【 久 住 山 & 中 岳 】  1,787m

〜平成17年6月4日〜

 今回は翌日に「山開き」を控えた久住山に登ることにした。 先日、職場の江藤G長と話をしていると、今年も大分支部の方々と一緒に久住の「山開き」に行くことにしているとのこと。このことを女房に話すと、日曜日の山登りは 疲れが残り、翌日からの仕事に影響しそうなので、土曜日に行こうということになったもの。

 そういえば、昨年も「山開き」を控えた前日に行ったが、ガスがかかり、小雨もぱらついていたので、やむなく途中であきらめて下山してきた経緯がある。

 途中、玖珠SAに立ち寄ったところ、職場の中嶋課長にバッタリ出会った。これから奥さんの実家がある臼杵に行き、田植えを手伝うとのこと。昨日、残業しながら仕事の打ち合わせをして別れたが、まさかこんなとこころで会おうとは、偶然 とはいえ出来すぎた話である。

 牧の戸峠に着いたのが7時35分、既に峠の駐車場は満車であろうと思い、昨年止めた峠の手前(長者原から登って、牧の戸峠手前、峠まで歩いて5分程度のところ)のスペースに車を止めて、ここで身支度をし、やまなみ道路を歩いて峠に向かう。

 峠は大勢の人でにぎわっていた。次々に登山口から登って行く。ここで何枚の写真を撮ったか数知れないが、相変わらず定番の登山 口表示の横に立っての写真を撮って登山を開始する。時間は7時50分になっていた。

 ガスがかっており、空は雲に覆われている。昨年は、牧の戸峠では天気はよかったが、久住山に向かう途中でガスに覆われた。今年は最初からガスがかかっているが、標高が上がるに従ってどうなるのか。心配しても仕方がない と、ガスが晴れることを期待して登る。

 最初にとりつく沓掛山の舗装された登山道はいつもながらきつい。今回は、女房が久しぶりの登山になるので、できるだけゆっくり登ることにした。
 ガスはまだ晴れない。途中には結構ミヤマキリシマが咲き誇っている。まさに見頃のようである。花の写真を撮りながら行くので、結構時間がかかりそうであるが、たまにはのんびり登山もいいかと思う。

 星生山を見上げるいつもの場所で小休憩をとる。ここまで1時間かかっていた。後から東南アジア系の若い女性の団体が登ってきた。陽気に大きな声で歌っている女性もいた。

 少し長めの休憩を終えて出発する。新緑もきれいであるが、ミヤマキリシマが群生して咲き誇っている景色にはかなわない。
 西千里浜を歩く頃にはガスも完全になくなり、いい天気になった。今度は日焼けが心配になるほどの日差しになった。

 久住分れに着いたのが10時ちょうど、女性のトイレの前が相変わらずの行列になっているので、久住山を見上げながらしばらく待つ。

 よく冷えた蜜柑を食べて出発する。これから山頂までは砂利道で少々きつい。降りてくる人がズルッとすべって、尻餅をついていた。
 11時、山頂!!!

 写真を撮り、すわって靴もぬぐ。靴を脱ぐと足が軽くなり、更には気分まで軽くなる。まわりを見ると食事をしている人もいる。それを見て我々も早めの食事にすることとした。冷えたビールがうまい!!!

 女房が昼寝を始めたので、少し散歩に出かける。瀬の本高原からロードパークに入った裏からも登山道があり、そこから登ってくる人もいた。その登山道の途中まで様子を見に行く。登ってくる人は結構きつそうであった。

 12時20分出発、ここから久住山より4m高い中岳に向かう。実質、こちらが九州最古峰になるが、何故だか久住山の方が人気がある。

 御池(みいけ)の淵を回り、中岳に着いたのが13時20分、どうも時間をかけすぎなように感じるが、たまにはゆっくり登山もいいかと割り切る。

 13時50分出発。今度は天狗ガ城経由で行き、14時34分に久住分れに着く。この時間になると大分人も少なくなってきた。

 休憩後、出発。写真を撮りながら下山し、16時30分に牧の戸峠に着いた。そのまま車を止めている所に向かう。朝は10台ほど駐車していたが、既に我が家の車のみになっていた。

 靴を脱ぎ、チョッキも脱ぎ、車に乗り込む。途中の温泉で汗を流すこととしたが、やまなみ道路沿いの温泉は、「立ち寄りできます」との表示があるものの、時間は16時までとなっている。
 そのまま、長者原から左折するも、ここからは温泉施設もあまりない。あきらめかけたところ、「筌ノ口第二温泉」という看板があった。立ち寄ってみると入湯料は大人300円との表示、ここの温泉に入っていくことにした。

 男風呂は5人の先客がいて少々混雑しているといった感じであったが、女性風呂は女房と若い女性のみでゆっくりできたと言っていた。石鹸もあって、立ち寄るにはいい温泉である。

 すっきりと汗を流して帰路につく。周りはすっかり夕景色になっていた。



 
追記:月曜日の新聞ニュースによると、久住山「山開き」の登山者は3万人、記念のペナントは4千枚が山頂で配られたとのこと。
 このペナントを、予定どおりに手に入れられた江藤G長から譲り受けた! 感謝!!!
 さっそく、玄関壁の久住山の地図の上に張り付ける。

 江藤G長は、今回の久住山登山は、瀬の本高原から竹田に抜ける道の途中にある赤川からの登山道から登り、所要時間は2時間半程度とのこと。久住登山は牧の戸峠からが定番コースであるが、たまには別ルートもいいかと思う。次回はここから登ってみるか。


牧の戸峠〜久住山頂:3時間10分
久住山頂〜中岳:1時間
中岳〜久住分れ:44分
久住分れ〜牧の戸峠:1時間40分

以上は、今回のゆっくり登山の結果です!
通常だと牧の戸峠から久住山往復で登り2時間、下り1時間40分程度!