〜〜〜  福岡 ・ 旅友を福岡感動旅へ案内  〜〜〜 
≪ 平成30年5月16日(水)〜18日(金) ≫


≪ 5月16日(水) ≫
 

 平成24年5月7日、この日は女房の誕生日のために、この日出発の南米旅行をプレゼントすることとした。
 日付変更線を通過するので、渡米した翌日も5月7日で、女房は「今日も誕生日だ〜〜〜!」と感動していたのを思い出す。

 この時に同行したのが埼玉在住の染谷ご夫婦である。

 JAL便のビジネスクラスを利用するので「さくらラウンジ」に入ってワインを飲んでいると、すぐそばにこの染谷さんが見えた。このご夫婦とはこれ以来、親しく付き合うこととなった運命の出会いであった!

 染谷さんはまだまだ海外旅行を楽しまれているが、「一度、福岡へもお越しください!」と誘っていたところ、今回それが実現することとなったものである。

 4月始めに、久保田の「萬寿」と「碧寿」の1升便のセットが染谷さんから送られてきた。てっきり福岡旅のお礼の先送りかな? と思ってお礼の電話を入れると、たまたま新潟物産展があっていて、この酒があったので、花見の差し入れに送ったとのことであったが、お礼は先にもらったからお気遣いなくと伝えることとした。

 11時10分羽田空港発、13時05分福岡空港着、定刻より5分早く到着した。握手をしながら久しぶりの再会を祝す。まずは空港から大宰府天満宮を目指す。

 ここは福岡観光では欠かせない観光スポットとなっている。近くの駐車場に車を止めて、参道を歩いていく。アジア系の観光客が多く、声高に話しながら歩いていくのが目立つ。
 若い女性の着物姿も多い。レンタル着物での参拝が流行っているのか?

 参拝を済ませて、奥にある「お石茶屋」を目指すも、今日は定休日であったので、手前の茶店に入る。定番の「梅が枝もち」を6個注文し、女性陣は2個をぺろりとたいらげておられた。

 天満宮を後にし、都市高速に乗って、百道ランプで降りて、「ヒルトン福岡シーホークホテル」へ。16時前にホテル着、ここで少し休んでいただいて、17時半に迎えに来る旨を伝えて一旦別れる。

 17時半にホテル発、藤崎駅前にある福岡ではリーゾナブルナな価格で新鮮な魚料理を提供することで有名な「磯貝」へ。予約していたので、2階席に上がる。小鉢から新鮮な刺身の盛り合わせが出てくる。
 酒は飲み放題となっているので、まずはビールで乾杯し、昔話に花が咲く。ビールの次に冷酒の地酒を飲む。

 染谷さんがおみやげの品々を次々に出される。女房にはバッグ他、また見事に細やかな装飾が施された「江戸切子のペアグラス」までいただいた。洞爺湖サミットでおみやげに提供されたものと同じ製作所のものとのことで、かなりな高級品のようだ。先に「久保田」をいただいていたので、お礼は不要ですと伝えていたが、更におみやげの品々をいただくことになってしまった。

 魚料理が美味しいので、酒が進む。次々に地酒の銘柄をこなしていく。
 染谷さんのご主人は、最近は缶ビールであれば1缶、日本酒であれば1合位しか飲めなくなったと話をされていたが、魚が美味しいせいか、酒がかなりなピッチで進む。 「酒が1合」とは誰の話であったのか? 飲み放題にしておいて正解であった!

 久しぶりの再会で話が尽きることはないが、21時前にお開きとし、染谷さんはバスにてホテルへ。我々夫婦もバスに乗って自宅へ帰る。


 今日は、無事に感動の再会を迎えて、充実した一日となったようだ。



≪ 5月17日(木) ≫


 8時半にホテル出発、染谷さんをお迎えして天神へ向かう。今日はこれから「オープントップバス」に乗り、福岡の街中散策である。
 チケット販売ブースに行って確認すると、街中散策コースの出発は10時、12時、14時半とあった。
 昨日、予約センターに電話をすると、14時半の出発はダイヤ改正でなくなったとのことであった。「インターネットで確認しているが、ここには14時半発が記載されているので、お客様サービスの観点からも直ちに修正すべきではないか?」と伝えたところであった。よってスケジュールを大幅に変更することとした次第であったが、ここでは14時半発もまだあるとのこと。あまりに要領を得ない対応なので、チケット販売ブースの女性に昨日の事情を説明し、予約センターに確認の上、今後の対応を適切にするように要請しておいた。

 10時前に20名ほどがバスに乗りこみ、女性ガイドさんの案内で出発する。
 天神〜中州〜博多駅〜キャナルシティ〜天神〜赤坂〜大名〜天神と回って1時間で戻ってきた。

 このバスへの乗車は我々も初めてであった。これまでなかなかチャンスがなかったが、染谷さんのお陰で乗車することができた。バスの一番前の席に4人が座って、見慣れた福岡の街並みを3m強ほどの高さから見下ろす景観も十分に楽しめた。

 天神から能古渡船場へ。フェリーに乗りこんで10分で能古島へ。更にバスにて「能古アイランドパーク」へ。13時過ぎにパークに着いた。

 春は菜の花、秋は一面のコスモスで有名であるが、いつも何かの花が楽しめるように手入れされている。今回は、ポピーやマリーゴールド、ルピナス等々がカラフルに咲き誇っていた。

 昼が過ぎた時間なので、一番奥にある「レストラン防人」へ向かう。 ここで昼食を済ませて、周辺を散策する。目の前の海に、コスタクルーズの豪華客船がゆったりと博多港を目指して航行していく。 
 このコスタクルーズは日本周辺や韓国などを周遊するクルーズで、チャンスがあれば一度は乗ってみたいと思っている客船である。

 ここでしばらくのんびりとして、また来た道を戻る。

 途中、うさぎ小屋を覗き、ブランコでたわむれてパーク入口へ。

 予定よりも早めのバスに乗って、船着き場に向かい、ここから姪浜渡船場へ戻る。
 渡船場からホテルへ。17時前にホテルへ戻ってきた。

 今日は福岡タワーの展望レストラン「ルフージュ」での夕食をセットしているので、18時50分にタワー1階に集合することとした。

 我々も一旦家に戻り、シャワーを浴びて、またバスにてホテルに向かう。

 福岡タワー1階にあるレストラン「煉瓦倶楽部」にてタワー展望券(800円)を4人分をいただく。「ルフージュ」を予約しておくと、この展望券はサービスでついてくるので有り難い。

 展望室がある5階(高さ:123m)に上がると、ちょうど夕日が綺麗な時間帯で、最高の景色が堪能できた。   
 福岡の夕日も染谷ご夫婦を歓迎してくれているようだ!

 1階降りて、4階にある「レストランルフージュ」へ入る。
 タワーの角の最高の展望場所の席をセットしてくれていた。 

 パーティコースで頼んでいたので、料理は大皿で提供されるが、ドリンク類は飲み放題となっている。
 まずはビールで乾杯する。昨日は魚料理をつまみに地酒を次々に飲み干していったが、今日はワインにする、デカンタでお願いしたら、ボトルのままで出てきた。スペインワインである。最近はこのスペインや南アフリカのニューワールドのワインが提供されることが多くなってきたようだ。

 ボトルを飲み干し、それから白ワイン、梅酒ロック、赤ワインと飲み続け、デザートが出されてやっと締めとなった。
 デザートはミニケーキが4個も盛ってあり、今日一のリッチさであった。

 タワー1階に降りて、ここで染谷さんと別れる。
 明日は早くも福岡旅の最終日になるが、染谷さんは感動してくれているのだろうか?  
 

 
≪ 5月18日(金) ≫


 8時にホテル発、今日は呼子までドライブ旅である。
 かって、出川哲朗の「充電させてもらえませんか?」の番組で、呼子から光の道(宮地嶽神社)に向かうバイク旅があった。今回はそれをたどる旅とした。 
 染谷さんには、この番組のDVDをお送りし、前もってこのルートを確認してもらっている。

 都市高速から西九州道へ、ホテルから45分で唐津にある「おさかな村」に着いた。ここで小休止する。
 相変わらず、子アジがトロ箱1箱で1000円とか、中型の真鯛が一匹800円とか格安の魚が並べられている。
 「けえらん饅頭」をお土産用に2パック買い、別途4個を買って早速車の中で食べる。この「けえらん饅頭」は秀吉が名護屋城に滞在している時に献上され、この時、秀吉が「戦に勝つまで帰らん」と言ったことがこの饅頭の名前になったとの言い伝えがある。

 9時過ぎに出発、途中、少々雨がぱらついていたが、染谷ご夫婦を歓迎するように、10時前に波止岬に着いたころにはすっかりと上がって、いい天気になっていた。 
 駐車場に車を止めて、海岸を散策する。初夏の海の様相であるが、風があって気持ちがいい。
 ここが出川哲朗の「充電させてもらえませんか?」のバイク旅の出発点である。

 ここから呼子に向かう。10時半に呼子に着いた。定番の朝市をぶらぶらし、活イカ料理で有名な「河太郎本店」で食事をする予定であったが、開店が11時40分とのことで、時間がもったいないので、すぐ近くにある「イカ本家」に変更した。ここは10時から開店している。

 いつもの「イカ刺し定食コース」を注文する。特大の剣崎イカ刺しが出てきた。イカ刺しの残りは天ぷらへ。
 満足の食事となった。

 11時40分呼子を出発、これから福岡に戻り出川ルートである芥屋を目指す。
 唐津・虹の松原を経由し、快適に海沿いの202号線を走る。13時30分、予定の時間に二見ヶ浦に着いた。出川番組で紹介された長いブランコを探すも見当たらなかったので、そのまま素通りし、これから空港に向かうこととした。

 空港までは混雑もなく順調な走りで、14時半に着いた。ここでお土産等を購入し、手荷物を預けて、後は出発ロビーでのんびりしてもらうことにし、ここで別れる。
 染谷ご主人は涙もろい方で、南米旅での羽田空港での別れでも涙ぐまれていたが、今日もまた涙ぐまれていた。

 染谷さんと別れて、都市高速を走って自宅へ戻る。
 懐かしい旅友との楽しい3日間であったが、果たして染谷さんにとっては、小生が思うような感動の福岡旅になったのだろうかとふと思う。

 なお、また機会があれば、共に日光あたりで合流して、温泉に入り、ゆっくりと懇親を深めるのもいいかなとの話になった。楽しみは先にとっておくこととしよう。
 そのためにも、お互いに健康につとめることとしようと言い合って別れた!!!