【 普賢岳(国見岳・妙見岳) 】  1,359m

〜平成16年5月1日〜

 今年のゴールデンウィークは5月1日(土)から5日(水)までの5連休になるが、天気予報では後半は曇りや雨模様とのこと。このため、連休初日に山登りに行くことにした。

 春の植え替えはまだ終わらない。今年は特に大物を素焼き鉢に植え替えたりしているため、時間がかかっている。それでも残りは100鉢を切れているのでこの連休中には片付く予定である。
 株分けで増えた分は子分けして植え替え、根が落ち着いてから「ご自由にお持ち帰り下さい。」との札を下げて表に出すことにしている。

 季節がらもあって多忙を極めているため、久しぶりの山登りになる。今回はドライブを兼ねて、長崎・雲仙の普賢岳を目指す。

 朝、7時出発。途中でガソリン補給。三瀬峠越えで佐賀に出る。川上峡の鯉のぼりは相変わらず元気に泳いでいた。
 佐賀大和IC(43km)から長崎道に入る。諫早IC(122km)まで高速を走り、その後は57号線を走る。小浜温泉を経由し、更に雲仙温泉街を素通りし、770円を支払って仁田有料道路に入る。展望台で降りて普賢岳を確認し、更に少し走って仁田峠駐車場にて車を止める。ここまでで175km、時間は10時53分であったので、約4時間かかっている。

 すぐに身支度をし靴を履き替えて登山口に向かう。今回はまず普賢岳に登り、様子をみて国見岳、妙見岳に登るかどうかを決めることにした。
 登山開始11時10分、前回登った北九州の足立山は一気の登り道で少々疲れたが、普賢岳は適度な登りで楽な登山である。既に登って下山してくる人も多い。外人の若いアベック連れにもあった。「ハロー」と言ったら「こんにちは」と答えが返ってきた。
 12時20分、山頂はさすがに風が強いが、汗をかいた身体には気持ちがいい。目の前に平成新山がそびえている。平成新山の方が127m高い。ここはまだ立ち入り禁止になっていて登山はできないが、わが国における最も新しい山を目の前にしているわけである。
 早いもので平成元年の噴火から14年が経つ。普賢岳噴火後の自然変遷調査をされていた長崎大学の鎌田先生が、1994年に長崎新聞社から「文化賞」を受賞され、その記念にテレホンカードを作られた。その1枚をいただいたのも遠い昔の思い出である。

 山頂は風が強いので、少し降りた所の平地で平成新山を見上げながら食事をとる。今回は自宅から朝食用にと持ってきたおにぎりと、コンビニで買った冷麺とポタージュスープ、それに仕上げのコーヒーである。
 コーヒーは本格コーヒーにしたため、香りが高い。近所で食事していたグループがこの香りをかいだためか「コンロを買おうか」と話していた。

 国見岳を確認する。ちょうど登っている人がいたので望遠でカメラに収める。かなりな急勾配を登っていく。補助の鎖でもあるのか。
 時間は13時32分、まだ余裕があるので登ることにする。普賢岳を降りてモミジ茶屋分岐点から国見岳に向かう。途中、階段道があるがこれが結構きつい。食事の後だから特にきついのかと思う。14時05分、国見岳が目の前にそびえたっている。推測どおりに途中からは鎖も設けられていて結構厳しい道が続くが距離は短い。14時18分、間もなく山頂に達する。
 ここから普賢岳と平成新山を確認する。雲が流れてきて山頂付近を覆っては過ぎ去っていく。
 ここを降りて、更に妙見岳に向かう。また外人のアベックとすれ違う。妙見岳は山頂が確認できない。妙見神社があり、更にロープウェイから登って来ることができる展望台があるのみである。念のために神社の右横にある道を登ってみると、半分ほど崩れた登山道が確認できた。このために立ち入り禁止にしているようだ。

 時折雨がぱらつくので様子を見ていたが、それほどひどくはなりそうにないので、そのまま下山する。雨が振り出したらロープウェイで降りようかとも思ったが、その必要もなかった。
 15時30分、駐車場到着。ここを出発してから4時間20分であった。山頂で写真を撮り、昼食をとったので、この時間が約1時間20分、よって山歩きの時間は正味3時間になる。

 15時45分、駐車場発。16時30分小浜温泉で「海産物直売所」と看板があり、そこに「海上露天風呂」もあった。海産物で何かいいものがないかと立ち寄ってみたが、加工品みたいなものばかりでめぼしいものはなかった。直ぐに出発する。17時36分に諫早IC(226km)、18時37分に佐賀大和IC(304km)、19時無事帰着。

 

 登り;1時間10分  下り (国見岳・妙見岳経由):1時間50分