【  貫     山  】  712m


〜平成17年10月9日〜

 久しぶりに山に出かける。

 息子の就職が決まった。本人が希望していた「システム開発」の会社に就職し、東京に出ていった。初めての仕事と東京の生活は大変だろうがまずは身体に気をつけて、元気で頑張って欲しい。
 このために、お祝いや引っ越しの準備で何かと忙しく、9月は多忙な内に終わってしまい、山に行く余裕はなかった。

 女房と二人だけの生活になり、これからの生活を確認する。この話は別にして、早速山の話に戻る。

 今回は、女房が「足が痛い」というので、近場の楽しい山ということで、北九州にある平尾台の「貫山」に登ることにした。

 ここは登りで1時間程度の山である。
 福岡から高速道を通り、1時間半程度で平尾台に着く。今回も犬の「ラミー」を連れてきたため、途中休み休み走った。ラミーはやはり車に酔ってぐったりしていた。

 車を降りた途端に元気になる。地図で確認していた「茶ヶ床園地」の駐車場に車を止めて靴を履き替える。
 ここから中峠に向かい、そこから貫山に登り始める。天気もよく、秋を感じさせる高原である。すすきが風情をさそう。 10時50分登山開始。中峠まで20分。左折して山頂を目指す。

 ここは日本有数のカルスト台地であり、白い石灰石が羊の群に見える。「羊群原」とはまさにその名のとおりの風景である。

 ぶらぶら歩きの登山で、最後の登りが少々きつかったが、小1時間で山頂に着いた。人も多かった。皆それぞれにくつろがれている。

 すぐ下の下界が北九州市にしてはおかしいなと思っていたら「苅田町」であった。新北九州空港も海にのびていた。

 持ってきたおにぎりで食事をすまし、脱いでいた靴を履き、引き上げの準備にかかる。空には優雅に パラグライダーが10機ほど浮かんでいた。一度、これも試してみたいと思っているが、女房は絶対駄目だという。

 下山開始12時40分、下りはラミーも元気になって走りまわりながら下りる。

 途中でパノラマ写真を撮る。デジカメのパノラマ写真は、左右にある縦の枠内の部分を重ね合わせて撮影しておけば、これをパソコンにて取り込み、つなぎ合わせたい写真を指定すれば自動的にパノラマに仕上げてくれる。便利なものだ。

 中峠から「茶ヶ床園地」に着いたのが13時20分、この辺一帯も散策の人々でにぎわっていた。

 リョックを下ろし、靴を脱ぎ、身軽になって車に乗り込んで来た道を戻る。
 

 登り;1時間  下り:40分