【 雷 山 & 井 原 山 】  955m&983m

〜平成17年5月14日〜

 娘が孫を連れて2週間ほど帰ってくるという。このため女房殿は超多忙な毎日を送っている。
部屋の掃除をしたり、孫の着るものやおもちゃを作ったりと・・・。

 このため、今回の山登りは一人で行くことにした。従って、近場の山を物色し、結果、雷山とそこから縦走して井原山を往復することにした。

 雷山の登山道は雷山観音からあるようだが、山頂近くにNTTの中継基地があるとのことなので、車で上れるところまでいってみることにした。

 雷山観音を通り過ぎ、人工スキー場施設のある場所に出た。既に廃墟となっており、施設はそのままで、居抜きの状態でこのような施設が残っているというのはもの寂しい感じがある。人工スキー場も最近の温暖化の影響で降雪がないことが理由ならば、草スキーにして経営がやれないものかと思う。

 この上に駐車場があるとの看板が出ていたが、舗装道路は続いているので更に車で上ってみる。やがて国際キャンプ場とかいう場所に出て、道は鎖で遮蔽されていた。この先には入れないとのこと。左側に 建物があり駐車場もある、案内の看板を読むと、登山をする人はここに車を止めてというようなことが書かれており、駐車料金は700円とのこと。少し高いなと感じながら、とりあえずここに車をとめようかと思って いると、施設の中から人が出てきて料金を請求される。もう少し下で止めれば無料ではあるが、わざわざ下に戻るのも面倒なので、ここに止めて700円を支払う。 領収書には「RAIZAN PARKING TICKET」書かれていた。

 身支度を整え、8時45分登山開始、ここから歩道の登山道はないようで、引き続き舗装道路を登っていく。15分歩いたところで、左側に雷山自然歩道の案内があった。ここからやっと舗装道路を外れて自然道を登る。
 6分で広場に出て、そこにはお宮があった。雷神社の上宮らしい。登山の安全を祈願して小休止し、すぐにまた登り始める。

 結構傾斜が厳しい。途中、息切れをおさめながら、休み休みでやっと雷山山頂に着いた。時計は9時35分になっていたので駐車場から50分かかったことになる。結構きつかったのは、久しぶりの山登りのためか、本当に傾斜が厳しかったのか、どうも両方の原因であったようだ。
 登山もリズムがあるようで、登り初めはいつもきついが、2〜3時間歩いていると調子が出てくるような感じがするのは気のせいか。

 山頂のさわやかな風にあたりながら、リュックから地図を取り出し、しばらく見える山容と地図を見比べる。どうも山と地図が合わない。「あれがこの山だと、その奥の山は何だ?」ということになる。山の形状や山頂にある施設の状況を把握しているとわかりやすいようだから、少し この辺の勉強をしてみよう。

 雷山があまりにきつかったので、ここで引き返し井原山には改めて別の日に別ルートから登ろうかとも考えていたが、まわりに人が増えて、井原山からの縦走者 がいたり、佐賀県側から登ってきた人が少し休んで井原山に向かっている。これは負けてはおれないと、さっそく身支度をし、地図をリュックになおし、井原山縦走に出発する。 雷山山頂では1時間少々地図とにらめっこをしていたことになる。

 雷山山頂出発、10時42分。いくつかのピークを登り下りしていると、左側に案内板があり「雷山30分、井原山40分」とある。時間は11時10分であった。逆 方向ではあるが、雷山からここまでは28分かかっているのでまあまあな時間である。

 途中は林間を歩く感じが多く、時折、コバノミツバツツジの花が綺麗に咲き誇っている。さすがにピークは過ぎているが、まだまだ十分鑑賞できる花もあった。

 また、いくつかのピークを登り下りして、最後の井原山への登りにとりつく。さすがに登りが続くときつくなり、山頂間近では休み休みになる。

 山頂着11時43分、雷山からちょうど1時間であった。ガイド本によれば1時間半かかると書かれていたので、相当に早足で来たことになる。途中の案内板からは33分で来た 。

 山頂には20人ほどの登山者がいた。グループが2組、夫婦連れが3組、一人らしきが2人、皆ここで食事をしていた。時間もちょうどいいのでここで食事とすることにした。今回は一人であるため、コンビニで幕の内弁当を買ってきた。いつもはリッチにコーヒーなども沸かして飲んでいるが、今回はこれも缶コーヒーで我慢する。となりの夫婦連れがコーヒーのいいかおりをさせていた。

 食事後、写真を数枚とって、また雷山に引き返す。12時5分出発、12時36分に途中の案内板に出る。雷山山頂着13時12分、所要は1時間7分、やはり早足であった。
 雷山山頂には井原山に向かう途中であった団体が身支度をして井原山に戻るところであった。雷山から井原山に行って戻るよりも、井原山から雷山に来て戻るというコースの方が人が多いようである。

 また、地図を引っぱり出して景観と見比べる。相変わらずどれがどの山になるのかよく分からない。 今日は午後からは晴れる予定であったが、相変わらず曇が多いので、山の観察も諦めて引き上げることにする。

 13時30分に出発する。下りもかなり厳しい。下りがこれだけ厳しいのだから、やはり登りは相当に厳しかったことが分かる。舗装道路に出たのが13時53分、駐車場には14時5分に着いた。帰りは35分で降りてきたことになる。

 駐車場で靴を履き替え、チョッキも脱いで、身軽にし、車に乗り込んで帰路についた。
 

 登り;1時間50分  下り:1時間40分