【 韓   国   岳 】  1,700m

〜平成16年7月17日〜

 韓国岳のふもとの小地獄周辺はこれまでも来るたびにぶらついていたが、山に登るのは始めてである。
 女房も少しは元気になってきたようので、様子を見ながらゆっくりと登ることにした。

 14時に登り始め、小地獄を過ぎてしばらくは木陰の道であるが、その内に木陰もなくなり強い日差しにさらされながら進む。結構きびしい傾斜で、適当に休みながら登る。
 途中に、「一合目」、「二号目」と案内がある。

 登山道は階段状になっているが、この段差が結構あるので、右手か左手の傾斜面をマイペースの歩幅で歩くと楽である。

 そういえば、この「何号目」という表示はどうなっているのか、山の標高を10等分し、その標高でみているのか、それとも登山道を10等分してみているのか、詳しくは知らない。

 「五号目」地点には50分で到着、ここは広場のようになっていて、展望もいい。遠くに桜島が見えるが、山頂には雲がかかっている。リュックを下ろし、小休止する。
 元気を取り戻して、また登り始める。「六号目」までが長い。「七号目」は横道に入ったために分からないままでいつのまにか「八号目」の表示があった。この辺は 火口縁の尾根道を歩くような感じで、楽である。

 この尾根道は左右ががけになっていて、結構危険な道かと想像していたが、まったく危険性はなく、左の火口跡サイドには柵が設けてあり、楽に火口跡も除ける。火口跡にうごめいているものがいる。ビデオやデジカメの最大ズームで確認する。デジカメは光学10倍、デジタル3倍で計30倍のズームが可能である。確認の結果鹿であった。
 間もなく山頂に着いた。所要時間は1時間40分、ここには「韓国岳」と表示されたりっばな標識があった。眼下に「大浪池」が見え、遠くに「高千穂峰」も望める。雲が走るように通りすぎていく。高千穂峰の 素晴らしい山容も見えたり雲に隠れたりしている。しばらくこの絵模様を楽しむ。明日はその高千穂峰に登ることにしている。

 雲が濃くなってきたようなので、引き上げることにする。山頂には我々二人だけで誰もいない。もう登ってくる人もいないのかと思っていたら、下山途中で2組に出会った。
 無事、下山、靴を履き替えて宿に向かう。
 

 登り;1時間40分  下り:1時間