〜平成17年8月27日〜
今回は佐賀県にある黒髪山に登ることにした。この山は結構有名な山で、鎮西八郎の大蛇伝説もあり、見返り峠から見える雄岩・雌岩は村の庄屋の娘と若者の悲恋物語があるという。
登山道はいくつかあるが、乳待坊(ちまちぼう)からの登山道は春の桜の時期がきれいであるとのことなので、今回は龍門ダムサイトから登ることにした。
距離的には乳待坊からの方が近いが、ダムサイトの景観を楽しんで登山に向かうのがいい。
黒髪山登山はこちらからとの案内版の指示に沿って登っていたら10分ほどで元の駐車場のそばに戻ってきた。遊歩道がそのように出来ている。山に登るのに急ぐこともないが、登山だけが目的であれば直接こちらの道に入った方いい。しかし、駐車場からの案内はないので、初めてでは分かりにくい。(初めての方の参考のために、山小屋の右側を通っていくとここに出る。しかしながら小高い山を登って降りてくる感じの道であり、散策にはいいようで、回り道をさせられたと憤慨するほどのものではない。)
見返り峠まで一気に登る。ここまで約50分。ここで小休止していたら、一人の方が青蝸山方面から下りてこられた。また、同じダムサイトからの我々と同じコースで一人の方が登ってこられた。共にこの黒髪山には何度も登られているとのことであった。
少し話をして、先に出発する。すぐに夫婦岩が見える見晴らしのいいところに出た。右にあるのが雄岩、左側にあるのが雌岩とのことで、あわせて夫婦岩と呼ばれている。先ほどの人の話によると、かってはこの二つの岩にロープが結んであったとのこと。
山頂間近になると大きな鎖の岩場になり、これが山頂まで続くのかと思っていたら、しばらくしてまた普通の山道になりすぐに山頂下の広場に着いた。
ここにリュックを置き、岩場の山頂に登る。見晴らしがいい。しばらく景色を楽しんで、先ほどの広場に戻り、ビニールを広げて座り込む。少し早いが、荷物になるので、ここで持ってきたおにぎりを食べる。氷を浮かべた冷えたお茶がおいしい。
下りは別のルートで降りることにした。女房が鎖場は降りにくいというので、見返り峠に戻らずに、降りるルートにした。こちらはあまり人が通らないのか、一応道はあり案内もまばらにはあるが、崩れ落ちた箇所があったり、道に迷うような箇所もあった。メイン道ではないことは確かである。それでも1時間20分弱で駐車場に戻ってきた。
この山は、登山の途中、ほぼずっと木陰を歩くことになり、真夏でも登りやすい山である。先月登った次郎丸岳は日差しも強く、本当に暑かったため、特にそう感じる。
こんどは春、桜の季節に乳待坊から登ってみたい。
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