〜〜〜  大 分 ・ 別府温泉ドライブ旅!  〜〜〜 
≪ 令和元年7月1日(月)〜2日(火) ≫


 
≪ 7月1日(月) ≫
 

 女房のおふくろさんは、デイサービス通いの生活が続いている。
 よって、その息抜きにと温泉に連れていくこととした。

 温泉は、おふくろさんを連れていくのは2回目になるが別府の杉乃井ホテルにした。
 以前は、正月に嬉野温泉の和多屋別荘に連れていったが、この時は一人2万円以上と高額であった。しかしながら、それほどの感動もなかったので、 以降は正月は家でのんびり過ごすこととしている。

 このホテルでは、カニ祭りが7月18日まであっているので、5月に行った雲仙みかどホテルとのカニ食べ比べとなる!

 2日前までは北部九州は豪雨となるとの予報であったが、前日には北部九州の雨雲は薄くなり、しかも今日は曇りの天気となっていた。未だ晴れ男健在である!

 ただ温泉に泊まりに行くだけのドライブ旅と思っていたが、曇りの天気のためもったいないので湯布院に立ち寄ることとした。
 
 10時自宅発、都市高速から九州道、更に大分道へ。相変わらずナビが勝手に「山田SA」へと誘導する。(ナビが学習機能を発揮して案内しているもの。)

 山田SAにて小休止し、湯布院へ。12時過ぎに湯布院に着いた。
 まずは軽く昼食を済ませる。

 湯布院の町をブラブラしていると、女房が新聞で見ていた「トリックアート」の店があったので、ここに入る。

 床面や壁面に絵が描かれているだけではあるが、写真に撮ると立体的に見えるので面白い。

 色々なポーズで写真を撮りまくる。おふくろさんも楽しまれているようだ。

 厳しい表情のモナリザ様の額縁もあったが、見る方向に顔の向きがついてくるというもの。傾けると絵が変わるというものがあるが、その手法で描かれているのか?

 しばし楽しんで、店を出て、ブラブラとお土産店を覗き、車に戻る。観光客は相変わらずアジア系が多かった。

 14時半過ぎに湯布院を出発、15時過ぎにホテルの立体駐車場に着いた。1〜2階は既に満車状態であった。
 宿泊者専用の駐車場となっているが、14時半からチェックイン可能とのことでこんなに多いのか?

 シャトルバスでホテルへ向かい、チェックインを済ませて部屋へ入る。

 早速棚湯の温泉に向かう。
 今回は棚湯に近い華館にしたが、それでも結構な距離がある。 

 棚湯から見下ろす別府市街地が目の前に広がる。この光景にはいつも感動させられる。

 温泉に横たわっていると、時間の流れがゆったりとなったように感じる。

 17時からバイキングの夕食である。
 カニはタラバで、焼きガニもあった。ほかにカニ玉、カニサラダ、カニの実が入った海鮮ピザ、カニのぶつ切りが入ったアジア系の料理(料理の名前は忘れた!)もあったので、これらを食す。またまた カニ三昧の夕食となった。

 しばらくするとレストラン内を4人組の楽団が回りだした。軽やかな声が耳に心地いい。

 締めは「うな丼」にしょうかと思ったが、すぐ横に「フォアグラ丼」があったのでこちらにした。濃厚な味わいで最高に美味であった。
 コーヒーで食事を終える。

 大満足の食事を終えて部屋に戻る。

 今日の日本の市場の終値を確認する。
 先週末の米中貿易摩擦のとりあえずの解消で、本日は朝から爆上げとなったが、その後も顕著な動きで終始していた。

 日本株は割安とは言われているが、このまま上昇を続けるような状況にはない。
 これからも、またしばらくは為替の円高や海外の情勢に振り回されそうだ。  
  

  
 ≪ 7月2日(火) ≫

 朝、5時過ぎに起き、早速棚湯へ。


 小
雨に煙る幻想的な別府市街地を見下ろしながらの温泉は最高である。

 ここ「杉乃井ホテル」には小生が現役時代の深い思い出がある。

 かっての職場に、当ホテルの支配人がやってきて、ホテルに地熱発電所を作りたいという。そこで、建設計画の申請書の段階から色々と指導し、いよいよ発電所が出来上がって、その竣工をまじかに迎えることとなった。 

 発電設備の性能や出力等の最終的な確認を行うために、当ホテルに出向いて色々と試験等を行っていく。

 ところが、冷却水の温度が高く、復水機能が計画通りに能力を発揮できない。
 よって、仮合格とするか、あるいは出力を抑えての一部使用承認で行くかと検討していたところ、支配人が何とかするとのことで、試験を翌日に再度実施することとなった。

 翌日、驚いた!!! 冷却水の池に膨大な氷をほおりこみ、温度を下げて復水機能を復活させていた。

 お陰で、無事に性能試験を終えて合格書を手渡すことができた。

 この支配人は、当ホテルの経営が一時傾いた時に、支配人を辞められて、その後は地熱のコンサルタントみたいな仕事をされ、その後もちょくちょくと小生の職場に訪ねてこられていた。
 今では懐かしい思い出である。まだ元気にされているのか?

 ついでに、これもかっての職場での思い出であるが、八代市にN製紙会社というのがあって、スタッフが少なく、主任技術者が一人で苦労されていたので、色々と助言指導をしていた。 ここの火力発電所の検査に訪れた際、ボイラーの安全弁の取り換え時期がきている旨を主任技術者に伝えるが、なかなか予算が厳しいようである。
 よって、「検査の結果の講評は社長に直接しましょう。」ということで、社長室に出向きここで講評を行なった。「工場操業中にボイラーの安全弁が不調になって、操業停止となればその損失は多大でしょう。」との説明で、早急に対応しますとの回答をいただいた。
 この主任技術者が会社を辞められる時に、巻紙での手紙をもらった。そこには、「色々とご指導いただき、お陰で無事職責をまっとすることができた。」といったことを綿々と綴られていた。巻紙での手紙をいただいたのは初めてであった。

 のんびりと温泉に入っていると、色々なことを思い出すものである。

 部屋に戻り、皆でそろって食事会場へ。

 少なめに少なめにとっても、かなりな量になってしまうのがバイキング料理である。
 またまた最後はコーヒーで締める。

 今日は小雨模様のためと、これから九州地方は豪雨になる(福岡は外れているが)との予報なので、早めに帰宅することとした。
 チェックアウトを済ませて、シャトルバスで駐車場へ。9時にホテルを出発する。

 大分道はガスが立ち込めていて、視界が極めて悪い。女房はこのような状況を楽しんでいるようだ。

 慎重に運転しながら、帰りも山田SAに立ち寄って、11時半に自宅に帰り着いた。

 今回は、湯布院に立ち寄ったものの、メインはただ別府温泉ドライブ旅であったが、おふくろさんに喜んでもらえたのが最高によかったようだ。