【 諸   塚   山 】  1,342m

〜平成18年5月4日〜


 登山開始、10時15分。

 登り初めてすぐに「あけぼのつつじ」の群生に出会う。ちょうど見頃であった。「みつばつつじ」もまばらにあって、共に咲き誇っている。まさに花の競演であった。

 したがって、写真をとりながらの超ゆっくり登山となる。

 この山は山頂に十数基の円墳があるといわれ、それが諸塚の名前の由来であるという。西登山口から登ると、これらの塚を越えながら登ることになるので、階段を登っては少し下り、登っては下りを繰り返してやがて山頂に到着する。7つの峰からなるため、「七ッ山」とも呼ばれているという。そういえば山の横に「六峰街道」とあるのもこのせいなのかどうか。

 2合目の表示があり、いつの間にか5合目の表示があった。更に登り続ける。やがて山頂に着いた。写真をとりながらのゆっくり登山で、11時5分になっていた。

 山頂には結構人が多い。ゆっくり休むことにする。

 方位表示があり、山名の記載もあるが、祖母山や阿蘇山の方向が樹木で見にくいが、その他の方面は見晴らしがいい。

 東方向には「矢筈岳」や遠くに「行縢(むかばき)山」が見える。西方向には「祇園山」や「揺岳」が聳えている。祇園山の山容が素晴らしい。

 延岡市にあるこの「行縢山」というのは変わった名前であるが、乗馬の際に使用した「行縢」(皮脚絆)に似ていることからつけられた名前であるという。

 北方面に、少し樹木の間から見えるのが「祖母山」から「大崩山」までの山群か。

 山頂でゆっくりして、11時55分に下山開始。

下りは森林浴コースで降りることにする。こちらのコースは階段もなく、ゆるやかな坂を下っていくことになるが、途中に倒木が道をふさいでおり、これを乗り越えたり、下をくぐって降りていく。すぐに登りの道に合流する。

 また、あけぼのつつじの群生を鑑賞する。うぐいすが鳴いている。写真におさめるも、枝が邪魔をして何とか鳥と分かる程度でしかなかった。
 遠くに阿蘇山が見えている。根子岳のおかげですぐに確認できる。この山も早く登りたい山の一つである。

 下山、12時50分、靴を脱ぎ、身軽になって出発する。
 

 登り;45分  下り:40分