〜平成18年10月7日〜
広い駐車場から登山を開始する。(ここまでの行程は「平戸への旅」へ記載)
途中で小雨もぱらついていたが、ここでは天気もよく、少し暑くなりそうなので、チョッキは脱いでいくことにする。9時28分出発。
ゆるやかな車道を登っていくと、7分ほどでお寺からの登山道に合流する。右が「志々伎山山頂」との表示があり、その下に志々伎神社(ここでは「志々伎」と表記されていた)の、左へ行けば「中宮」、右へ行けば「上宮」との案内もあった。
ロープ場もあるがロープを持たなくても上れるような程度の傾斜である。樹林の中を上って行くと、間もなく右側が開けた見晴らしのいい所に出た。
登り始めて20分が経過していた。少し雲が多いために今一つではあるが、なかなかの絶景である。船が白い船跡を残して進んでいく。足元には紫色の「段菊」も咲いている。
またしばらく登っていくと、古い道標があった。「此の行止りを膝つき岩と称する・・・。是を○登らざれば他に路なき也」と記載されている。明治33年8月との表記がある。
山頂を左手にして、回り込むようにして進んでいくが、しばらく道は下りが続き、その後、また上りになる。岩場が出だしたら山頂間近かである。ここまでくると見晴らしが素晴らしい。景色を楽しみながら登っていく。
途中、休憩する間もなく山頂に着いた。10時26分に登頂で、所要時間はほぼ1時間であった。山頂周辺は狭く、神社の上宮があり、そのすぐ後ろに三角点があった。
360度の大パノラマを楽しんでいると、夫婦連れの方がお見えになった。久留米から来たとのことで、山のことにもくわしかった。平戸3山の「安満岳」、「屏風岳」についても説明していただく。
「安満岳」は平戸島の最高峰になるので、ここから降りて登る予定であると話す。久留米からの方もあとで登る予定であると話をされる。
屏風岳も間近かに見える。白波が立っていて、更に景観を盛り上げてくれる。
はるか下に原生林を切り開いた箇所がありそこに車が止まっている。よく見ると、そこが車を止めてきた駐車場であった。しばらく周りの景観を楽しむ。このような雄大な景色はなかなか写真では表現しにくい。よって目で十分に楽しむ。
若干早いが、おにぎりを一つだけ食べて、小休止する。
10時55分に下山開始。同じ道を一気に下っていく。
11時32分下山。所要は40分足らずであった。
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