【 宝  満  山 】  829m

〜平成17年8月6日〜

 真夏の登山は疲れる。前回遠出して登った天草の次郎丸岳は暑さに堪えた。最も前日の酒の影響も少々あったが・・・。

 このため、近場の山に早朝に登り、昼前には降りてくることにした。今回は最も近場にある宝満山に登る。ここは子供の頃に登ったことがあるがとにかく階段状の登山道がきつかったという記憶しかない。

 インターネットで調べると色々と登山紀行が掲載されている。竈門(かまど)神社の駐車場に車を止めて登ることもできるが、竈門神社の先まで行ってもまだ駐車場があるとのことで、このルートで行くことにした。要するに宝満山のメインルートを登ることになる。

 このメインルート以外にも、筑紫野市サイトから猫谷川コース、堤谷新道コース、大石尾根コース等がある。このメインルートは「百段がんき」という有名な胸突き八丁といわれる階段道があ り、結構きついと言われているルートである。

 太宰府天満宮を右に見ながら回り込むように更に進むと道路上に「宝満山登山口、竈門神社、1900m」との大きな表示板が出ていた。これに従い右折すると突き当たりに竈門神社があり、ここを左に進み、道路を登っていくと左手に広い駐車場があったが、ロープで進入が禁止されていた。更に登っていくと、登山道の案内があり、駐車スペースもあって手頃なことからここに車を止めて登山の身支度をする。

 8時15分、道路脇の表示板に「一ノ鳥居、宝満山頂」との案内があるので、ここを登っていく。まだ朝早い時間なのに、既に降りてくる人もいる。

 ゆっくりした登り道を登っていく。右手に池がある。しばらくすると舗装道路に出て、ここを横断し、更に登山道を行くと広い駐車場に出た。ここは「一ノ鳥居」下の駐車場であり、 ここまで車で来ることができる。このことはインターネットでは確認できなかった。ここには10台くらいは駐車できるスペースがある。

 ここを過ぎるとすぐに「一ノ鳥居」があり、「二合目」との表示があった。ここからは階段状の道が続く。 3合目、4合目と表示があり、それぞれが結構長い距離に感じる。5合目は少し広い広場になっていて、ここで休んでいる先客もおられた。

 9時30分、「百段がんぎ」の階段を登り始める。それほどきつくは感じない。40分過ぎに中宮跡に着く。ここで休憩する。先に進む道と後ろに行く道がある。後で確認すると、これが「かもしか道」らしい。

 ここで、コンビニで買ってきたビニール袋に入ったかち割り氷をコップにつぎ、これにお茶をそそいで飲む。最高にうまい!!! 一気に疲れも吹き飛ぶ。ついでに塩分補給のためにうめぼしもほおばる。

 8人ほどの団体が登ってきたので、入れ違いに出発する。少し行くと左に「羅漢道」、右に  
「キャンプ場」への分岐に出た。「羅漢道」を行こうかとも思ったが下りにしようと思いそのままメイン道を行く。

 結構、傾斜もあるが、一気に上り詰めると急勾配の階段があり、そこを登るとすぐに山頂に着いた。時間は10時15分になっていた。

 山頂には神社があり、高く聳える岩がありとにぎやかな上に、数組の登山客がいた。キャンプ場の方からも声がしているのが聞こえてくる。
 ここで、おにぎりを食べ、氷がたっぷり入ったロックのお茶を飲み、お菓子を食べてくつろぐ。天気がよく、見晴らしもいい。福岡市も一望に見える。ちょうど飛行機が飛び立ったので福岡空港の位置も確認できた。

 写真に撮り、出発の準備をする。10時55分出発、途中1回だけ休憩する。小さな子供が疲れて座り込みお父さんがなだめておられたが、子供は座り込んだままであった。女房が氷をあげて来ようと言って、氷を子供が持っていたタオルに包み首に巻いて上げていた。子供は喜んで立ち上がり元気に登り始めた。

 ここからは一気に駆け下りた。時間は12時15分になっていた、下りの所要時間は約1時間20分で降りてきたことになる。
 

 登り;2時間  下り:1時間20分