【 高  千  穂  峰 】  1,574m

〜平成16年7月18日〜

 高千穂河原は一種独特の雰囲気がある。霧島神宮跡地ということもあるが、河原と言うネーミングにも一因がありそうに感じる。
 ここを歩きながら高千穂の峰を見上げる。ここから見える最も高いところはガレ場になっていて、登っている人がずり落ちるような感じまで見えるのは気のせいなのか。

 神宮跡地手前から右手の道に入り、しばらくは石畳の道が続く。これが結構長い。よく石を敷き詰めたものだと思う。

 木陰の道を進む。昨日2山も登った疲れのせいか、結構登り道がきつい。木陰を抜けると、下から見えていたガレ場が目の前にあった。いよいよここにとりつくのかと身構える。

 山の案内書によると、小石のガレ場はズルズルすべるので、できるだけ岩の上を歩くようにと書いてあった。確かに小石の上を歩くと、踏みしめてもずり落ちるため、歩き難いことこの上もない。できるだけ、石の上を歩くことにする。

 1時間で御鉢の上に到着、時折雲が早いスピードで流れすぎていく。御鉢の中を除くと一部から火山性の噴煙が噴出している。結構風が強いので、身構えて除きこまなければならない。
 これからは楽な尾根道みたいなもので、ここは「馬の背」と呼ばれている。ここを過ぎるたところが「背門の丘」と呼ばれる、御鉢と高千穂峰の鞍部であるに到着する。

 これから山頂に向けて最後の斜面にとりつくが、ここもガレ場になっているため登り難い。1時間40分で山頂に到着。

 ここには天孫降臨の神話で有名な「天の逆鉾」が天と地のはざまにそびえ立ち、壮大な景色である。
 雲がかかるものの、速い速度で通り過ぎていく。結構風が強いので、しばらく休んで下山する。

 下山は、ガレ場を滑るように降りていくと結構早いようだが、逆に滑ってころげ落ちないようにしないといけないので気を使う。それでも登るときよりは楽だ。1時間20分ほどで神宮跡地に着いた。
 

 登り;1時間40分  下り:1時間20分