間15分、まともに登れば1時間30分と予定していたから、45分ほど回り道をしたことになる。
 計画段階では、1時過ぎには下山して風呂で汗を流し、冨貴楼で卓袱料理の昼食(昼のサービスメニューでミニ卓袱料理が5250円、要予約)をとも考えたが、中華街の中華も魅力なので、下山してきた時の気分で決めることにしたが、 冨貴楼の昼食は15時までなので、結果的には予約しないでよかった。

 山頂からの景観は素晴らしい。長崎市街地が一望に見え、三菱重工の香焼ドッグがすぐ下に見える。左手には昔仕事で何回か行ったことがある高島があり、その左手には軍艦島(端島)も見えている。

 右手の市街地のはるか先には雲仙普賢岳、平成新山も見えている。

 軽く、食事を済ませて、しばらく景色を楽しむ。夫婦連れが一組小八郎岳方面から見えた。その後、男性が一人、同じ方向から見えた。

 十分に景色を楽しんで、13時38分下山開始、迷った分岐点には木に2箇所、テープでマークをしておいた。14時43分に無事下山した。
 

 登り;1時間30分  下り:1時間 05分