【 虚  空  蔵  山 】  609m

〜平成18年7月15日〜

 梅雨の合間を見つけて、山に登ることにした。

 九州百名山はこれまでに31山を踏破した。しかしながら、段々と九州百名山に名を連ねる近くの山がなくなってきた。その残った数少ない近場の山の中で 添田町にある英彦山にしようかと思い、インターネットで色々と調べると、結構、綺麗な紅葉を紹介したものが多い。

 したがって、ここは秋の楽しみに残すことにして、 方向を変え、長崎にある「虚空蔵山」に登ることにした。この山は古いコニーデ型の火山であり、西の方向からは山頂が「マッターホルン」状にとがって見える山である。その山頂には「虚空蔵菩薩」がまつられ、英彦山と同様に山岳信仰の対象になっている。

 7時に出発する。唐津経由で多久に出て、「多久IC」から長崎道に入り、「嬉野IC」で降りる。8時45分、ここまでの走行は95kmになっていた。

 ここから「34号線」に出て、南に5kmほど走ると「平野」という地名のところで、左手に「虚空蔵山」との大きな案内板があった。ここから右折して細い道に入る。

 また、しばらく走ると、左手に「虚空蔵山山頂」との案内があった。ここから更に細い道に入る。人家があるものの、車一台がやっと走れる道である。しかしながら狭い道ながらカーブがきつくなってきたので、道の片側に駐車スペースが確保できるところがあったので、ここに車を止めて登ることにした。
 ここまでの走行は105km、時間は9時15分になっていた。

 身支度を整えて9時30分、登山開始。車では厳しいカーブを曲がると、すぐそこに「駐車場」との看板があり、どうやらここが登山のための駐車場であるようだ。しかしながら案内板も何もない。

 地元の方が、大きな農具をかかえて見えた。ここから山に登って茶畑の刈り込みをするとのこと。話をしながら一緒に登っていく。やっと茶畑について、ここで分かれる。

 しばらく行くと、いきなり「5合目」の案内があった。またすぐに「6合目」との案内があった。このようだと直ぐに山頂に着くと思っていたが、ここから結構な道のりがあった。

 岩窟があって、しばらく行くと「木場」との合流箇所に出た。時間は10時05分、ここから山頂までは400mとの表示があった。

 少々、鎖場があるものの、大したことはない。鎖を持たなくても上れる程度の勾配の道である。山頂近くと思われるところで、下山してくる夫婦連れに会う。挨拶を交わす。

 10時35分、山頂に着いた。  

 今日は、途中では休憩せず、水分を補給する程度の立ち止まり程度であった。天気はいいが、登山道は適度に木陰になっていて、日差しが苦にならなかったことが大きい。

 山頂では雄大な景色を楽しむ。

 久しぶりの登山になったので、山頂でゆっくりくつろぐ。一組の夫婦連れが登ってこられた。佐世保から来たとのことで、元々は福岡であるが転勤で佐世保に来ているとのこと。

 11時20分、下山開始、12時10分に下山。

 汗を流すために。ここから「嬉野温泉センター(七福神の湯)」を目指す。

 12時30分、温泉センター着、115km。駐車場が満車で、係りの人がスペースを確保してくれる。
 入浴料は1000円、観劇もセットだと1800円、勿論、入浴のみにする。

 先に食事をすることにする。幕の内弁当1000円が600円でのタイムサービス中で、これを2個確保し、更にチャンポンと生ビールを注文する。

 食事をしていると観劇が始まった。舞台では「お母さん!」と叫んでいる。食事をしている場所は大広間ではあったが、観劇は仕切でもされるのかと思っていたら、そのまま始まった。

 しばらくは食事をしながら観劇を観ている。食事を済ませて、出て行くが、出口にはチェックする人がいるわけでもなく、そのまま出ていく。

 風呂は広く、露天風呂があり、サウナがありで、まあまあな施設であった。

 汗を流してすっきりしたところでここを出て帰路につく。

 14時ちょうど発、「嬉野IC」から長崎道に入り「佐賀大和IC」で降りる。ここから三瀬峠越えで帰宅、15時40分、走行距離は204kmになっていた。
 

 登り;1時間  下り:50分